「教養は幸運なときには飾りとなるが,不運の中にあっては命綱となる」
by アリストテレス
将来の夢。
今知っている「知らない小さな小さな世界」から選ばざるを得ない。
世界を知れば知るほど、夢が変わって当たり前。
だから、今やりたいことが、10年後のやりたいことと同じであることは多くない。
広い世界をどんどん知って欲しい。
赤穂が狭いんだと言いたいんじゃない。
赤穂も広いと感じるためにも。
いろんなことに触れて欲しい。
いろんなことを触れるには、中学生/高校生は忙しすぎる。
「将来の夢」という言い方は適切ではなく「社会とどう関わるのかを決める」
関わり方を決めれば「職業」は大事でもない気がする。
もちろん、職業が将来の夢であってもよい。
↓↓そんな想いのWillbe図書館↓↓
↑↑Willbe図書館↑↑
映画で学ぶ知の技法
映画を見ることも、様々な文化や人を知るきっかけとなる。
「映画で学ぶ知の技法」は、映画を楽しむだけではなく、その文化的背景や人間分析を行う授業です。
勉強する意味だとか、
頑張る価値だとか、
そんなものは大人のお説教で得るものではなく、自ら感じに行くもの。
この世の中の全てが先生となる。
今回の先生が映画というだけ。
興味関心??
自分に何が向いてる、自分の興味って何?
狭い世界の中で考えるなんて不毛。
確かに、知れば知るほど迷うけれど、知れば知るほど自分の中の1本の線が見えてくる。
それは勉強だけでは見えない世界(だと思ってる。)
そんなわけで、
「映画で学ぶ知の技法」
夏に引き続き2022冬も開催決定。
眠たければ寝れば良い。
対象は、弊塾塾生および保護者様。
進学個別指導塾Willbeが赤穂の皆様にお届けする「映画で学ぶ知の技法」
まずは感じにおいでよ!
先生とは何か?
身の回りのすべてのモノが先生です。
先生はそこに存在しているわけではありません。
あなたが「モヤモヤ」としている時に先生が存在するのです。
あなたがモヤモヤとしたものを言葉にしようとして、はじめて先生が存在します。
心の中に「もやもや」ってしたものを感じて帰ってほしいんですよね。
もやもやっとしたものを解放してあげるのが(正しいものを教えるということではなく)大人の役目なんだろうと思うのですが、、、、
オモロイと思う子にはとことん「もやもや」っとしたものを感じてほしいんです。
勉強に価値があるとするならば「もやもや」っとしたものを言葉にしたりすることなんだと思ってます。
確かに、所謂「勉強」でもそういうものは感じることが出来るのですが、、、、勉強をはじめて「あ。。。なんか勉強っておもろい」って思ったときに「もやもや」を感じることが出来れば最高じゃないですか???
「もやもや」を持たずに勉強しても良いのですが、やはり小中のころに「もやもや」を持ってますと「大学」の価値が倍増すると思うのです。
大学へ行き「もやもや」に出会っても良いのですが、、、
文系不要論なんてあったりしますが、文系も理系も元来「教養」などというものは無駄なものであります。
確かに「理系の技術」の「使い方」「価値づけ」「目的」を文系が行う。
技術の革新が不幸を招く、だから、文系が「哲学」するなんて言い方もできちゃいますが、、、
そういうものは、何か「もやっ」としたときに爆発してくるんですよね。
だから、、、子どもたちには、、、、いまは「え~から学べ!!」とか言えちゃいますし、「だったらオモロイ授業しろ」なんて反論も聞こえてきそう。
知は強制されるものではない。
だから強制はしない。
テスト勉強はちょっと強制します笑。
講師は私ではありませんが笑
模範解答があるわけではありません。
あなたの心を解放した感想文を書いてくれればそれでよいと思います。本当に素直に感じたことを書いてください。
その感想から授業内容がきまります。
もやもやっとしたもの、あるいは素直な感想から、「こういう見方もあるよ」って提案してみます。
「正しい答え」を提示したいのではありません。
「映画はこういう風に見なければならない」なんてことを言いたいのではありません。
映画の解像度をあげるというか、ストーリーを追いかける以上の面白さとか、あなた達の思考を一歩先に進めてみたいと思うのです。
(授業するのは私ではありません笑)
2022 冬概要
1週間前までに映画のタイトルをお伝えします。
・アマゾンプライム、TUTAYAなどで映画を見てください。
・なるべく映画を見た直後に感想文(自由)を書いて提出してください。
アマゾンプライムやそのほかサブスクを使って映画を見れない人は↓下記日程↓開催日程の18:00にWillbe集合して映画を一緒にいて感想を書きましょう。
自宅からZoom参加もOKです。感想文提出してくれた子にZoomIDなどを当日お伝えします。
12/30(金)映画「シザーハンズ」
20:45頃~22:00頃

↑12/30は、Willbe開催はありません。Zoom開催のみです。
1/3(火)「マトリックス」or「ライオン」(未定)
20:45頃~22:00頃

1/3はWillbe開催ありです。
映画を事前に見れない人は、18:00にWillbeに集合し映画をみて感想文を書いてから、授業に臨みましょう。
2022 夏 「映画で学ぶ知の技法」 生徒の感想抜粋
「始まる前は怖かった。名指しで意見を求められたらどうしよう、自習室なのに!と思っていた。
でも、講義はとても興味深く飽きずにずっと聴けそうだった。学校だと授業は興味が持てず聴いていられないのに!どんどん話してほしいと思った。
これは差別だ、差別は悪い、とその状況で本当に言えるのかという視点は全く持てていなかったことに気がついた。
竹山先生の前情報(簡単な映画の紹介)でステレオタイプに嵌っていたと思う。笑」
「自分で見た時の受け取り方と解説が結構違っていて、そういう見方もあるのか、と感じた。
自分の中では、幼い子に現実を知らせないように父が苦労する、優しさの物語と受け取っていた。成長した息子には少し 騙された感 があるのでは??それでも『人生は美しい』なんだから、すごいと思う。
色んな人物の異なった価値観が含まれていたと思う。それが良い映画ってことなのかも?」
今回の映画は、僕が普段見る映画とは少し種類が違ったけど、ここまで深く関係などを映画で考え直すことはあまり無かったので、新鮮で楽しかったです。
あと、音楽が好きなのかといわれると、確かにめっちゃ好きなんですけど、多分それは歌が小説と通じるものがあるからだと思います。
グレタと同じような生き方をしている人物が読んだ小説にいた気がするので、読み直して探してみます、ありがとうございました。
また、お願い致します
主人公(良い人)も完璧じゃないんだ。
いままで、創作物の主役をカッコいいと感じたら、そのままその人になりたいと思っていた。今回ならランチョーの頭の良さにばかり気が向いていて、それ以外のところには目が向いていなかった。
他人評価が必ずしも悪いわけではなく、考え方の問題だと気がついた。行き過ぎは良くない。学長が子どもの夢を決めつけていたのも他人評価に基づいて幸せを思えばこそ。それが分かると学長も悪人ではない。
振り返ると、定期テストなど他人評価を気にしていたことが分かった。恋愛の話で言うと、ランチョーは思わせぶり。よく分からない態度。その場で都合よく発言している。見ているときは意識していなかった…。
他の人の感想が聴けるのが楽しかった。同じ映画を観て同じ紙に書いているのに、目の付け所が違ってくることを面白く感じた。
ランチョーは前半と後半でなんか違うな、と思っていたが、授業を聴いてスッキリした。
親の良かれと思う気持ち・学長の想いにも気がつけた。学長の娘は、基本的に父が好きで、親の想いに気がついているからこそ苦しいのでは?ショーシャンクでも、最初から「主人公は無実」としか考えていなかったし、第一印象のままズルズルと行ってしまうところが自分にはあると思う。
インド仏教の話など、自分では辿り着けない視点を持てた。佐々井秀嶺さんは超おじいちゃんだった。(ランチョーの恋愛について)
私は鈍感なタイプかもしれません。ランチョーは自由でいいな、と素直に思っていました。