幼児や小学1年生を6年ほど教えてきて、
私は確信を持って言えます。
指を使って計算をしているのを見かけたら、
今すぐ、その練習を一旦止めてあげてください。
(学校の課題なら仕方ありません)
これは、
塾への入会を促すためのポジショントークではありません。
子供たちの将来を思っての、
教育現場からの心からの忠告です。
本当に、危ないのです。
指で計算している子はヤバいのです。
なぜ「指計算」をさせてはいけないのか

ドリルやプリントをやる前に
指を使って計算しているということは、
言い換えれば
「まだ紙で計算させる段階に達していない」
ということです。
算数には、
絶対に守るべき「成長の段階」があります。
ここを無視して、
無理やりドリルを進めたり計算をさせたりすると、
どうなるか。
子供の脳は「数」を「量(カタマリ)」として捉えることをやめ、
ただの「数え上げ(1, 2, 3…と数える作業)」に逃げてしまいます。
この癖がつくと、
のちの
- 10の合成分解
- 繰り上がり・繰り下がり
- 大きな数
- 計算の工夫
で、
必ずと言っていいほど大きな壁にぶつかります。
このことについては、サクランボ算についてのブログでも詳しく触れています。
ご興味あればこちらをお読みください。

「まだ早い」という勇気
指を使わなければ解けないのは、
本人の努力不足ではなく、
単純に
「概念の土台」がまだできていないだけ
です。
これは指先の器用さ(巧緻性)も大きく関係しています。
実は、鉛筆を握って数字を書くという高度な作業と、頭の中で数を操作する作業を同時に行うのは、低学年のお子様にとって非常に負荷が高いのです。
- 周りの子が計算をしているから
- 早く進ませたいから
と、
無理にステップを飛ばしてはいけません。
ここで無理をさせることが、
算数嫌い、そして将来の「算数・数学への苦手意識」を生む最大の原因になります。
嫌いなだけならよいです。
本当に算数が理解できない子になります。
算数の土台を作る「正しいステップ」とは
では、指を使わずにどうすればいいのか。
答えは、
「具体的な体験(アナログ)」に戻ることです。
- 指ではなく、おはじきや積み木を使う
「量」が目に見える形で数を操作する。 - 「5のカタマリ」を意識する
指は5本ずつですが、
それを「数える」のではなく
「塊」として捉える練習をする。 - 書く前に、言葉で表現する
鉛筆を持たず
まずは「いくつといくつで10になる?」
という会話を繰り返す。
例えば、こういう感覚
最後に:急がば回れ
正しいステップを踏めば、
指を使わなくても自然に答えが出る瞬間が必ずやってきます。
その瞬間まで待ってあげることが、
お子様にとっての「一生モノの算数力」に繋がります。
焦らなくて大丈夫です。
でも、
指計算の癖だけは、
定着する前に見直してあげてください。
うちの子、
もしかしてステップを飛ばしているかも?
と不安に思われたら、いつでもご相談ください。
赤穂市の個別指導塾Willbeでは、
一人ひとりの「現在の段階」を見極め、
土台から丁寧に積み上げていく指導を大切にしています。
実際に指計算を卒業して、算数が得意になったA君の事例

最初は指を使っていたA君が、
Willbeのヌマーカステンや図形積み木など教具を使って1年~2年月後には算数が出来るようになりました。
学校の計算ドリルには取り組んでいたようですが、塾では一切やりませんでした。
小学1年1月の模試
小学1年生1月の段階で、入塾後12か月が経過していました。
その間、ず~~~~っと具体物を使って遊び続けました。

2年生8月のAくん
1年生の秋頃から、
問題集を使うようになりました。

量概念の指導 のり子先生

