先日の、のり子先生が書いてくれた記事、読んでいただけましたか?
合わせて読んでいただけるととても嬉しいです。

「わからない、と言われた時に、何がわからないのかをまず言葉にしてもらうことがスタート」という話です。
算数の授業なのに、絵本を読んでいる謎について少しお話ししておきます。
何も算数に限った話ではないのです。
算数の時だけ
「なんで」
「どうしてそう思ったの?」
だなんて小さい子に聞いていたらそれこそ拷問です笑
音読は「脳への負荷」である
「うちの子、本は読んでるみたいなんですが、中身を理解してるか怪しくて…」
そういうお話をよく聞きます。
そんな時は、迷わず音読です。
黙読は、実は高度な技術です。
目が滑っていても「読んだ気」になれてしまう。
一方で音読は、
- 目で文字を追う
- 口を動かして発音する
- 自分の声を耳で聞く
という、脳のマルチタスクです。
以前書いた「下敷き」や「鉛筆の硬さ」の話と同じで、適度な負荷が脳にかかる。
のり子先生が「助詞一文字の違いに気づけた」という話も、自分の声を耳で聞いていたからです。
黙読では気づけなかったかもしれません。
読む、というのは目だけの作業ではないのです。
なぜ読書感想文は嫌われるのか
夏休みの宿題で、子どもたちが最も嫌う宿題のひとつが読書感想文ではないでしょうか。
なぜ嫌いかというと、「感想を書け」と言われるからだと思っています。
「どう思った?」と聞かれても、
子どもの頭の中にある言葉は「楽しかった」「すごかった」くらいしかありません。
そこで詰まって、原稿用紙を前に固まってしまう。
「感想を書かせようとする」からしんどいのです。
感想文を「解剖図」にする
ではどうするか。
感想文を「解剖図」にしてしまえばいいのです。
型があります。
最初から原稿用紙に向かわせるのは、設計図なしで家を建てるようなものです。
心が動いた瞬間に、印をつける。
読みながら、心が動いたところに付箋を貼るだけです。「なんとなくここ!」で構いません。その「なんとなく」が、一番大事な素材になります。
「なんで?」を、そっと聞く。
付箋を貼った場所を見ながら、お子様にこう聞いてみてください。
「この時、主人公は何て言いたかったと思う?」
子どもが答えた言葉を、親御さんがメモしてあげてください。それがそのまま、感想文の材料になります。
三つの要素を、ただ並べる。
この三つを繋げるだけで、立派な文章になります。
のり子先生流に言えば、「わかった、で終わらずもう一回」です笑。
「楽しかった」の一言で終わらせず、
「どこが?」「どんなふうに?」とちょっとだけしつこく深掘りしてあげてください。
「言葉にする」ことの本当の意味
算数の文章題で「何がわからないか」を説明できる子。
友達とのトラブルで「自分はこう思って悲しかった」と伝えられる子。
これって、頭の良さとか語彙の多さとか、そういう話ではないと思っています。
自分の頭の中にあるモヤモヤを、言葉という形にして外に取り出す練習を、どれだけやってきたかの差です。
読書感想文は、そのための「言葉の筋トレ」です。
絵本を読み聞かせながら「これどう思う?」と聞いてあげるだけでも、その練習になります。
答えが合っているかどうかより、言葉にしようとする過程に価値があるのです。
ですから、
読書感想文のようなもので完璧を求めてはいけません。
算数の授業で絵本を読んでいた理由
実践編:たくさん話してから文章にする

算数を教えようとして
算数めいた絵本を読んでもらったわけではありません。
算数の問題に
絵を見て
自分で文章題を作りましょう。
ただし、たし算で
といった問題があったのです。
かなり困っていました。
だから絵本を見てもらって
一番気に入ったページを教えてもらって
思ったことを話してみて~
と伝えたのです。
もちろんたどたどしいです。
でも、
ある程度何を言っているのかは分かりました。
次に、作文用紙を渡して
さっき話してくれたことをそのまま書くように伝えました。
そうするとなぜか70文字ぐらいの文章にしてくれました。

何ページか繰り返した後、
算数の作問に戻りました。
絵を見せて
どういう絵?
ってききました。
その後、1分で文章を書き終えた!
という話です。
突っ込みどころが満載の作文ですがw

もちろん、
突っ込みどころ満載の作文です。
この子は、破裂音や無声音が苦手です。
だから、ふだんから「ん」「っ」といった音だけ、
発音を誤魔化して小さな声で話します。
だから、
文字にした時も脳内と文字が一致しないし、
字を見ればまだまだ不器用だからマルチタスクは苦手です。
多くは求めません笑
最後に言いたい5感の大切さ
デジタルはアナログを超えない
スマホやタブレットは、受け身のままでも面白い動画が次々流れてきます。
でも、真っ白な紙に自分の言葉を乗せていく作業には、代えがたい「手応え」があります。
手を動かして、声に出して、言葉にする。
それは、鉛筆を握って字を書くことと同じくらい、身体を使ったアナログ体験だと私は思っています。
「うちの子、文章が苦手で…」「何を考えているのか聞き出せない…」
そんなお悩みがあれば、公式LINEからお気軽にご相談ください。

発音の苦手さと「脳内文字」の不一致について
勉強にはいろんな要素があります。
だから、
音を発するお子様が勉強が苦手だと断言することは絶対にできません。
他の能力でカバーしている内に、改善されることも多いからです。
ただ、
こういうものは言語聴覚士?さんだとかの専門分野の、、、はず。
舌の動きやそういったトレーニングを私が出来るわけではありません。
ましてや
週に1回100分程度、私と話しても何かが変わるわけではありません。
その辺は、
ご家庭の協力、
地域社会の協力、
が必要な分野です。
とりあえず、、、
どなたかそういう分野に詳しい方、
ご存じありません??
塾という枠組みを超えているので、あまり深入りしたくはないのですが、興味は持ってしまうのです。
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