弊塾は、学年1位の生徒・偏差値70を超える生徒から勉強が苦手な生徒が通う赤穂市の学習塾です。それ故に、姫路西や姫路東の合格実績をうたう学習塾とは異なる空気感かもしれません。そんな弊塾が「えぐりぬき」なるイベントを開催するのは、「頑張る基準」の統一です。
「頑張る」とは何か?=「当たり前基準」の向上
定期テストが終わると中学生達は一様に口を揃えて「次からもっと頑張る」と言いいます。
しかし、私は「頑張る」「頑張らない」という話をあまり生徒にはしたくありません。それは人によって「頑張る基準」が違うからです。
生徒によっては「たった5分で1ページ」問題集を解くことが頑張る範疇に入るのかも知れません。勉強することが当たり前になっている中学生の「頑張る基準」は「テスト前に平日3~4時間、土日8時間勉強することが当たり前」です。
土日8時間勉強することは、「頑張っている」のではなく「当たり前」なのです。
「えぐりぬき」とは、個別指導塾Willbeの「頑張る基準」を揃えるイベントです。
上位の子達にとっては、どこまでいっても孤独でしかない勉強を「共に頑張っている空気感」の中で妥協無くやろうと思ったことをやり遂げる空間です。
勉強が自分事になっていない中学生にとっては、勉強はすればするほど「無力な自分」「無能な自分」と向き合わざるを得ないものです。
だから、勉強は孤独でツライモノです。楽しい勉強などあり得ません。勉強が嫌いなお子さまがいるのも当然の話です。これはスポーツも同じなのだろうと思います。全体として勉強を捉えたときに総じて勉強が楽しいと思うことはあるのかも知れませんが、瞬間瞬間は、孤独です。多くのお子さまは普通です。
まだまだ勉強しない理由をみつけたい子達にとっては「本当に彼らはこれぐらい勉強しているんだと」いう事実を身をもって体験する場所です。最初は上手くいきません。社会や理科で80点~90点取れるようになった中学生の半分は60点や70点からスタートしています。
私は、「これさえやっておけば点数とれる」といった勉強方法は好きではありません。故に、彼らは与えられた場所で「勉強法」を工夫し80点~90点とれる方法を見いだしました。本来、勉強に価値があるとするならば「90」点という点数ではなく、試行錯誤する姿です。
不思議なことに、ふだんはあまり勉強しないお子さまも「えぐりぬき」すれば「達成感」を味わって帰ります。
明日から本気出す。
弊塾は、「普通の子達」を出来る限り難関大学へ進学する力を身に着けて欲しいと思っています。
大学の価値が根本的に揺らいでいるのだろうと思います。
20年ほど前ならばただのすべり止めにすぎず、60代~70代からすれば「そんな大学に行くの?」と言われるような大学の倍率が10倍を超えている昨今、大学を目指す格差は広がっています。
つまり「名前を書けば受かる大学」と「東京大学へ合格する勢いで勉強しても合格しない大学」の格差が広がっています。10人受けて1人しか受からないのが大学受験です。9割のお子さまが第1志望の大学に合格することは出来ません。それは当たり前の世界なのです。
中学生に大学受験の話をしてもピンと来ないのは知っていますが、それでものんきな高校生達を見ていて思うのです。
いざ勉強しようと思った時に勉強出来る習慣をもっているのだろうか??
中学時代に無理矢理勉強させても結局高校生になって勉強しないお子さまは多くいます。これは、赤穂高校、姫路東など高校名に比例しません。
しかし、それでも思うのです。
この子達は、将来、やりたいことを見つけたとき本気で勉強出来るのだろうか??
勉強で将来の生活を活路を見いだそうとしてきた子達の基準で勉強出来るのだろうか??
事実、いままで勉強したことのないお子さまはえぐり抜きに参加しても1時間で限界を迎えたような顔をします。
だから、「えぐりぬき」です。
「本気で勉強する」をまずは体験してみて欲しい。そして慣れて欲しいのです。すべてのお子さまが「勉強によって将来の生計をたてる必要はない」とは思います。
その上で、「将来を勉強によって切り開こうとするのかどうか」はご家庭と本人次第なのだと思います。
キミ達は本当にYoutubeとスマホに勝てるのか??
学年1位や偏差値100を突破してきた弊塾の高校生達は口を揃えて言います。「Youtube」「スマホ」に勝てません。誰もアイツ等には勝てないのです。楽しいし、たった5分のつもりでも気がつけば3時間が過ぎている。これは、学年1位のお子さまもみんな同じなのです。
勉強に関する「スマホ」については、いろいろ考えましたが「解約」以外に有効な手段を見いだせません。保護者の皆様にスマホについて相談いただき、解約といった極論めいた提案をするのもいかがなものだと思います。
ならば、スマホを使えない環境で勉強をした方が「無駄な闘い」はないのです。
勉強が苦手な子も得意な子も乗り越えるべき壁は同じ。
心苦しいが勉強が得意な子も孤独です。まわりから羨望の眼差しを受け、これ以上点数を上げようがないのに勉強を続けます。少し伸びたと思っても上には上がいてキリがありません。心の奥底で「この辺が自分の限界」なんだと思う場所で納得しようとします。
その意味で、
勉強が苦手な子と得意な子が勉強する苦しさというものは同じです。
まずは一定の量をこなし乗り切る。
量をこなしてから効率を考える。
こんなにやってもこれぐらいなのか。。。
この葛藤を持つレベルまできて始めて、勉強法にアドバイスが出来るというものです。
やり切った経験が勉強を楽にする。
きれい事ではなく勉強はやはり辛いのです。知的好奇心・知らないことを知ることは楽しいと言えるかも知れませんが、基本的に自分の限界を突破して点数をあげていくに反復練習を行う必要があるという意味では楽しくはありません。
そこで、
ツライ勉強を楽にする方法は「やりきって見る」ということです。
勉強をしたことがない子どもにとって勉強とは「どこまで走るのか教えて貰っていないマラソン」のようなものです。誰しもが「走れ」と言われ走り続けるのはツライモノです。ところが一度やり切った経験をもつお子さまは自分で「どれぐらい勉強すれば」「どれぐらいの点数になる」ということを知っています。
ゴールが見えているのです。
「グラウンドを100周走れ」と言われたとしても「90週目ぐらいに気持ち良くなってペースが上がる感覚」と似たようなものです。
だから、
一度やり切って欲しいのです。
「えぐりぬき」とは「決められた時間内に決められた距離を走りきる」練習です。その基準の統一です。
まずはやり切りましょう!!
テスト勉強の第一歩です。
ここを乗り切らない限り「勉強の仕方が分からない」「勉強が苦手」「センスがない」「勉強の内容が分からない」という言葉はありえません。
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