耳を良くすれば頭がよくなる｜幼児期にこそ鍛えたい“聴く力”の育て方

幼児期に「聴く力」を育てることは、100マス計算やドリルより大切な学習の土台です。スマホ・動画に依存せず、耳と目を集中させる習慣の作り方を紹介します。


赤穂市の進学個別指導塾Willbeの光庵です。


いつもブログを読んで下さってありがとうございます。

100マス計算やドリルより大切なこと

集中力は幼児期に育つ

共働きが当たり前になり、なかなかお子様との時間がとれない状況が加速していく中、このようなことを申し上げるのは心苦しいことは承知で話してまいります。



いわゆる勉強が苦手なお子様は、たいてい注意散漫で物事に集中できません。自然に聞こえてくる音と努力して聞き取ろうとする音の区別が弱いのです。



しかし、生まれたばかりの子はかなり集中力があります。必要なことと必要でないことを区別して大切なものにだけ集中するようです。


「ようです」と申し上げるのは、私の経験ではなく「モンテッソーリ×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方」といった書籍に多く書かれているため事実に近いのだろうと思っています。


漠然とおとぎ話や絵本を読み聞かせたりするのではなく「よく聞きなさい」「よく観なさい」と注意することが子どもの能力を高めていくことは間違いないように思います。

「よく聞く」「よく観る」力が勉強の土台

読み聞かせは大事です。ただ、なんとなく読み聞かせをするだけではなく、**「よく聞きなさい」「よく観なさい」**と促すこと。これは子どもの集中力と理解力を大きく高める行為です。

スマホを見る時間は短くし、耳と目を集中させる訓練を幼児期に行うこと。

これをやっていないと、勉強中も常に気が散り続けます。

学校や塾では「聞く訓練」を体系的に行いません。

だからこそ、家庭での環境づくりが決定的に重要です。

幼児期に出来る聴くトレーニング

幼児期にこうしたことを意識して親や周囲の大人が行えば、大事なことに耳を傾け、聞き流すというようなことがなくなり、おそらくは一生の間に相当な知能の差となってあらわれます。


ただ、塾にいって勉強するだけで頭がよくなるわけではない。

まずは大人が聴く。

聴く姿勢を育てるためには、お子様の話や取り組む姿勢に対して、大人のの意見・評価・解釈・アドバイスしたい気持ちなどを、


まずは、まずは、意図的に脇に置き、まずは「相手を理解しようとすること」を最優先するコミュニケーションの姿勢は、忘れてはいけない気は致します。

頭が良い子の共通点は「よく聞く」こと

本当に心苦しいのだが、頭が良い子は、本当によく聞いている。本当によく笑い、本当に大人と対等に会話をしている。


ただ塾や学校にいって頭がよくなるわけではない。


もっと早い段階で、耳と目を集中させる訓練をすることが有効です。

耳と目の訓練が未来をつくる

スマホや動画よりも「人の声」と「会話」

１つ。
話をキチンと聞いて理解できるか。

１つ。
ものを見る時、１つのものをキチンと視て頭にいれているだろうか。


この２つが幼児と低学年のポイントです。


やっぱりドリルや問題集は後でも構いません。





本当に不思議なことです。


幼児の頃は、みんなよく聞こうとしている。


中学生になると、聞けている事聞けていない子の差が歴然としている。大人になれば「覚える」という能力はなくなってしまうと思えるほどに。

AIと機械にはできない人間の育て方

本当に不思議なことです。


いつだったか、有名なボイストレーナーが「デジタル音声と生の音声を聞く時では、使用する筋肉が微妙に異なる」とおっしゃっていた。だから、デジタルに慣れ親しんだ子たちの発する音声を強制するためには、「筋肉の使い方から矯正しなければならない」とおっしゃっているのを聞いた。






AIや機械が人間とまったく同じ能力を有する時代ではありません。


10年後は分かりません。まだAIや機械が人間を訓練するということは出来ません。



10年後は分かりません。でも、令和7年に生まれ、令和7年に幼児として育とうとしているお子様には、人間と森が必要です。



どうか大切な時間だからこそ、

YouTubeや動画に頼らず、耳と目と訓練する環境を作ってあげて欲しいと願います。





「自然に聞こえてくる音」と「努力して聞き取ろうとする音」の区別がはっきりしていない

「自然に聞こえる音」と「努力して聞く音」の差が知能を決める

この区別が弱い子は、どうしても集中が続きません。

逆に、この差が分かるようになると、理解力・語彙力・学習効率は、驚くほど伸びます。

正直、聞く力と話す力が育てば、偏差値など二の次です。

最後に　能力は習慣で育てられる

能力は「遺伝」なのか「習慣」なのか。


おそらくこの論争に結論は出ません。


習慣とは大人が想像するルーティンによる訓練とは少し違います。自然と出来てしまうことです。習慣化するのは大変です。大人が意識して習慣化することが大事なように思います。


ビッグデータの時代といえど、人間が育つすべての環境条件を、同一に全て同じに揃える研究/調査など出来るわけがありません。そもそも双子ですら似ているとはいえ、まったく違う生き物です。


確かに、遺伝や何かが関係するとは私も思います。


ただ、絶対に答えがないものを信じるよりは、目の前の変化を大事にしてお子様を見守っていきたいと思います。