毎週水曜日は、中学生国語Day。
国語受講者は毎週文章を読んでもらいます。
問題形式なのですが、問題に正解しているかどうかは重要ではありません。
文章を理解しているかどうかが重要です。
あえて、国語を伸ばす観点をあげるならば7点に集約されるように思います。
①具体と抽象レベルを一致させる。
②知っている言葉が分かる言葉ではなく、言い換えれる言葉が分かる言葉。
③品詞の意識(修飾関係)
④代名詞を具体的にする。
⑤どこまでいっても主語と述語が大事。
⑥要約の精度
⑦接続詞(接続詞がなくても接続詞を補足できる)
定期テストで70点~80点、模試の偏差値60程度の中学生を想定して今からお話します。
水曜日に行っていることは、文章を読みきれなかった原因を中学生と会話しながら特定していく作業です。
そうすると、中学生が読み間違えている原因の半分以上は「一言」に拘り切れなかったケースが多く見られます。
私は国語の要素を7つに分類して指導をしておりますが、「一言」(語彙力)の理解がのこりの6つに大きく影響しています。
一方で、国語が苦手だというお子様の場合は、
・主語と述語を把握できていない。
・代名詞を流しすぎている。
代名詞を流しすぎているというのは、「私」「かれ」「それ」といった言葉がいったい「誰のこと」なのかを無視して読み進めるクセが付いているという意味です。
問題として出題されて初めて、考える。そのため考えなければ「私」が誰のことか分からないのです。
上記2点は、英語長文読解にもつながる要素でもあります。
中3になると英語長文読解は、和訳できるかどうかではなく上記2点を徹底的にツッコム指導を行います。
国語の話に戻ります。
難しいことは、
語彙力を鍛えるには、会話や文章として実際に使っていくしかないという点です。
語彙力が不足していると言われた場合、英単語のように暗記をしていく他ありません。しかし、それでは言葉の背景にある壮大なイメージを理解することは出来ません。
語彙力を鍛えるために、暗記に頼る発想は「知っている言葉」「聞いたことある言葉」を増やしているのに過ぎないのです。
「知っている言葉=分かる言葉」と勘違いしているケースが多いため、多くの小中学生は辞書を使わないのです。本来は真摯に辞書を使って欲しい。しかし「知っている、見たことある、聞いたことある」=「分かる言葉」といった勘違いの呪縛は重いのです。
無論、知らないより知っていたほうがよいので第1段階として「知る」ということは重要ではあります。
語彙力を鍛えるには、会話が最も有効です。
会話によってでしか「語彙を理解しているか否か」は確かめられません。
だから、Willbeでは国語指導は大学生講師にまかせません。
文章を読み切れなかった原因を会話によって追求したいからです。
他人の話や文章が難しいと感じる時は、往々にして「知らない言葉/いいかえれない言葉」が多数登場したときです。
ですから、
それが難しい文章なのか簡単な文章なのかは個人差があるのです。
誰しも得意分野の文章はストレスなく読めるのです。
対話/会話によって豊かな語彙力が育まれる。
ならば、対話/会話を行う。
だが週1回の対話では、劇的に語彙力が伸びるわけではありません。
さて、
そんなわけで、
現在中2Willbe生と同様に、
難関進学コース中1達にも語彙力アップ大作戦を開始してまいります。
文章を真摯に読み続ける重要性。結局は語彙。

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