総合型選抜入試/学校推薦型選抜入試ではほとんどの大学で志望理由書が課せられます。
広く言えば、「なぜ、大学に行きたいのか」を主題として志望理由を記述する必要があります。字数は、大学によって異なり、400字~2000字程度が多いです。
この志望理由書で大学側は、
「大学に入学後も意欲的、積極的に勉強してくれるかどうか」
を見ようとします。
志望理由書をいきなり書け!と言われて、きちんと書ける高校生はほとんどいません。
仮に書けたとしても、まとまりや洗練さを欠いたり、具体性や現実味のなかったりするものをたくさん見てきました。多くの生徒が最初は「何を書いたらよいのかわからない」と言います。
鉄壁の志望理由書を作成するためには「過去―現在―未来」をつなぐ一貫性が重要です!
ただし、結果として論理というよりは書き手の経験(これまでの人生)に裏打ちされた共感を生む志望理由書であることも大切です。
そして、志望理由書には必ず―7つの観点―が入っていなければなりません。
志望理由書に必須の7つの観点
①活動実績・内容
高校時代に力を入れたこと、何をしてきたか、どう考えて、どのように行動し、その結果どうなったか。
②気づき
高校生活のなかで、何に気がついたか。(具体から抽象へ。一般化。抽象的なテーゼを挙げる。)
③問題意識
どんな問題が気になるのか。あるべき姿と現状とのギャップ。
④社会的意義
その問題を解決すると社会的にどのようなメリットがあるのか。あるいは、その問題を放置するとどんなデメリットにつながるのか。
⑤課題・解決策
どの立場で問題を解釈し、どう解決するのか。
Ex.教育を変えたい!
→現場から
→制度から
→理念から
⑥その大学である理由
アドミッションポリシーを理解しているか、教授陣の研究分野を学ぶ必要性があるか。なぜ、大学で学ぶ必要があるのか。
⑦将来やりたいこと
方向性(具体的職業じゃなくてもOK)これらの観点が入っていなければ、「過去―現在―未来」をつなぐ一貫性を持たせることはできません。
志望理由書作成には、ともかく時間がかかります!
その理由は、
→文章そのものの添削
→途中でテーマが変わったりする…
→参考文献や必要な資料・データの収集、読解、分析
→一つのストーリーを作り上げ、審査官を唸らせる志望理由書へと推敲、彫琢、練磨、洗練の繰り返し。
自分の過去、現在、未来を見据えて志望理由書を書かなくてはなりません。
すなわち、自分と向き合うことができるかどうかが志望理由書作成の秘訣となります。
弊塾では、この「7つの観点メソッド」をもとに志望理由書作成に盤石な指導を行います。推薦入試受験をしようと考えている方は、ぜひご相談ください。
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