「うちの娘、社会(歴史)や国語(古文)がどうしても覚えられなくて…」
赤穂で個別指導塾Willbeを運営していると、中学生の女の子を持つ保護者様からこうしたご話を伺います。
そんな時、私はいつもこうお答えします。
「女の子が歴史を好きにならないのは、ある意味で『当然』なんですよ」
と。
歴史の教科書や、よくある学習マンガを思い浮かべてみてください。
おじさんたちが領地を奪い合い、裏切り、殺し合い、天下統一(立身出世)を目指す……。
とても「男くさくて、血生臭くて、野蛮な物語」ばかりが強調されていませんか?
歴史が好きなおじさんたちが少年時代にはまったゲームを考えてみて「信長の野望」「大戦略」「提督の決断」など戦争を扱ったゲームばかり。
共感性や人間関係、美しいものを大切にする女の子たちが、そんな「おじさんたちの権力闘争」に興味を持てないのは、ごく自然なことです。
女の子に歴史を好きになってもらうには、切り口を変える必要があります。
「天下統一」ではなく、「恋愛・ファッション・当時のリアルな生活・女性の自立」。
歴史とは、いつの時代も「人間同士の壮大な人間ドラマ(もっと言えばゴシップ)」です。
古文や古典なんてまさにそう。
えらそうに「在原業平」「平貞文」だのなんだの国語の授業でも覚えさせられますが、ただ単なるモテ男にまつわるキャーキャーしたお話です。アイドルか💢と。
紀行文??
『土佐日記』??
紀貫之??
いやいや。
あんなの
モテ男紀貫之がボソッと「あ~女子に会いたい」とか日記に書いたら、京都中の全女子が「貫之様が女子に会いたい?それって私のことですかぁ~~~~~??」
とかってことですよ。
それに気づいた瞬間、女子の歴史・古典の成績は爆発的に伸び始めます。
今回は、Willbeの図書館にある膨大な蔵書から、「血生臭さゼロ!女子が絶対に夢中になる歴史・古典マンガ」をカテゴリー別にすべてご紹介します!
ときめきで世界史を丸暗記!「壮大な恋愛ロマン」
世界史は「カタカナばかりで覚えられない」と敬遠されがちですが、スケールの大きな恋愛ファンタジーとして出会えば、一瞬で夢中になります。
『天は赤い河のほとり』篠原千絵・著
少し古くてごめんなさい。
世代がばれます😢
古代オリエント(ヒッタイト帝国)を舞台にした、歴女養成の金字塔とも言える大傑作です。
現代の女子高生が古代にタイムスリップし、皇子との壮大なロマンスを繰り広げます。
領土拡大といった野蛮な話ではなく、「愛する人を守るため」に動く主人公の姿に引き込まれ、気がつけば古代オリエントの歴史が完璧に頭に入っています。
『レキアイ! 歴史と愛』亀ゆき・著
歴史上の偉人たちの「愛(恋愛・偏愛)」にだけ焦点を当てたオムニバス作品。
偉人たちを「権力者」としてではなく、「人間くさい恋する男女」として描くことで、無味乾燥な暗記項目だった人物たちが、急に親しみやすいキャラクターに変わります。
2. 究極の愛憎劇とゴシップ!「平安・古典の世界」

国語の「古文」でつまずく女の子には、絶対にこれらのマンガを読ませてください。平安時代は、戦(いくさ)がほとんどない、女子にとって最も面白い「恋愛とゴシップの時代」です。
『神作家・紫式部のありえない日々』D・キッサン・著
「源氏物語」はどのようにして生まれたのか?
宮中のリアルな人間関係(強烈なマウントの取り合いなど)や、ちょっとオタク気質な紫式部の奮闘をコミカルに描いた作品です。
男子としては、藤原道長のイメージがぁ~~、だったり?笑
雲の上の存在だった紫式部が、まるで現代のクリエイター/腐女子のように感じられ、古典の世界が一気に身近になります。
いや。
腐女子が描いた腐女子の作品?
『超訳百人一首 うた恋い。』(『うた変。』)杉田圭・著
「百人一首」はただの暗記カードではなく「平安時代のトップクリエイターたちによる、激エモな恋愛ポエム集」です。
(激キモイ)
中学生達の前で、これを私が本気で音読すると「笑」がおこるほど、全員ドン引き。
和歌の背景にある「身分違いの恋」「浮気」「失恋」といったドラマを超訳で鮮やかに描き、「昔の人も今の私たちと同じじゃん!」と気づかせてくれます。
もしかして、中学古文で和歌を扱わないのは、R指定があるからか?だとか思ったり。
『あさきゆめみし』大和和紀・著
言わずと知れた源氏物語のバイブル。
美しい装束(ファッション)と、光源氏を巡る女たちのドロドロの愛憎劇は、いつの時代も女子を虜にします。古文特有の常識(牛車、御簾、身分制度など)を視覚からインストールできる最強の教材です。
高校1年生の古文で登場する源氏物語。
何を読まされているのか全く分からず授業を受けている子は多い。
『おちくぼ』山内直実・著
こちらも絵が古い雰囲気になってしまいましたか?
日本最古のシンデレラストーリーと呼ばれる「落窪物語」のコミカライズ。
こちらも高校古文や模試で頻出ですが、ただのシンデレラを読まされていることに気が付いてない。
意地悪な継母にいじめられている美しい姫が、イケメン貴公子に救い出される王道のラブストーリー。古文の「通い婚」のシステムなどが、少女マンガの展開として自然に理解できます。
古文常識を○暗記するぐらいなら、「おちくぼ」を読めばよいのでは?
万人にはおススメ出来ませんが笑
3. 「女はこうあるべき」を打ち破る!「お仕事・自立・知略」

「歴史に名を残した男たち」の裏で、知恵と技術で力強く生き抜いた女の子たちの物語。現代の女子中学生が最も共感し、勇気をもらえるジャンルです。
『アルテ』大久保圭・著
舞台は16世紀、ルネサンス期のイタリア。「女は結婚して家庭に入るのが当たり前」という時代に、貴族の身分を捨てて「画家」になるという夢を追う少女の胸熱お仕事マンガです。
ヨーロッパの歴史背景や文化、身分制度を知る最高の入り口になります。
ルネッサンスは、国語の現代文においても非常に重要なテーマです。ルネッサンス期の時代の雰囲気を感じてみてはいかが?
『アンチ・コムネナ』二宮愛・著 / 堤翔・作画
ビザンツ帝国?
何それ美味しいの?
ビザンツ帝国の実在の皇女、アンナ・コムネナを描いた物語。武力や暴力ではなく、「知略」と「歴史を書き残す(ペン)」ことで戦った、聡明で気高い女性の生き様は、コアな歴女の心を強烈にくすぐります。
塾長がドハマりした『アンナ・コムネナ』の熱すぎる個別レビューはこちら!
4. 武力や政治じゃない!「文化・生活・知の探求」
歴史を「政治の奪い合い」から切り離し、「当時の人たちはどんな生活をしていたのか?」という文化的な側面から描いた名作です。
『プリニウス』ヤマザキマリ / とり・みき・著
『テルマエ・ロマエ』の作者が描く古代ローマ。
「ローマ帝国の領土拡大」ではなく、「火山」「お風呂」「動植物」などを愛した博物学者の目線で世界を見つめます。
血生臭くない、純粋な「知の探求」としての世界史の面白さが詰まっています。
文化を学ぶことも歴史なのです。
政治闘争ではありません。
5. 偉人は「おじさん」だけじゃない!「女性の伝記」

学習まんが『世界の伝記NEXT』(集英社
Willbeには、紫式部、マリー・アントワネット、クレオパトラ、津田梅子など、歴史を動かした女性たちの伝記マンガが揃っています。「歴史を作ったのは男だけじゃない」。教科書では数行しか触れられない女性たちのドラマティックな人生を知ることで、歴史への興味はさらに深まります。
最後に:
Willbeは「マンガで成績を上げる」塾です笑
いかがでしたでしょうか。
「マンガばかり読んで…」と怒る前に、ぜひこうした「良質な世界観を持ったマンガ」をそっと手の届くところに置いてあげてください。
「歴史の年号を暗記しなさい!」と言うよりも、「このマンガ、すごく絵が綺麗で面白そうだよ」と勧める方が、結果的に子どもの成績は圧倒的に伸びます。
Willbeの教室には、今回ご紹介したマンガが全巻揃っています。
塾生たちは休憩時間にこれらのマンガを読み漁り、いつの間にか「先生、ルネサンスってさ…」「藤原氏のあの和歌、やばくない?」と、歴史のゴシップを語り合う「歴女」へと成長していきます。
女の子の「好き!」というエネルギーは、どんな暗記法にも勝ります。
↑これ本当なんですよね↑
男子の好きは疑わしい。。。
え?
歴史・古典に苦手意識を持つお子様がいらっしゃいましたら、ぜひWillbeの図書館(自習室)をご活用ください!
Willbe 図書館























































































