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小学低学年〜見えない学力④〜

小学生~低学年~







少しふざけた内容のブログが続いたので真面目な話をします。






本日も中3達は、2次方程式/2次関数の点Pが動く問題に取り組んでもらっていました。



点Pに動かれるとパニパニです。



高校生も頭を悩ます「点P」くん。



受験生の心の叫び。



「お願いだから点Pよ。動かないでおくれ」







さて話は変わって、



↑こちらは、小学3年生の点描写。



この子と出会って1年半。



入塾テストは小学2年生にして20点。



お母さんには計算が苦手と言われましたが、はっきりズバッと行ってしまえば勉強には向いてない。






それは点描写を見ればすぐに分かります。





小学2年生にして、この図を写しきれないのはまずいんだろうと思います。



だから、お母さんには「具体物に対する認知が弱いから待ってください」とお願いをします。もちろん、計算は計算で取り組むのですが、並行してこういったものに取り組んでもらう必要があります。



ちょっと成長が早い幼稚園児でも↑ぐらいの図形は正確に書けたりします。〇歳までに〇〇が出来るべきだと言いたくはなく、〇歳まで〇〇が出来ないなら訓練しながら待ってあげるべきです。何もせずに待ってあげても追い付くスピードは上がりません。



おいつくために必要なことは紙の上の勉強だけではありません。












一言で言うと、指先が不器用。



まだまだ目の前にないものを頭の中に明確にイメージできるほど、イメージする力がないのです。こちらの小学生、1年前に比べると随分、点描写が上手になりました。おかげで文章題も苦手ではなくなりつつあります。



まだまだ待ってあげないといけないとあげません。









もう少し、この話を続けると。。。。



分数とか文章題が苦手な子っって、こういうの苦手ですよね。

1番深い所にいる魚に○
1番浅いところにいる魚に△
左の図形を上からみる。
左の図形を正面からみる。





1/4をケーキでないと理解できないし、1/4が飴玉8個に変わるとパニックになります。そういうお子様は大体↑↑空間認知が苦手ですし、具体物を使って数字で遊んだ経験が不足しています。




確かに、問題を反復して出来る様になれば良いのですが、そこまで根性を見せる子って1部です。ここで申し上げたい子が、勉強に「才能」は必要ですがそれは「遺伝」的な要素という意味もありますが小さいころに身につけた素養「3つ子の魂は100まで」といった感じなのだと思います。




デジタルな世の中だからこそ、指先の器用さ/両目を使ってモノを捉える/量感覚など紙の上の勉強と並行して鍛えてあげたいのです。









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塾が小学低学年を指導している理由



ありていに申し上げますと、私が、


①Willbe小学部、特に低学年で取り組んでいることは、中学生が高校生が勉強が苦手になる理由を小学校のうちに解消してあげたい、


②中学生・高校生になると「頭が良いか悪いか」みたいな言葉で片付けられるものを小学生のうちに訓練してあげたい、


と思ってることに取り組んでもらっています。




点描写

指先の器用さ





その1つが点描写。



いろんなことがわかっちゃいます。



えんぴつ論争の時にも少し話しましたが、「指先の力」て結構重要なんです。学研や公文の先生には分かっていただけると思うのですが、



筆圧が弱い子って伸びにくいと感じたことがありませんか?



確かに、筆圧だけをとって学力の全てを語るのは仰々しいのですが、勉強が苦手な子はすぐシャーペンの芯をポキポキおります。



ポキポキ。



あれはおそらく、筆圧をコントロール出来ないんですね。



で、折れるからうっすら字を書く。



筆圧が薄い子は、指先のコントロールがままならないまま勉強に取り組んでいるのです。



体のどの部分より脳と手の神経が1番つながっています。筆圧が薄い場合は、脳を刺激しない状態で勉強をしていると言っても過言ではありません。



無自覚に。





脳を刺激せずに勉強してるから、、、、そりゃ眠くもなるだらろう。


脳を刺激せずに勉強してるから、、、、そりゃ頭も働かんだろう。





↑ちょっと乱暴な言い方ですけどね。








だから、2Bは小学3年生ぐらいで卒業して3年生〜4年生でHBに変えて、シャープペンでもキチンと筆圧をコントロールできるように準備させてあげた方が良いと思うのです。






点描写。


まずは直線をまっすぐかける。

斜めの線をかける。

そのあと曲線を書く。

そういった指を動かす練習って重要なのです。






点Pが動く話




↑点描写が行き着く先はこういうイメージです。



これ、、、、かけないとやっぱり中学数学や高校数学に取り組むのは厳しいと思うのです。



赤い線の上を点Pは動くわけですから、



点Pが動いて2秒後の図形

点Pが動いて4秒後の図形



をイメージして面積なり体積を計算するわけです。






点描写が行き着く先は、↓を左右上下に回転させた後の図形をイメージして書くところまで発展します。




中学高校(中学入試)の切断面の面積は、点が決まっているわけではなくさらに点Pが動きます。書けるということは、頭のなかでイメージできるということ。



書けないということは、頭のなかでイメージできていないと言う事、または、立体的なものを平面に落とし込めないということです。故に、平面で描かれる解説を見ても何が起こっているのか理解できないということです。点Pを具体的に自分で動かす必要があるのです。



もちろん、中学生や高校生でも練習すれば出来ます。でも、そもそもできた方が練習時間は少なくて済むのです。


才能ではありません。


練習です。


こういうことに対して才能があるのは、小さい時からそういう才能を伸ばす遊びをしてきた人です。運が良いのでしょう。










マインクラフト。

最近、流行ってますよね。大人顔負けの世界を作っている小学生はいくらでもいます。マインクラフトが上手だと、数学のセンスありそうなのもうなづけます。


ちゃんと頭のなかで点Pを立体的に動かしてますからね。




昔風にいうなら砂場遊び。

自分の頭の中のイメージを具現化しちゃう感じ。どちらも没頭する必要があります。












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1+1=2の理解は難しいんですよ。

ペーパーを何枚も何枚も数多くこなす事が「勉強」だと思っていませんか?
多くの教室では、ひたすら紙に書かれた問題を解き、解き方を暗記するまで何度も何度も繰り返し、解法を暗記するまで多くの時間を費やしています。

しかし、学年が上がると算数はより抽象的な世界に入ります。多くの子がつまずくのは、ペーパーばかりで暗記偏重の勉強だけで「具体的な経験」もないままいきなり抽象的概念を理解しようとするからです。

具体物を使った経験がない子たちに「抽象的な概念を理解しなさい」というのは、非常に難しいことではないでしょうか。

具体的な体験とは、アナログな世界で遊ぶということです。
ペーパーでの学習は体験から得た感覚や知識を表す場と考えてはどうでしょうか。

まずは、教具などで手を使って実感する世界をたっぷりと味合わせてあげてください。



小さいうちに学ぶことの楽しさを経験することでそれが基礎・基本力になります。それがしなやかな本物の思考力に育ち次元の高い学びを目指すようになります。

早期の詰め込みで考えることの楽しさを奪われた子どもはいませんか?デジタルに操られない溺れない子に育てましょう。数理色板・積み木を使って一人でも多くの子ども達に”考える楽しさ・考える遊び”を経験してほしいと思います。


https://takenokokai.jp






大人だからもう私達には想像できませんけど、


○○が1つって難しいんですよ。


言葉が後。

具体が先。




言葉で足し算を説明すると、おかしなことになりますよね。




だって、大きいリンゴと小さいリンゴって違うやん。

だって、お母さんとお父さんを足したら2ってフュージョン?



とか小学生や幼稚園児がいうのは当たり前です。





暗記で 1+1=2 と覚えることを否定はしませんが、文章題が解けないとか言うお子様の大半は、具体物がないのに言葉で説明されてるから、意味がわからないのです。


とにかく、具体に触れましょう。具体物に触れながら数字にしましょう。そして、リアルに触れて体を動かし勉強脳をキチンと作ってあげたい。






大人になって算数がわかるのは、まだ具体的に目に見えるのを扱っているからです。高校生になって数学が苦手になるのは、目に見えない抽象的なものを扱ってるからです。



だから、目に見えないものを具体的にするって練習はしたほうが良いのです。その1つが点描写なのです。





点描写だけで、勉強が得意になるわけではないので悪しからず。














↓結構真剣に遊んでみました笑












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