こんにちは。
兵庫県赤穂市の進学個別指導塾Willbeの光庵(こうあん)です。
Willbeの自習室(図書館)には、小学生から高校生まで「目先の点数ではなく、広い世界を知るという意味で賢くなりそうな本」を毎月集めて並べています。
今回は、高校生の皆さんにぜひ読んでほしい「新書」を2冊ご紹介します。
実はこの2冊、大学受験の「現代文」や「小論文」において超・頻出のテーマを扱っている、いわば受験生必読のバイブルです。しかし、ただの「お勉強の本」ではありません。
学校の授業で連呼される「SDGs」にウンザリしている人や、友達関係で「自分ってなんだろう…」と疲れてしまった人の心を、フッと軽くしてくれる力を持っています。
1. 「SDGsアレルギー」の高校生へ捧ぐ、社会の本当の仕組み
『社会的共通資本』 宇沢弘文・著(岩波新書)
国語でも社会でも、理科でも英語でも……。
最近の学校教育では、どこに行っても「SDGs(持続可能な開発目標)」というキーワードが登場します。正直、「またSDGsかよ…」と辟易(へきえき)している高校生も多いのではないでしょうか?
そんな「SDGsアレルギー」気味のあなたにこそ、この『社会的共通資本』をおすすめします。
この本は、直接SDGsの目標について語っているわけではありません。
しかし、「豊かな社会とは何か」「自然環境やインフラ、教育や医療といった『みんなの財産(社会的共通資本)』をどう守っていくべきか」という、SDGsの根底にある「これからの社会のあり方」について、極めて重要な考え方を提示してくれます。
小論文の試験で「環境問題」や「格差社会」について書く際、この本の視点を持っているかどうかで、文章の説得力(=思考の深さ)が劇的に変わります。大学での学問の予習として、ぜひ軽く目を通しておいてほしい1冊です。
2. 友達に「ノート貸して」と言われまくって疲れている君へ
『「じぶん」・不思議な存在』 鷲田清一・著(講談社選書メチエ)
こちらは、現代文の入試問題で「著者の名前を見ない年はない」と言われる哲学者、鷲田清一先生の1冊です。
高校生(あるいは大人)の皆さん。
毎日同じことの繰り返しの中で「自分がない」と感じたり、逆にやりたいことをやっているはずなのに「何をしても虚しい」という気分に陥ることはありませんか?
あるいは、クラスの友達から「ノート貸して!」「この問題教えて!」と言われまくり、いい顔をして対応しながらも、心の中で辟易している……そんな心当たりのある高校生には、たまらなく刺さる内容です。
人は疲れると、「自分のストーリー」を無理やり紡ぎ出そうとしてしまいます。
『「わたし」とは「自分に語って聞かせてくれるストーリーである」』という考え方は、一時的に私たちを救ってくれます。
しかし、
実際には「自分だけのストーリー」
などというものは存在しません。
自分のことだけを考えて、自分の気持ち良いように生きることは不可能なのです。
なぜなら、「わたし」という存在は、常に「他者との比較や関係性」の中でしか紡ぎ出されないからです。
したがって、「わたしは誰?」という問いに、一般的な答えはありません。
著者は、「私って誰なんだろう(意味)」と悩むよりも、「今の私が衰弱していること(状態)」に目を向けて考えてほしいと語りかけます。
ややもすると小難しいテーマに聞こえますが、そこは鷲田先生。
難しい「哲学用語」や「社会学用語」を一切使わず、まるで大学の面白い講義のように、読者に優しく語りかけてくれます。
最後に:賢い子は、世の中を知っている
将来の夢や目標は、「偶然の出会い」によるところが大きいです。
誰と、いつ出会うのか。それは運です。
しかし、違いがあるとするならば、「自ら出会いを求めにいく習慣」があるかないかでしょう。
人は「イメージ出来ない事」を実現することはできません。
本にも人にも出会わずに、「将来の夢」や「自己相対化(自分を客観視すること)」について考えるなど、不毛なことです。
「賢い子(偏差値が高いという意味ではなく)」は、世の中を知っています。
その賢さは、経験でも、読書でも、マンガからでも得ることができます。
Willbeの自習室には、君たちの世界を広げる「出会い」がたくさん待っています。 勉強の息抜きに、ぜひ本棚を覗いてみてくださいね!
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