【中高生必見】「計算ミス」はなぜ起こる?テストの点数を劇的に変える”1行見直し”の極意

中学生/高校受験

こんにちは。

兵庫県赤穂市の進学個別指導塾Willbeの光庵(こうあん)です。


面談や日々の授業で、保護者様や生徒から非常によく相談を受けるのが「計算ミス」についてです。

「うちの子、計算ミスさえなければもっと点数が取れるのに…」
「わかっていたのに、ケアレスミスをしてしまった」

という悔しい思いは、誰もが経験したことがあるでしょう。



個人的には、各テストで計算ミスが1~2個あるくらいなら「人間らしくて良い」と思っています。毎回ノーミスを目指すのは精神的にもシンドイですし、それを達成するにはそのテストに対して圧倒的に突き抜けた実力が必要です。

しかし、

「注意しなさい」と口で言うだけでは、計算ミスは絶対に直りません。 本日は、計算ミスを減らすために「具体的にどう行動を変えていくべきか」をお話しします。


【初級編】大前提として、大半の計算ミスは「演習不足」である

まず、耳の痛い現実からお伝えします。

残念ながら、世間で「計算ミス」と言われているもののほとんどは、単なる「演習不足(実力不足)」です。

普段なら絶対にやらないような間違いをたまにしてしまったのなら、それは「ミス」と呼んで良いでしょう。

しかし、1回のテストで計算ミスが5個もあるようなら、それはミスではなく実力不足です。九九レベルの計算がおぼつかないのに「ミスだった」と言い張るのは良くない傾向です。

例えば、学校のワークに取り組んで計算の正答率が90%(10回に1回間違える状態)だとしたら、テスト本番でも確率的にミスが出るのは当然のことなのです。

計算対策で考えたい「2つのこと」

計算力を上げるための対策は、以下の2つしかありません。

  1. 演習量を増やす
  2. 演習の質を上げる

特に見落とされがちなのが「②演習の質」です。 計算方法が分かっている問題をダラダラと解き続けても、計算には強くなりません。Willbeでは演習の質を上げるために、授業の初めにタイムアタック形式で全問正解を目指す取り組みなどを行っています。

「どこを間違えたか」を説明できますか?

勉強に慣れていない生徒に「この問題、どこを間違えたの?」と聞くと、必ず「計算ミスです」と答えます。

いやいや、計算問題なんだから、計算間違い以外に間違える理由はありませんよね(笑)。

思考停止して「ミス」という言葉で片付けるのではなく、「自分はどの計算過程で間違えたのか」を細かく言えるようになることが、質を上げる第一歩です。

また、解答解説を見ながら「もっと計算が楽になる工夫(順番など)はないか?」を考えることも大切です。数字が大きくならないような工夫ができれば、ミスをする確率自体を大幅に減らすことができます。


【中級編】テスト本番での「見直し」は現実的ではない?

計算ミスを防ぐ方法として「テストの最後に見直しをしなさい」とよく言われますが、実はこれ、現実的ではありません。

テストの全ての問題を解き終えた後、十分な時間が残っている生徒がどれだけいるでしょうか? 時間を余らせて余裕をもって見直しができるのは、ほんの一握りの天才レベルの人だけです。

私たち凡人が、テスト終了間際に慌てて数学や理科の計算を見直すと何が起こるか。 「あれ? ここ合ってるかな?」と一度不安になった瞬間、平常心を失いパニックになります。焦った状態で見直すと、同じ計算でも1回目、2回目、3回目で全く違う答えを出してしまうのが人間なのです。

見直すタイミングは「1問ごと」ではなく「1行ごと」

では、どうすれば良いのか。

見直しは、テストの最後にまとめてやるのではありません。式を「1行」書くごとにミスがないかを確認するのです。

そのためには、頭の中だけで計算せず、必ず「途中式」を書く必要があります。 式を1行進めるたびに、上の行と下の行を見比べて確認する。見直すベストなタイミングは、実はそこしかありません。

テスト本番だけやろうとしても絶対にできないので、普段の勉強から「1行ごとに見直す習慣」を身につけておくべきなのです。


その他の具体的な対策(中学生向け)

① 計算ミスのパターンを自分で把握しておく

中学生の計算ミスの8割は「正負の計算」「分配法則」で起こります。 特に -(+2)-(-2) のような、マイナスの符号が絡むパターンは要注意です。「自分はここでよく間違える」というパターンを知っておくだけで、その行を書くときの注意力が上がります。(だからこそ、正負の計算を舐めてはいけません!)

② 有名な計算結果は「暗記」してしまう

中学生や高校生であれば、何度も出会う計算結果は結果的に覚えてしまった方が圧倒的に有利で、ミスも減ります。

  • 11の2乗(121)〜 20の2乗(400)
  • 25の倍数、10の倍数 など

まとめ

改めて言います。 「計算ミス」を主張する多くの場合は、ただの演習不足です。

「ミスだから次は気をつけよう」で済ませるのではなく、演習量を増やし、途中式を書いて1行ごとに確認する習慣をつける。この具体的な「行動の変化」だけが、あなたのテストの点数を劇的に変えてくれます。

「自分は計算ミスが多い」と悩んでいる人は、ぜひ今日の勉強から「1行ごとの見直し」を取り入れてみてくださいね。


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