とある日、高校生が古文の勉強していました。
どうやら定期テストの範囲は源氏物語の模様です。
本文と品詞分解と文法事項のみを確認している様子を見て、
「これってどんな話なん?」と聞いてみたならば「全然わかりません」と答える。
それはイケません。
急遽、塾においていた教科書ガイドの現代語訳を見せながら内容を解説することに致しました。
おそらく高校古文は高校英語と勉強する順番が逆なのだろうと思います。。
①現代語訳の確認
(話の内容確認)
(古文常識の確認:役職名など)
↓
②文法事項
↓
③本文音読
そもそも古文の現代語訳を見ても古文常識(役職名など)が足りず、何を言ってるか分からないのが普通です。
意味(登場人物/古文常識/話の流れ)を理解したうえで、現代語訳と本文を照らし合わしながら古文のリズムを音読によって定着させて欲しいです。
そうでなければ、一生「文法」と「本文」が噛み合わないのです。
英語との最大の違いは、中学英文法が定着しているからこそ英文をある程度読める前提です。
高校入試において国文法(現代文文法?)は2点~4点しか出題されないために、多くの中学生が勉強をしません。よって文法(未然形の意味)などが習熟していない段階で古典文法のみを勉強して、本文を自力で理解することは難しいのです。
定期テストを上手に使って、古文のリズムに慣れて、古典文法/古文常識/古文単語を成熟させれば、英語と同じように勉強してよいのだと思います。
文法の問題集をがっつりやるのは、ある程度、古文のリズムに慣れてからの方がよいです。
人によるのだが(中学時代に中学古文の音読を頑張った、古文常識/背景知識ばっちりです、そもそも話の内容知ってます、中学時代に国文法をがっつり習熟させた)、
多くの高校生にとって、
英語っぽく勉強するのは
高校2年生の秋ごろなのではないかと思う。
もちろん、定期テストを上手に使って古文単語や古文常識を習熟させておくことが重要です。
漢文も基本は同じです。
学校の授業ノートや配布プリントがピンと来ないと悩まれている方は、教科書ガイドを購入することwお勧めいたします。
もう少し詳しく説明したのがコチラ