こんにちは
赤穂西中学校から走って5分。個別指導塾Willbe光庵です。
さて、今日は令和3年度兵庫県公立高等学校入学者選抜出願状況(兵庫県教育委員会HP)についてです。いろいろ考えることはあります。久しぶりに太子高校の倍率が高くなった、相生産業高校の倍率交互説、専門科人気の加速、赤穂から姫路を志す生徒の増加などなど、、、。
ただ、入試まで1週間程度の現中3受験生は倍率を気にしても仕方がないことですので、中2にむけてのお話でございます。
中2達に向けて話していること
この時期になると中2に向けて入試の話を始めます。
まだ、志望校を決め切れていないことは知っていますが、それでもあえて聞きます。「どの高校に行きたい??」中学生達は2週間毎に違う高校を教えてくれます。それで良いのです。リアリティがないのです。目標と現実のギャップ、その目標を口にすることにどれだけの努力の責任があるか、どんな高校生活を送りたいのか・高校卒業後どうなりたいのか、そもそも入試制度、など分らない事考えたことがないことが多すぎるのです。
だからこそ聞くのです。
中学受験を経験していない子達にとって始めて「自分は何者なのか」と考える初めての経験です。受験というものに価値があるとするならば、「過去を振り返り、未来を想像すること」なのです。
受験生の親御さんからすれば、我が子が真剣に将来を考えていない様子を目の当たりにする1年間の始ります。だから聞きます。苦しくても聞きます。
私の学力では。。。私の偏差値では。。。
私が中2達に伝えることは3つ。
➀学力だとか偏差値だとか意味の分らない抽象的な表現で自分と将来を語らない。
➁普通科を志すなら合格不合格ではなく上位を狙え。
➂結局自分で考え、選び、決断するしかない。
学力だとか偏差値だとか意味の分らない抽象的な表現で自分と将来を語らない。
偏差値/倍率では高校を語ることは出来ません。
もう各中学校の2年生の教室には今年の倍率が張り出されている。
あくまで目安です。
この思考は大学受験にとっても重要な事です。
偏差値で物事を判断するには、つねに「誰が受けているどんな模試/テストですか?」ということがつきまとう。世の中には様々な偏差値が存在する。「今偏差値〇〇なんですが、〇〇高校・〇〇大学行けますか?」目安にはなるが、偏差値では何も語れない。
受験を合理的に考えるのであれば、合格最低点を上回ることだけを考えるしかないのだ。それが受験における唯一絶対的な指標です。
高校受験において内申点の存在は大きい。内申点を当日のテストで逆転するのは至難の業だ。中3になってから定期テストは「復習」の割合が極端に増える。故に定期テストの成績を大幅に上げるのは相当な努力が必要である。つまり、中3から内申点は大幅に上げる生徒は極一部。
私に志望校を聞かれて「私の学力で行けるところ」と答え続ける生徒がいる。自分に自信がないのがよく分る。
だから、本当のことを伝える。
赤穂高校、上郡高校、相生産業高校、太子高校までは余裕で受かる。相産の商業なら少し不安。
これは事実。
何故なら真面目な彼女は内申点が良い。
過去2年間愚直に努力をした結果である。
確かに、龍野高校を志すには学力は足りない。
努力でなんとかなる領域ではないように想う。
でもアナタは選べる。
アナタが行きたいと言えば、当日のテストで何点とれば良いのかを即答してあげる。
そしてそのために何をすれば良いか具体的に伝える。
だから自信を持て。
普通科なのか、専門科なのか、総合学科なのかはアナタがどんな高校生活を送りたいかだけだ。だからアナタが選べ。リア充を求めて太子を目指すモノ良いだろう。高卒で大手企業を目指す価値観を重視するならそれも選べる。
普通科を志すなら合格不合格ではなく上位を狙え。
大学を志すのであれば、どの高校であろうと上位を目指して欲しい。赤穂高校・上郡高校ならばなおさら上位10%以内に入り、評定平均4.0を目指して欲しい。
大学の価値が揺らぐ社会において、少しでも環境の良い大学を選ぶことは大事である。
結局自分で選ぶしかない。
どんな高校生活を送りたいのか?
リア充を求めるのか?大学受験への志が高い高校生に囲まれて生活をしたいのか?中学の延長戦でしかない普通科を選ぶのか?
どんな人生を選びたいのか?高校卒業後どうなりたいのか?
赤穂で就職し、赤穂で過ごすのか?
大学受験という全国大会を勝ち抜き、何者かになりに行くのか?
確かに、人生の重要な決断には勇気もいる。決断に公開する時もある。だが、それを選んだのは自分であると言えることが大事なのだと思う。悩む。それが普通。だが、目標に対してギャップがあるなら知るのは早いほうが良い。覚悟の問題である。
誰もが自由に生きていきたいと思う。だが、自由ほど不自由なことはない。自由って、、、宇宙空間ってことだからね笑。
さ。
真夜中に文章を書くと危険ですね。
それでは今日はこの辺で!!
中2の受験がそろそろ始る。