こんにちは。兵庫県赤穂市の進学個別指導塾Willbeの光庵(こうあん)です。
小学生や中学生が読んで、目先の点数ではなく、広い世界を知るという意味で賢くなりそうな本を、毎月集めて本棚においております。
今回は、数学の「美しさ」と「遊び心」を同時に味わえる、稀有な漫画体験ができる一冊をご紹介します。
数弱」の私には、数学の面白さはわからない。けれど…
『数字であそぼ。』 (フラワーコミックス α) 絹田 村子・著
数学の「美しさ」と「遊び心」を同時に味わえる、稀有な漫画体験
数弱の私には、数学の面白さはわかりません。しかし、それでもマンガとして面白かった。
数学を愛する人は、往々にして“数学の話がしたいのに、周囲がついてこない”という孤独を抱えやすい(らしい)。
日常の中で美しい対称性を見つけても、フェルマーの最終定理の証明でワイルズが乗り越えた“最後の壁”に感動しても、あるいは単に「今日の夕焼けは絶対に指数関数的に減衰してる」と思っても、その共感を誰と共有していいのか分からない(らしい)。
事実。
私はまったく共感できませんでした。
ただ、気持ちは分かるのです。
数学に限らず、学びとは、多くの人にとって「学生時代で終わるもの」であり、好きであっても語り合う場が少ない分野です。
言葉を置き換えてしまえば、誰にだって共感出来うる部分はある。
だからこそ、私がマニアック歴史漫画の登場に萌えるように、『数学であそぼ』の登場は数学ファンにとって、非常にありがたい“オアシス”のような存在だと感じる。
一方で、
「好き」な世界にのみ固執せず”社会”に合わせるという姿勢も重要で、そういったこともキチンと描かれていて好感が持てる。
例えば、映画/映画「博士が愛した数学」より数学しているだろうし、神作家紫式部のあり得ない日々級にはクスっとしてしまう。
[神作家・紫式部のありえない日々(歴史オタクの共感はこちら)]
数学が好きでもない人へ。数学好きの世界を覗いてみよう
数学好きの世界を覗いてみよう
「数学を愛してる」は重い。
私のように大して数学が好きでもない
算数が好きかも
数学が好きかも
ってぐらいの小学生や中学生にもおススメです。
数学が好きな人たちの世界
数学が好きな人たちの世界には、こんな景色が広がっています。
(らしい)
らしい?
塾の先生としてあるまじき発言です。
しかし、私にはオイラーの定理で萌えることは不可能なのです。
・構造が美しい
・答えがひとつに収束していく快感がある
・定理や証明が“世界の言語”のように感じられる論理がピタッとはまる瞬間の幸福感がある
・抽象が抽象とつながり、世界が広がる
難しい数式が分からなくても、☝こういった☝世界を味わうことができます。
ちょっと、数学が好きな人の世界観を覗いてみてはいかがでしょう??
【ご注意】「理解原理主義者」にならないために
最後に、塾長としてこのマンガをご利用いただく際の注意点を一つ。
このマンガを読むと「数学って本質を理解することが大事なんだ!」と強く感じます。もちろん、理解は大事です。
しかし、実際の数学の勉強において、「えーから四の五の言わずに計算をゴリ押せ!」と言わなければならない瞬間は必ずあり、避けて通れません。
あるいは、小学生に対して「完全に理解しなさい」と言っても、発達段階的に無理なことがあります。(例えば、円の面積の公式は、小学生が完全に理屈を理解することが難しいからこそ、あえて深く説明されずに暗記させている側面があります)。
『数字であそぼ。』の4巻あたりにも、そういった「好きだけでは乗り越えられない、社会や現実に合わせる姿勢」の重要性がキチンと描かれており、非常に好感が持てます。
「理屈を理解すること」と「まずは反復して計算すること」。
どちらか一方に偏る「理解原理主義者」にならないよう、一言申し上げておきます。
数学の新たな扉を開く『数字であそぼ。』。
Willbeの自習室に置いてありますので、ぜひ手に取ってみてください!
塾生へのお知らせ
あの本を読みたいけれど、学級文庫や赤穂の図書館ではいつもだれかが借りている。そんな本があれば是非教えて下さいませ。
「Willbe図書館」においてもらえるかもしれないよ!
📖 スマホを置いて、本物の知性に触れる 「Willbe図書館」
進学個別指導塾Willbeの自習室(通称・Willbe図書館)には、子どもたちの「メタ認知」を育む教養マンガから、大学受験・高校入試頻出の小説・新書まで、塾長の独断とエゴで集めた1,000冊を超える書籍が並んでいます。
お迎えを待つ「圧倒的な暇つぶし」が、一生モノの読書習慣に変わる環境です。塾生は自由に借りられます。
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