図形×数の融合:Willbe式「見える算数」入門


――図形が得意な子は、

算数の“筋肉”を早く身につける――


Willbeに通ってくれている低学年の子どもたちを見ていると、

算数が伸びる子には共通点があります。

それは、

図形が得意であること。

そしてもう一つ,

図形と数を“同じもの”としてとらえられること。

です。


計算ドリルと九九の暗記だけが算数ではありません。


今日は、Willbeが大切にしている

「図形×数の融合」=“見える算数” の考え方を、

できる限りやさしく、

そして家庭でも実践できる形でお話しします。


目次

■ 低学年の算数はなぜ図形で差がつくのか|“見える力”の重要性




低学年で最初に差がつくのは、計算力ではありません。

「考えをイメージできる力」=数の世界を“見える化”できる力。

この力が強い子は、

・文章題
・時計
・長さ
・図形
・単位
・大きな数の理解

など、3年生以降の壁をスルッと越えていきます。

そしてこの「見える力」を最速で育てる方法が、

図形遊び × 数の融合 なのです。


■ Willbeの図形指導:積み木・パズルは“算数の筋トレ”

Willbeでは、低学年向けの図形活動をたくさん取り入れています。

① 積み木:空間が“数のライン”として見えるようになる

算数の基礎語彙を体で理解する積み木


積み木を積む・並べる。
ただそれだけで、子どもは

・縦
・横
・段
・高さ
・等間隔
・対応関係

など、算数の基礎語彙を体で理解します。

「3段の上に2つ載っているから全部で5個」

こうした“構造の理解”が自然と育ちます。


② パターンブロック:図形の“数の規則”に触れる

パターンブロックで図形の構造を理解する練習


三角形6枚で六角形になる。

台形2つで大きな台形ができる。

これらは単なるパズルではなく、

図形を「数のまとまり」として扱うトレーニング。

高学年以降の図形証明の前段階にもなります。


③ 図形パズル:分解 → 合成 のダブル回路

積み木で数をイメージ化する低学年の算数学習


図形を分ける
図形をつくる
余白を探す
最小単位に分解する

これらは、図形が苦手な子が一番つまずく部分です。

早い段階でこの回路が育つと、

中学受験レベルの図形もラクに入れます(本当に違います)。


■ 家庭でできる図形×算数ワーク|毎日3分でできる実践例3つ

「塾ではできても、家ではどうしたら…?」

そう思われた保護者の方へ、

今日からできるシンプルなワーク を3つ紹介します。


“見える数”の積み木ワーク(3分)


積み木を3つ置く
→ その横に「3」と書く
積み木を1つ足す
→ 数字も1つ足す

これだけ。

小1でも「数=量=並び」が一体化します。
抽象的な数字が急に“生き物”になります。


“この形、何枚でできてる?”パターンブロッククイズ(5分)



六角形を作って見せて、聞いてみる。

「三角形だったら何枚でできるかな?」

子どもが考えたら、実物で一緒に検証。

“数と形の対応”を実感できます。


文章題を図にする習慣(1問だけでOK)


例)「りんごが3つありました。2つ買いました。」
→●●● + ●● = ?

絵で描く
線で描く
ブロックで置く

どれでも良いです。

とにかく 「数を図形化」 する習慣が算数のセンスを育てます。


■ Willbe式“見える算数”の本質



低学年の算数は、

計算力よりもずっと大事なものがあります。

それは、

数を、図形的にとらえる力。
図形を、数量として考える力。

この2つが融合すると、

算数が「式の勉強」ではなく、

“世界を見るレンズ” に変わります。

(式の勉強も大切ですよ♪)

(見えないモノを式にするのが難しく暗記している子が多すぎます。)

子どもたちの理解が深まる瞬間、

目の奥がスッと澄んだような表情になります。

あれが、Willbeで大切にしたい学びそのものです。


■ 最後に

パズルと積み木を使って遊んでいるだけでは賢くならない


ただパズルと積み木を使って遊んでいるだけでは賢くなりません。

(なることもある。)

大切なのは会話です。

誰かと会話しながらワチャワチャやるから賢くなります。

計算ドリルも図形の理解も両方大切です。

図形は“遊びの延長”でできる勉強です。

家庭での積み木3分、パズル5分でも十分効果があります。

低学年こそ、

・図形
・数
・ことば

この3つの回路を育てる最高のタイミングです。


Willbeでは、こうした“見える算数”をベースに

子どもたちの理解の土台を積み上げています。

「計算が苦手」
「図形が弱い」
「文章題が嫌い」

そう感じている保護者の方こそ、

図形×数のアプローチを取り入れると、お子さんの算数が変わり始めます。





低学年から“図形×数”を身につけたい方へ

Willbeでは、年長/小1〜小3のための「図形・思考力強化プログラム」を行っています。

まずは小学生コースページをご覧ください。

👉 小学生コース(年長/1〜3年)はこちら

https://ako-juku.com/elementary/



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この記事を書いた人

光庵 良仁のアバター 光庵 良仁 赤穂市の進学個別指導塾Willbe塾長

●1983年6月17日生
●赤穂市出身
●赤穂高校卒
●立命館アジア太平洋大学卒

2019年3月兵庫県赤穂市に「個別指導塾Willbe」を開校。Willbe理念は「赤穂市に最高の大学受験環境を」。

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