まずは、
私の赤穂高校時代の話にお付き合いください。
私が赤穂高校に通っていたころは、400名のうち50名~70名が国公立大学に進学する雰囲気だったと記憶しています。
数年に一度大阪大学などの旧帝大に合格する赤高生がいる雰囲気です。
50代前後の方の赤穂高校は、100名程度だったように思います。
(注。大学進学を国公立大学基準でお話しするのは、私立大学が1人5~10大学合格するのが当たり前であるため、指標として扱いにくいことが理由であり、私の立場としては「国公立でなければならない」とは全く思っていません。)
ところが
私の1つ上の学年の理数コースは、「奇跡の世代」と言っても良いほど異常な進学実績を叩き出していました。
理数コース40名中、10名弱が大阪大学に進学し、大阪大学のみならず長崎大学薬学部など難関国公立大学に合格する先輩がおりました。
少しこれは異常でした。
泣く子も黙るソフトボール顧問A先生
姫路西高校から転勤してきた男子ソフトボール部顧問のA先生が理数コース担任を担当されていました。
(女子ソフトボール部がなくなった直後ぐらいの世代です笑)
私は野球は好きでしたが、甲子園を目指すテンションではなかったため、軽い気持ちでソフトボール部に入部しましたが、顧問のA先生は、まさに鬼軍曹笑
怖かったです。
怖すぎて目を見れませんでした。
(私世代の野球部は、兵庫県ベスト8。アン君ようする東洋大姫路に1-0で敗退。最後のバッターは坂中生。姫路工業のエース真田くんが巨人に行き清原さんと仲良さげな空気を醸し出していましたね笑)
同窓会で理数コースに在籍していたソフトボール部の先輩に当時の話を伺うと、異常な進学実績を叩き出した理由は、
①A先生の影響
②クラスの雰囲気
の2点だとおっしゃっていました。
しかし、
そこで、私はA先生の
「確かに赤穂高校の生徒は、姫路西の生徒とくらべると学力が高いわけではないが、決して姫路西に劣るわけではない」
という言葉を思い出しました。
なぜか部活の終礼のような場所で話していました。
進学校の何がすごいの?
進学校とは何か?
①カリキュラムがすごいのか?
②生徒の能力が違うのか?
③教える先生が違うのか?
①確かに、現在の赤穂高校のカリキュラムで東京大学を目指すことは難しく、姫路東や姫路西のカリキュラムでは東京大学を目指せる気は致します。
②確かにそんな気はするのですが、「理数コース」の事例が極端だったとしても矛盾します。
③公立高校です。確かに一定の高校間で人事異動が行われていますが、姫路西や龍野高校に優秀な先生がある待っているわけではありません。言い方は悪いですが、姫路東や姫路西にも「定年前後の臨時雇用」の先生はいらっしゃいます。ボソボソ言ってて何をおっしゃてるかよく分からない先生。。。
同窓会で理数コースの先輩に伺うと、やはり「仲間」の存在が大きかったとおっしゃります。確かに、泣く子も黙る鬼軍曹ソフトボール部顧問A先生の存在は大きかったと思いますが、それだけではないようです。
そう考えると。
今の赤穂高校達を鑑みるに「国公立水準に達していない」わけではないと思うのです。
Willbe赤高生たちが学年1位を達成してくれていますが、彼らの能力が姫路西や姫路東に通う生徒たちとそこまで見劣りするかといわれればそうではないように思います。
赤穂高校の強み
逆に、赤穂高校には大学受験に対する強みがあると思っています。
(大前提、大学受験を見据えて赤穂高校に進学した方が良いと言っているわけではありません)
①授業が教科書準拠。基礎基本。
→確かに進度が遅いということはある。
しかし、進学校あるあるは、教科書をハイスピードで取り扱うため、基礎基本が定着しないまま「応用」問題に取り組み「ホントにただの〇暗記」で定期テストをしのぐことです。
そういう意味では、基礎基本を確実に演習できるというメリットがあります。
②小テストも基礎基本。
(英単語テストは中学の基礎基本から)
(確かに、大学受験レベルの英単語テストは少ない)
中学レベルの英単語を網羅していないまま、高校英語に突入している高校生は一定数います。
③課題が少ない。
進学校あるあるは、自分のレベルにあっていない大量かつ難度がたかい宿題に終われ、提出が目的になること。
自分のレベルにあった難易度の問題に取り組む時間を確保できない事。
そういう意味では、赤穂高校の宿題/課題は(姫路東や相生高校と比較して)少なすぎます。
それは、自分のレベルにあった勉強がやりやすいということです。
これは、2019年以来、赤穂高校の生徒をじかに指導してきた感想です。
赤穂高校から国公立水準の大学に進学してもおかしくないと思うのに、国公立合格者の割合が減っていくのか不思議です。
様々な理由があげられますが、ここでは割愛いたします。
赤穂高校の生徒に足りないことは?
戦い続けれる環境
①自信。
赤穂高校の定期テストで20位前後の位置に入れる赤高生はもっと自信をもって良いと思うです。
②仲間の存在。
確かに、赤穂高校は勉強をしない空気感なのかもしれません。
勉強しない空気に慣れ親しんでしまうのかもしれません。
勉強の苦しさや楽しさを共有してくれる仲間が少ないのかもしれません。
私も、、、、高3の時に、〇雀に誘われた記憶はあります。
断る勇気笑
あったりなかったり。。。
③何をどうして良いか分からない。
大学受験戦略。
合格のために何が最短距離なのか?
そういった知識。
誰と相談するのでしょうか?
④空気感
進学校の生徒たちは、かってに先輩の後姿を見ています。
そうやって1年後~2年後の自分を想像するのです。
赤穂高校専門「大学受験」コース
いろいろなことをお話させていただきましたが、
どういう大学を目指すのかは、本人とご家庭の方針次第。
能力があっても「そこまで頑張るつもりはない」ならば、こんな話は致しません。
だが、
「本当は挑戦してみたい」
ならば
「どーせ無理」だと思ってる
ならば
「どうしてよいか分からない」
と困っているならば
Willbeにおいでよ。
行きたいんだよね?
挑戦してみたいんだよね?
大学受験。
いつでもご連絡お待ちしております。
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