高校生に塾は必要か?進学校の授業についていけない本当の理由と「塾依存」の罠

ブログ記事「高校生に塾は必要か?」のアイキャッチ画像。成績低下や時間不足、塾依存といった鎖を断ち切り、自学自習の力で希望の光へ向かって力強く進む男子高校生の温かみのあるイラスト。「高校生 塾が必要かどうか?フックはこれ!自学自習の力で生き残る方法」のタイトル文字と、個別指導塾Willbeのロゴが描かれている。高校生/大学受験

進学校の先生たちはよく「塾はいらない、高校のカリキュラムをやりこめば大丈夫」とおっしゃいます。

今日はその話の続きです。

進学校に進んだのに授業についていけない

いわゆる「深海魚」になってしまう高校生は、決して少なくありません。

高校生に塾は必要か、塾依存の罠と自学自習の大切さを赤穂市の個別指導塾Willbeが解説します。

結論を言えば、高校生に塾が「必要」な時もあります。

ただし、分かりやすく教えてもらうためではなく、自学自習を支える伴走者としての塾に限ります。


5年以上前に相生高校について書いた記事です。

5年前とは比較できないほど状況は変わっておりますので、

相生高校のことだと思わず読んで下さいませ。


塾をやっておきながら、

高校の先生たちが「塾なんていらない」とおっしゃることは

私は「間違ってはいない」と思っています。

真実です。

たぶん。

そうは言っても、塾へ行く高校生も多い。

実際、通っているという話はよく聞きますよね。


偏差値に関係なく、「高校の内容についていける子」は実は少ない

ここで一つ、大事なことをお伝えします。

いま「進学校で落ちこぼれる」という話をしましたが、これは偏差値の高い高校に限った話ではありません。

進学校かどうか、その偏差値が上か下かに関わらず、そもそも高校の内容に本当についていける子は、決して多くない

——というのが、長年たくさんの高校生を見てきた私の実感です。





一つの目安をお話しします。

私は、「中学の基礎が完成している」と言える状態は、兵庫県公立高校受験の模試で偏差値60〜65くらいだと思っています。

ここに届いていない状態で高校の内容に入ると、土台がぐらついたまま新しい建物を積み上げることになる。

だから、しんどくなる。

これは本人の努力不足というより、保護者や本人には見えにくい問題です。


「進学を目指さない高校が楽しそう」に見える、本当の理由

ときどき、こんな声を聞きます。

「進学校に進んだ子より、進学をそこまで目指さない高校に進んだ子のほうが、楽しそうにしている」

確かに、そう見えることはあります。

でも、その「楽しさ」の正体を、少し冷静に考えてみてください。

高校生活が楽しいかどうかは、

「自分が今、どこに向かっているか」
「自分が今、ついていけているか」

を意識しているかどうかに大きく左右されます。

  • 大学進学がまだ現実味を帯びていない場合
  • 自分がおいていかれていることに、
     本人が気づいていない場合

——このとき、人は楽しいのです。

目の前に「越えなければいけない壁」が見えていなければ、焦りも不安も生まれません。

これは決して悪いことばかりではなく、高校時代を伸びやかに過ごせるという良さもあります。

ですが裏を返せば、

「楽しい」という状態は、ついていけている証拠とは限らないということでもあります。

逆に、

進学校で「しんどい」「ついていけない」と感じている子は、見方を変えれば、自分の現在地と進むべき方向がちゃんと見えているとも言えます。

気づいているからこそ、苦しい。気づいているからこそ、まだ間に合う。私は、その「気づき」こそが大事だと思っています。


高校の授業についていけない——進学校で「深海魚」になる高校生たち

高校生になって「塾や予備校が必要かも」と思う瞬間は、おそらく――

学校の授業についていけない

そんな感じなのではないかと思います。

それなりに勉強にプライドがある人たちが、学校の授業についていけないという、人生で初めての経験をする。

それが高校です。

問い合わせをいただく際も、このような相談が一番多いのであります。

冒頭では、相生高校という固有名詞を出しましたが、特に相生高校を意識したわけではありません。

姫路西、姫路東、龍野、相生……基本的に、進学校のカリキュラムは課題も宿題も多い

私の目には、細かい差はあれ、どの高校も同じように見えています。


そこで塾へ行く。

すると、内容を定着させるために授業とセットでテストや宿題が出る。

でも、高校の授業は中学の2倍速だから、どんどん進んでいく。

悩んでいる瞬間にも、マッハで進んでいく。

漢字テスト、数学小テスト英単語テスト、古文単語テストもある。

「何をやらされてるんだろう?」という感覚になりませんか?


これが勉強にプライドを持っていた人たちが、じわじわと落ちこぼれていくプロセスだと思うのです。


学校のマッハで進む授業、週200〜300個の英単語テスト。

そこに部活、行事、課外活動。

進学校と言われる公立高校ほど、行事は盛り上がる。

本気の人も多い。

各部活の県大会を見ても、本気で部活しかしない高校を除けば、偏差値の高い高校の名前がベスト8に並びます。

推薦入試に有利というお題目で課外活動(スピーチコンテスト、弁論大会)が増えていく。


塾に行くと、むしろ「落ちこぼれ」が加速することがある

はて。

「やばい」と思っている高校生に対して、

さらに塾という負担を増やしておいてよいのだろうか?

たぶん。

違う。



まずは学校の授業に真摯に取り組もうよ。

そのために、毎日3時間ぐらいは机に向かおうよ。

学校の授業を聞いて、しっかり自学自習しろって話です。



進学校で落ちこぼれる本当の原因は「塾依存」

進学校に進む子たちは、まじめな子が多い。

指示されたことはまじめに取り組む。

塾に言われたことも、まじめに取り組もうとする。

学校のこともまじめに取り組もうとする。

そうすると――塾なしでは勉強できない子が育つ。

そうじゃない。

それって、世間でいわれる「勉強〇〇」ってイメージそのものじゃないですか?


Willbeの高校生たちは、「私はこう思うから、こうしようと思うのですけど、どう思いますか?」と聞いてきます。

「次、何すればよいんですか?」という、

指示待ちの単純な質問はして欲しくない。

【かつてのWillbe高校生たち】

・姫路東で100番から20番に成績を伸ばした子
・赤穂高校で学年1位を取り続けた子
・赤穂高校から関西大学へ進学した子
・北里大学獣医学部へ進学した子
・偏差値40から近畿大学へ逆転合格した子
・校内偏差値112をたたき出した子
・現在、学年トップ10%以内に入っている子

みんな、自分で考え、自分で決めて動いていました。

相談が明確でした。


だからWillbeは、中学生のうちに「鍛える」——先取りと放置

だから、Willbe難関進学コースの中学生たちは、テスト前は放置です。

塾に言われたことを、まじめにやっちゃいけないんだ。

たとえ、失敗しようとも。


目の前の点数を上げるために、

塾や学校の先生たちが必死に頑張れば頑張るほど、

高校になって「どうやって勉強していいか分かりません」という子が増えていく。


高校で深海魚になって落ちこぼれていくより、中学でたくさん挫折しておこうよ。

学力層の幅が広い中学校の授業だけで、難関進学校のカリキュラムに耐える学力を身につけられる天才もいるかもしれませんが、少数です。

だから、そのカリキュラムに耐える練習は中学生のうちにしておいたほうが良い。




そして、

中学生達がいくら調べても、

いくら考えても分からないことはある。

だから、そういうところは私の仕事です。

Willbeでは、

通常授業時から先取りに加えて、課題も与えます(笑)。



※ただし、これは大学受験まで見据えた場合の話です。「とにかく高校に合格できればいい」だけが目的なら、また話は変わってきます。

中学生の保護者の方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。

「分かりやすさ」だけなら、AI先生で十分——映像授業・参考書との違い

「分かりやすさ」だけを求めるなら、映像授業でも参考書でもいいですよね。

Willbeには、大学受験の全科目、どんなレベルの質問にも対応できる質問対応の仕組みがあります。

よくあるじゃないですか。

大学生講師が、ヤフー知恵袋を見ながら質問に答えている。

AI先生に聞きながら高校生の質問に答えている。

……それなら、最初から高校生がAI先生に聞けばいいですよね。

進学校の高校生に必要な勉強法は「自学自習」——塾を卒業できる子へ

結局のところ、進学校で生き残る高校生の勉強法は、たった一つに行き着きます。それは自学自習です。

高校生に必要なのは、「分かりやすく教えてくれる人」ではありません。

自分で考え、自分で決め、つまずいたときに正しい方向へ戻してくれる伴走者です。

塾に依存させる塾ではなく、塾を「卒業」できる子を育てる。

それでも大学受験や高校生活の中で、何がなんだか分からなくなる子は多くいます。

Willbe高校部は、

努力が出来ることを前提に、

「努力だけだと分からないこと」に対して寄り添う方針です。

それが、Willbeが大切にしている高校生指導です。


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Q
進学校に進めば、塾はいらないのでしょうか?
A

「高校のカリキュラムをやりこめば塾はいらない」というのは、ある意味で真実です。ただし現実には、進学校に進んでも授業についていけず「深海魚」状態になる高校生は少なくありません。大切なのは塾の有無そのものより、自学自習で学校の授業を消化できているかどうかです。それができていれば塾は不要ですし、つまずいているなら、伴走者としての塾が助けになります。

Q
高校の授業についていけません。塾に行けば解決しますか?
A

塾に通えば必ず解決するとは限りません。授業についていけない状態でさらに塾の課題が増えると、かえって負担で潰れてしまうこともあります。まずは毎日3時間ほど机に向かい、学校の授業を自分で復習・定着させることが先決です。そのうえで「自分ではどうしても分からない」部分を支えてもらうために塾を使う、という順番が理想です。

Q
中学生はいつから塾に通うべきですか?
A

目的によって変わります。高校受験に合格することだけが目的なら、急ぐ必要はありません。ただし大学受験まで見据えるなら、高校に入ってからでは2倍速のカリキュラムに追われて手遅れになりがちです。Willbeでは、難関進学校のスピードに耐える土台を中学生のうちに「先取り」で鍛えることを大切にしています。

Q
「中学の基礎が完成している」とは、どのくらいのレベルですか?
A

ひとつの目安として、兵庫県公立高校受験の模試で偏差値60〜65くらいだと考えています。ここに届いていない状態で高校内容に入ると、土台がぐらついたまま積み上げることになり、しんどくなります。これは本人の努力不足というより、保護者からも本人からも見えにくい問題です。

Q
映像授業や参考書、AIで勉強するのと、塾は何が違うのですか?
A

「分かりやすく教えてもらう」だけが目的なら、映像授業・参考書・AIでも十分です。塾の本当の価値は、分かりやすさではなく、自分で考え・自分で決め、つまずいたときに正しい方向へ戻してくれる伴走にあります。調べれば分かることは自分で。調べても分からないことを一緒に超える——それがWillbe高校部の方針です。

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