赤穂市の個別指導塾Willbeの光庵です。
個別指導塾Willbeはなぜ幼児から指導しているのか?
それは単に学力は机に座る前に決着していると思うからです。算数の話をすることが多いのですが、今回は国語のお話です。
灘中学の入試問題
先日、灘中学の国語の入試問題を見ていました。知識問題と言われる問題が難しくて仕方ありませんでした。「漢字しりとり」も難しくて仕方ありませんでした。
あまりにもびっくりして中学受験の専門家に「これは対策でなんとかなるものなのか?」と聞きました。答えはNoでした。灘中学を受けるぐらいのお子様たちですから、猛勉強につぐ猛勉強と漢字ドリルであの入試を突破しているのは間違いはないのです。しかし、「語彙力ドリル」「漢字ドリル」では限界があるそうです。
灘中学の話なので別世界の話なのかもしれませんが、それでも、国語が出来るお子様と苦手なお子様には努力で埋めきれないモノがあるようです。
それは世の中のことを知っている教養の違いなんだそうです。
圧倒的な読書量と体験によって身につけた語彙力は語彙力ドリルと漢字ドリルを凌駕するようです。
無駄な知識が役に立つ
同じ文章を読んでわかる子と分からない子。
日本語の語彙力は万単位の差が生まれてしまいます。
私はすくなくとも「1万語掲載されているドリル」を見たことはありません。
それはもう「問題集を開く前に勝負は決まっている」ということです。
授業中であれば、立ち止まって説明することもできなくはないですが、テストのときにはそうはいきません。何の話なのか、場面がどうなのか、思い浮かべられない子は、モヤモヤしたままで立ち向かわなければなりません。
語彙力がないと言われて語彙力ドリルに取り組んでいく他ありません。気合と根性ですね。
読解をするには、「既に知っているよね」と思わていることを確実に知っていることが重要です。そしてそれは、問題集を解くことで身につくことではなく、普段の生活の体験などを通して知ることなのです。
私は保護者様や生徒達に「大学とは、英数国という言葉を使って理科と社会を学ぶところだ」と伝えます。理科と社会に興味がなければ大学という場所は面白くないのかもしれません。マニアック理科/マニアック社会です。
小学生の間は、理科と社会で無駄な知識をつけて欲しいなと改めて思いました。
解答方法のテクニック
もちろん、受験国語には解答のルールが存在します。
だから、センスだけでは点数を取りきれるものではありません。算数用語同様に国語の解法用語みたいなものを教える必要はあります。
しかし、それはそもそも語彙力があり、そもそも「モノを知っているから定着する」ものだと思います。
中学生の語彙力の無さと中学生の漢字の意味を知らなさすぎる現状に、いてもたってもいられなくなり、Willbeでは漢字検定を実施することに致しました。
外部生も受験できますので、よろしければ是非、挑戦してくださいませ。