近年の兵庫県公立高校入試の数学は、思考力を問う問題が増え、平均点が大きく変動する波乱の展開が続いています。特に大問1の小問集合でいかにミスをゼロにするか、そして後半の図形・関数問題でどこを「捨てる」かという判断が、目標校合格への鍵を握ります。
本ページでは、赤穂市の受験生を支えてきたWillbeの視点で、上位高校を目指す中学生のために、80点以上を目指す戦略をお話いたします。
答案が汚いのは、私が全力で解いた結果ですので、お許しください。
2025年度(令和年度)数学
| 年度 | R3(2021) | R4(2022) | R5(2023) | R6(2024) | R7(2025) |
|---|---|---|---|---|---|
| 平均点 | 52.6 | 51.8 | 57.3 | 56.2 | 51.9 |
| 年度 | 0〜19点 | 20〜39点 | 40〜59点 | 60〜79点 | 80〜100点 |
|---|---|---|---|---|---|
| R3(2021) | 5.0 | 13.5 | 46.0 | 31.6 | 3.9 |
| R4(2022) | 3.9 | 18.2 | 44.6 | 29.1 | 4.3 |
| R5(2023) | 4.0 | 13.9 | 31.7 | 39.8 | 10.6 |
| R6(2024) | 5.8 | 12.0 | 29.7 | 47.8 | 4.7 |
| R7(2025) | 5.9 | 17.5 | 37.7 | 33.4 | 4.5 |
2025年度兵庫県公立高校入試数学
平均点は51.9点
表の読み取りや計算に時間がかかる問題が前年より多かっため、平均点が下がった模様。
80以上とれた受験生の割合4.5%
相生高校以上を志望する中学生は、80点にチャレンジして欲しい。
基本問題だけで80点前後は到達可能。
大問1 小問集合 5分で全問正解
| 大問 | 設問 | 解答 | 配点 | 得点率(%) |
|---|---|---|---|---|
| 1 | (1) | 12 | 3 | 98.3 |
| (2) | -4x | 3 | 96.1 | |
| (3) | √2 | 3 | 95.3 | |
| (4) | (2x−1)² | 3 | 56.5 | |
| (5) | 6(個) | 3 | 33.9 | |
| (6) | 32/3 π(cm³) | 3 | 62.0 | |
| (7) | 52(度) | 3 | 80.0 | |
| (8) | イ | 3 | 93.1 |
大問1は5分で全問正解したい。
(6)は公式を覚えていない中学生が多いため正答率が低かった。
大問2 規則性と確率 5分程度で全問正解
| 大問 | 設問 | 解答 | 配点 | 得点率(%) |
|---|---|---|---|---|
| 2 | (1) | 11 | 3 | 55.1 |
| (2)① | 3a + 5b | 3 | 74.8 | |
| (2)② | 1/18 | 3 | 41.7 | |
| (2)③ | 7/36 | 3 | 20.5 | |
| (2)④ | 5/6 | 3 | 86.2 |
丁寧にミスしない整理の仕方を習得しておきたい。
(2)③④の正答率が50%を下回りやや難しい印象をうけるがそんなことはない。
やはり5分で全問正解したい。
そのために、
樹形図の書き方→樹形図の省略プロセスを普段から考えておきたい。

大問32次関数 (4)までは手を止めずに5分
| 大問 | 設問 | 解答 | 配点 | 得点率(%) |
|---|---|---|---|---|
| 3 | (1) | a = 1 | 3 | 86.2 |
| (2) | b = 2 | 3 | 79.0 | |
| (3) | y = x + 2 | 3 | 58.4 | |
| (4) | 3/4(cm²) | 3 | 36.1 | |
| (5) | 19/10 | 3 | 1.6 |
(4)までは本当に基本を問題なので手を止めずに正解したい。(4)までをミスしているようでは基礎が足りないと言われても仕方がない。標準的な問題集を繰り返すべき。相生高校以上を目指すならば簡単だと言って欲しい。
(5)は、(4)までの正解をどれだけシンプルな図を書いて解いたかが重要になる。
そのうえで、平行と言われたら、角度に注目するクセをつけたい。
ただ(5)については30秒手が止まったら飛ばして良いと思われる。後で戻ってきましょう。

大問4 手作業が大切
| 大問 | 設問 | 解答 | 配点 | 得点率(%) |
|---|---|---|---|---|
| 4 | (1)① | 4x + 32 | 3 | 66.4 |
| (1)② | 4y | 3 | 53.6 | |
| (1)③ | エ | 3 | 51.8 | |
| (1)④ | 17 | 3 | 21.3 | |
| (2) | 24 | 3 | 9.7 |
(5)が正答率5.4%と低かったが正解したい問題である。こういった形の問題が苦手な中学生は、とにかく図をかいて整理するクセをつけたい。入試直前にその力は養われないため、本当に、普段から図を描くことをお勧めする。
(5)の立式に少し戸惑っても5分~10分で終わらせたい。

大問5 図形 (1)(2)だけは死守(3)(4)まで10分
図形問題は瞬殺で解法が思い浮かばないなら飛ばすことをお勧めする。
瞬殺=1分~2分
結果論だが正答率0.2%の(4)は解けなくてよい。
時間が余った際に大問3(5)と大問5(3)(4)のどちらに取り組むかここで決めておく。
(4)は、設問に書かれている使っていない条件を丁寧に思い出せば気が付ける。

大問6 正負の計算と2次方程式 (1)(2)(3)①までは5分で正解したい
(3)②以降は、かなりの計算スペースを要する。②(ⅰ)(ⅱ)も計算がかなり面倒だがやっていることは中1の1学期で行った正負の計算の基本的な解法である。
ただ②(ⅰ)(ⅱ)は、完解で正答率0.5%、②は2.4%
計算ミスした中学生が大半だった模様。
(私も間違えました😢)

2025年度数学 まとめ
大問6(3)②は、解いていると楽しくなるのでやりたい気持ちは、途中で諦めて途中で飛ばした問題を正解しに行く方が良いと思われる。
大問5(4)は、解法自体は初歩である。が。気が付いた人は少ないだろう。解けたつもりで間違えていることは仕方がないと思われる。
基本的には大問6の最後まで40分程度で終わらしておくことをお勧めする。
正直に申し上げれば私はほとんどの文章をよまず、「○○を求めよ」という文字を見つけてから、まじめに最初から読み始めています。
頭から読むと、何を聞かれているのか整理できないことが多い。特に大問③の「xの値を求めよ」を読み飛ばして何を聞かれているのか分からなくなった人は多いのではないだろうか。





