「1学期は英語が得意だったのに、2学期の中間テストや定期テストで急に平均点を下回ってしまった…」 「小学校の頃から英会話を習わせていて発音も良いのに、なぜか中学校の文法問題が全く解けない」
秋から冬にかけて、赤穂や相生の保護者様から必ず寄せられる、悲鳴に近いご相談です。保護者様は「部活が忙しくなって勉強をサボっているのでは?」とお子様を叱ってしまいがちですが、お子様の努力不足だけが原因だとも言い切れません。
中学生の英語には、普通に勉強していては気が付かない「大きな壁」が存在するためです。
そして、
この「中1英語の壁」を単なる定期テストの失敗として放置することは、数年後の大学受験において致命傷になります。
今回は、赤穂の個別指導塾Willbeの塾長として、英語という教科の残酷な現実と、その壁を乗り越えるための「本質的な勉強法」について、少し長くなりますがお話ししてまいります。
1. 大学受験

「英語がレベルを決め、数学が合否を分ける」という残酷な現実
「まだ中1なのに、大学受験の話なんて早すぎるのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、なぜ私がこれほどまでに中1の英語のつまずきを重く受け止めているのか。
それは、大学受験の世界に昔から語り継がれる一つの鉄則があるからです。
英語が志望校の『レベル(階級)』を決定し、数学が当日の『合否』を分ける
文系であれ理系であれ、国公立大学や難関私立大学(旧帝大や関関同立など)を目指す上で、英語から逃げることは”ほぼ”できません。
英語という教科は、「高3の夏から猛勉強して一気に暗記で詰め込む」といった魔法が一切通用しない教科です。長年の積み重ねがそのまま実力として現れます。
つまり、英語が苦手な時点で、目指せる大学のレベル(階級)はガクンと下がってしまいます。逆に言えば、英語の基礎さえ盤石であれば、高校でどれだけ内容が高度になっても、上位校の戦いのリングに上がり続けることができるのです。
2. 中1英語で急に現れる「見えない壁」の正体

では、なぜ中1の途中で急に英語が分からなくなるのでしょうか。
それは、小学校で培った「感覚(音)」の英語に、中学校から本格化する「論理(ルール)」の英語を掛け合わせることができていないからです。
小学校の英語や、中1の1学期の挨拶・自己紹介などは、耳から入るフレーズを「感覚」で丸暗記すればなんとかなります。「Hello, how are you?」「I like apples.」これらは理屈ではなく、音のリズムとして処理できます。
しかし、2学期以降に登場する
- 「be動詞と一般動詞の明確な区別」
- 「三人称単数のs」
- 「代名詞の格変化(I, my, me, mine)」
などは、感覚だけで乗り切ろうとすると必ず限界が来ます。
学校の定期テストであれば、直前にワークの答えを丸暗記することでギリギリ平均点は取れるかもしれません。(学校批判をしたいのではありません。公教育と定期テストという性質上仕方のないことなのです。)
しかし、範囲の広い模試や実力テストになった途端、見たことのない初見の英文に対応できず、点数が真っ逆さまに落ちてしまうのです。
「He play tennis.」と書いてしまう子は、決して怠けているわけではありません。「I play〜」という感覚の延長で書いているだけなのです。
しかし中学校の英語では、「主語が三人称単数で、時制が現在のとき、一般動詞にはsをつける」という論理のルール(文法)をパズルのように当てはめる力が必要になります。
3. 言語習得の最強エンジンは「感覚と論理の両輪」

ここで誤解していただきたくないのは、「これまでの感覚を捨てて、ガチガチの文法(論理)だけを丸暗記しろ」と言っているわけではないということです。
言語習得において、小学生のころに培った「英語の音への慣れ」や「物怖じしない感覚」は絶対に不可欠な財産です。しかし、それだけでは複雑な長文は読めません。
英語を本当に自分の武器にするには、「感覚」と「論理」の両輪が必要です。
耳から入る自然な英語の「感覚」という片輪に、「主語と動詞はどれか」「時制はいつか」を論理的に分析する「文法」というもう一つの車輪を取り付ける。
合わせて読みたい
そして、この「論理的に読み解く力」の土台となるのは、間違いなく母国語である『日本語の読解力(活字への慣れ)』です。英語力を根本から引き上げるための「本を読む環境作り」については、こちらの記事もぜひお読みください。
この両輪が揃って初めて、大学受験やその先の社会でも通用する本物の英語力として、力強く前に進むことができるのです。
ここをフワッとした「感覚」の片輪走行のままやり過ごそうとする子は、中2、中3と進むにつれて間違いなく「英語難民」に転落し、完全な英語嫌いになってしまいます。
4. 圧倒的な成果を出すWillbe式「3つのレベル」基礎トレーニング

では、「壁」にぶつかってしまった時、どうすればいいのか。
学校のワークの答えを丸暗記したり、テスト前に徹夜で単語を詰め込んだりすることも大事ですが、根本的な解決にはなりません。
必要なのは、勇気を持って「一番最初の基礎の基礎」まで戻り、正しい手順で『論理の車輪』をゼロから作ることです。
Willbeの中1英語では、目先のテストの点数を追うようなその場しのぎの指導は絶対にしません。以下のような「3つのレベル(LV)」に分けた徹底的な基礎トレーニングを、毎週の授業で泥臭く繰り返しています。
- 【LV 1:基礎の徹底】
① 単語が正しく発音して読める
② 単語の意味が即座に言える
③ 教科書本文を3〜5分で一言一句正確に書き写せる - 【LV 2:論理構造の把握】
④ 教科書本文の「主語(誰が)」と「動詞(どうする)」に必ずチェックを入れる
⑤ 構造を理解した上で、自力で正確な和訳ができる - 【LV 3:究極のアウトプット】
⑥ 自分の作った和訳だけを見て、元の英文に完璧に「英訳」できる
今年の中1の生徒たちも、最初はLV1とLV2の工程だけで70分近くかかってしまい、苦戦していました。
しかし、毎週諦めずに基礎と向き合い続けた結果、今では40〜50分でサクサクとこなせるようになり、いよいよ「LV 3(英作文)」の領域に突入し始めました。
英語の基本的な語順(誰が・どうする・何を・どこで・いつ)の「論理」が習熟してくれば、和訳から英訳を作ることは決して難しくありません。
この「LV3」まで逃げずにやり切り、これまでの「感覚」とガッチリ結びついた時、生徒の英語力は目を見張るほどバク伸びします。
最後に

「当たり前」を徹底することの難しさ
ここまでお読みいただき、「なんだ、そんな当たり前のことか」と思われたかもしれません。
しかし、教育の現場に長く身を置いて確信していることがあります。
Willbe式って当たり前だと思われたと思いますが、当たり前のことをやるのが一番難しいのです。
単語を完璧に覚える。
主語と動詞を毎回チェックする。
和訳を見て英訳し直す。 言葉にすれば簡単ですが、
これを毎週、毎授業、一切の妥協なくやり抜くには、凄まじい精神力と根気が必要です。
多くの生徒が「分かったつもり」で済ませてしまい、壁にぶつかるのは、この「当たり前」の徹底が一人ではできないからです。
Willbeは、その「一番難しいこと」を支え、やり抜かせるために存在しています。
将来を見据えた「本物の基礎」を身につけませんか?
英語は「積み上げ型」の教科です。
下のレンガが崩れているのに、上にどれだけ新しい知識を積んでも、すぐにガラガラと崩れ落ちてしまいます。
Willbeでは、中学生の段階から「その先の大学受験」を見据え、小手先のテクニックではない本質的な英語力(感覚と論理の両輪)を鍛え上げます。赤穂・相生・上郡・佐用・御津から姫路西などのトップ校、さらには難関大学を目指すための「本物の基礎」を、ここで一緒に作り上げましょう。
↓↓↓ 「英語の成績が急に落ちた」「何から手をつければいいか分からない」と悩む保護者様は、ぜひ一度Willbeにご相談ください。






