先生の話を聞けない子は、算数の文章題も解けない。成績を左右する『聴覚認知』の鍛え方

  • うちの子、計算は得意なのに、
    文章題になると急に解けなくなる
  • 学校の先生から
    『話を聞いていない』と注意されることが多い


そんなお悩みはありませんか?

これらの原因は

「やる気」や「集中力」の問題ではなく、

聴覚認知(耳で聞いた情報を処理する力)

にあるかもしれません。

算数の成績を左右するのは、

計算力だけではありません。

実は「耳」の力が、

学力の伸びを大きく左右するのです。


目次

なぜ「耳」の力が弱いと算数でつまずくのか?

算数の文章題を解くとき、

子供の脳内では

非常に高度な処理が行われています。

  1. 耳で言葉を聴く
    (または目で文字を追う)
  2. 聴いた言葉を一時的に脳に保存する
    (ワーキングメモリ)
  3. 保存した情報を整理し、数式に変換する

ワーキングメモリとは、

脳の中にある『一時的なメモ帳』のようなものです。

このメモ帳が小さいと、

問題の最初の方を忘れてしまい、

立式ができなくなります。


「先生の話を聞けない」子は、

この2番目の「脳内への一時保存」でつまずいています。



耳から入った情報が

バラバラの砂のようにこぼれ落ちてしまうため、

最後まで聞き終わる頃には、

最初の方の条件(「A君はリンゴを3個持っていました」など)

を忘れてしまうのです。


これでは、どれだけ計算練習をしても文章題は解けるようになりません。


「聴く力」は「論理力(助詞)」そのもの

論理学の視点から見ると、

言葉のつながりを捉える力は、

音のつながりを捉える力と非常に似ています。

「リンゴ3個」なのか「リンゴ3個」なのか。

このたった一文字の違いを

聴き分ける「耳の解像度」が低いと、

文章の構造を正しく理解できません。



算数の土台となる「論理の耳」の正体については、

こちらの記事で詳しく解説しています。

弊塾のりこ先生は、

ピアノ講師としての経験からも同じようなことを確信しています。

低学年担当のりこ先生

音楽のリズムやメロディの「まとまり」を捉えるのが上手な子は、
算数の文章題の「構造」を捉えるのも非常にスムーズです。

音の流れを構造として捉える力は、

論理の構造を捉える力と直結しているからです。



のり子先生も

違った角度からブログを書いておりますので、

是非、お読みください。


家庭でできる「聴覚認知」の鍛え方

聴覚認知(耳の力)は、

日々のちょっとした遊びで鍛えることができます。

「逆唱」トレーニング

親が言った数字を、逆から言わせる遊びです。

(親:「1-4-7」→子:「7-4-1」)

これは、耳で聞いた情報を頭の中に留め、操作する「ワーキングメモリ」の最強の訓練になります。

「復唱」チェック

親が言った短い文章を、一文字も間違えずに繰り返させてみてください。

特に「て・に・を・は(助詞)」を正確に再現できるか。これが「論理の耳」を育てる近道です。

音楽やリズム遊び

音楽は「次にどんな音が来るか」を予測しながら聴く作業です。

この「予測して聴く」習慣が、授業中の集中力や、文章題の展開を読み解く力に繋がります。


結論:算数は「身体」で解いている

算数は、

机の上のドリルだけで完結するものではありません。


  • 「目」で形を捉え(点描写)
  • 「指」を使い
  • 「耳」で言葉のつながりを聴き取る。


こうした身体能力の土台があって初めて、

高度な思考が可能になります。


算数の土台となる「論理の耳」の正体については、こちらの記事で詳しく解説しています。

【国語の論理】「てにをは」を正確に捉える力が、算数の文章題を解くカギになる


進学個別指導塾Willbe幼児算数クラスでは、

計算の手順を教える前に、

こうした「学びのOS」を整える指導を

大切にしています。


「うちの子、ちょっと聞き取りが怪しいかも?」

と思われたら、

それは算数を伸ばす絶好のチャンスです。

ぜひ一度、

お子様の「耳の力」に注目してみてください。







あわせてのり子先生の記事も

是非♪

お読みくださいませっ

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この記事を書いた人

光庵 良仁のアバター 光庵 良仁 赤穂市の進学個別指導塾Willbe塾長

●1983年6月17日生
●赤穂市出身
●赤穂高校卒
●立命館アジア太平洋大学卒

2019年3月兵庫県赤穂市に「個別指導塾Willbe」を開校。Willbe理念は「赤穂市に最高の大学受験環境を」。

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