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高校1,2年生ならびにその保護者の皆様へ―総合型選抜学校推薦型選抜入試対策はもう始まっている―(第2回)

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赤穂市、相生市、上郡町、日生町、備前市および東備・西播の現高校1,2年生の皆さま、ならびにその保護者の皆様、初めまして。【関関同立】総合型選抜学校推薦型選抜入試小論文対策専門塾の光庵と申します。


推薦入試は決して楽な入試ではありません。したがって、一般入試と同様に相応の時間をかけて準備をすることが必要となります。AO・推薦入試は、高校1,2年生から対策できることもありますし、対策しておくべきことがあります。


この点について、プロのAO・推薦入試対策指導者である佐藤に本音も交えて、話してもらおうと思います。今回は全3回のうちの第2回目ということで、「AO・推薦入試を利用しようとする際の7つの問題点」のうちの3点を扱います。




博士(哲学)中央大学
潜龍舎代表・主幹講師
中央大学文学部非常勤講師(2017年4月より)

佐藤陽祐
中央大学文学部哲学科卒業
中央大学大学院文学研究科哲学専攻修士課程修了
同大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了

専門:A.N.ホワイトヘッドを中心とした現代哲学。

人間の経験、意識、言語といった問題に興味があり、集中的に取り組んでいます。


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君の志望校の一般入試やAO・推薦入試に小論文が課されている。


君はまずどうするだろうか。学校の先生に見てもらおうと思うのではないか。俺もそうだった。俺はどうしても入りたい学科があった。学部ではなく、もう学科まで決まっていた。中学から決めていた。

俺には学びたいことがあったのだ。

当時、担任の古文の先生に、志望校が課す小論文の練習を何度か俺は見てもらった。その大学の課す小論文は、文章を書くことを苦には思わないようになっていた当時の俺でもかなり難しいと思った。

でも、その先生は文章の「て・に・を・は」(要するに助詞だ)や、全体の構成は直してくれたけれど、内容をこうしたらいいということや、そもそも何を書くべきかというアイデアの発想の仕方などを教えてくれることはなかった。

それらは、俺が一番知りたいことだった。

高校時代から6年後、俺は大手の進学塾で働いていた。

俺は当時、英語や現代文を教えていた。時期が来るとポツポツAO入試や推薦入試を受ける子も出てきて、俺はいろいろな学部・学科の小論文や志望動機書を見てくれとお願いされるようになった。



生徒たちが皆一様に言うのは「学校の先生はちゃんと見てくれないから…」ということだ。

俺が17のときから、何も変わっていないのだった。

それからさらに5年後、俺は中学のときに学びたいと思ったことについて論文を書き、研究者となった。驚くべきことに、再び小論文指導の場に戻ってきたときに、学校の先生の小論文の指導はまだ変わっていなかった。


さらには、大手塾の先生方の教える小論文の添削がどんなにお粗末なものかを知ることにもなった。皆が持ってくる小論文や志望動機書が学校や大手塾でどんなふうに扱われているのかが、俺にはよくわかるようになってしまったのだ。17の俺にはわからないことだったけれど、今はものすごくよくわかってしまう。


小論文講座を取ってくれた生徒たちに必ず最初に聞く質問がある。

「高校に入ってから、原稿用紙3枚上の文章を書いたことがあるか。」


今のところ、ほぼ例外なくこの質問に対する答えは、NO だ。


そんな生徒たちが初めて書く小論文は、中学生の作文に毛が生えたようなもの…。いやそれどころか、小論文にはほど遠く、ジャンル不明で得体のしれない、読むのもおぞましい何らかの文章的なものが提出されてくる(笑)。


別に悪口を言いたいわけではもちろんない。


皆が通っているほとんどの高校で作文、あるいは文章を書く訓練をさせる授業はないようだ。さらに、一定量以上の文章を記述する訓練を指導してくれる先生そのものがいない。たとえ先生がいたとしても、残念ながら、その先生の時間や能力や体力も、もしかしたらないのかもしれない。俺が17のときから変わっていない。だから仕方ないのだと言って、大手の塾や予備校に行く。

そこで待っているのは、合格水準も知らないで指導を行う学生講師たちだ。

私は、今後求められる高校教育を先導すると自負している。



なぜなら、2020年以降の入試制度改革により、小論文が一般入試で標準的に課されるようになることが決定しているからだ。そのような状況の中で、われわれが担う仕事は、将来の日本の教育制度を支え、リードしていく、非常に意味のある大きな仕事だと考えている。



だから、どの講師も生徒と伴走し、生徒の力を伸ばすことに全力を傾ける。小論文講座を受講してくれる生徒たちは、文章を書く機会をそれまで持ってこなかった人たちばかりだ。


小論文講座では、そんな生徒たちに容赦なくダメ出しをしつつも、具体的なアドバイスによって鍛え、さらには合格に値する「格」に見「合」った文章力を身に着けてもらう講義を展開する。

一般入試、推薦入試、AO入試等、様式の違いに関係なく、小論文、志望理由書、自己推薦書等、文章を書く必要性がある人は、ぜひ積極的に、そしてできるだけはやく小論文講座の受講をしてほしい。



総合型選抜/学校推薦型選抜入試を利用しようとする際の7つの問題点(⑤~⑦)

高校3年生になって、多くの受験生が総合型選抜/学校推薦型選抜入試を利用しようする際に発生する問題点は以下のようなものです。

⑤大学とは何をするところなのか、わかっていない

大学とは何をするところなのかわかっているでしょうか。大学は、教育研究機関であり、教育と研究を両輪として機能しています。そして、大学は、「まだわかっていないことの答えを見つける場」であり、格好よく言えば、どのような分野であれ、「新たな知の創発」を目的としています。要するに言いたいのは、大学では学生は教育を受けて、研究をする必要があるのです。だから、4年間の最後には卒業論文を提出する必要があるわけです。したがって、総合型選抜/学校推薦型選抜入試では、4年間の研究計画を提出させる課題を出す大学もあります。自分の目標に対して、どのような知が必要であり、そのためにどのような研究を行うのかを具体的に示す必要があります。こうした点を理解せずに、シラバスやカリキュラムを見て、大学に行って学びたいことだけを、目的を示すことなく志望理由書などにダラダラ書いても、無駄です。大学の役割をきちんと把握し、「新たな知の創発」のために、何を研究する必要があるのか、この点を明確にしなければ、総合型選抜/学校推薦型選抜入試で合格を勝ち取ることはできません。

https://www.yu-hikai.com/senryuu/4913.html


⑥文章を書く訓練をしていない

試験まであと2週間というところで、小論文対策を申し込んでくる受験生もいます(怒)。小論文を、作文かエッセイと勘違いしていませんか。ナメ過ぎです。緊急の場合には、潜龍舎の指導でどうにかしますけれども、どうか、もっと早く来てください。加えて、高校三年間で文章を書く訓練をまったくしていないという生徒さんもいます。訓練をしていなければ、皆さんの文章作成能力は、中学生のままです。もう一度言いますね。ともかく小論文対策を楽観視せず、できるだけはやく来てください。

また、字数が少ない小論文をすぐに書けると勘違いしている人もいます。字数が少ないほど、小論文は難しいのです。字数が少ないため、語彙力が問われ、余計な記述をしないためのテクニックが求められるからです。字数が少ないのは、採点者側の都合です。大量の受験生の答案を見るには、字数が少ない方がいいからです。字数が少ないから、簡単なのではありませんよ。

さらに、どこかで聞きかじってきた小論文の構成テクニックを、そのまま使おうとする人もいます。これも無駄です。起承転結、序破急、序論本論結論…そもそも、起承転結は、漢詩の絶句の規則ですし、序破急は、舞楽・能楽の構成形式、序論本論結論は、長い論文やレポートを書く際の約束です。

多様な出題様式や内容が課される小論文に対して、形式的にこれらがそのまま当てはまるわけではありません。こう書けば合格する!これを書いておけばOK!みたいなものはありませんからね。潜龍舎では、現役の研究者(修士号取得者以上)であり本物の論文を書いているスタッフが、対策すべき大学の小論文ごとに取りうる「スタイル」や、そもそも何を書くべきかという発想法を教えています。使い古された、もはやテクニックとも言えない骨董品のような知識を無理やり当てはめようとしても無駄です。あとは、論点を示さずにいきなり主張を書いてしまったり、賛成/反対でしか問題を考えられない人など、挙げたらキリがありません。余計かつ無駄な知識を身につける前に、【関関同立】総合型選抜/学校推薦型選抜入試小論文対策専門塾に来てください。



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⑦プレゼンテーションを行う訓練をしたことがない

研究者は文系理系を問わず、学会などで自分の研究について発表をする必要があります。こうした素養を見るために、プレゼンテーションを課題とする大学も増えています。

高校で何らかのテーマについてプレゼンテーションを行った経験があったり、その訓練をしている生徒も多くはありません。大半が総合型選抜/学校推薦型選抜入試で生まれて初めてプレゼンの準備や訓練を行うことになります。昨今はパワーポイントを用いた発表を求める大学もありますから、パワーポイントを操作する訓練もしておく必要があります。そのうえで、3分間のプレゼンを行うならば、1000字程度の発表原稿も用意する必要もあります。パワーポイント資料や発表原稿を作成したうえで、ようやく実際のプレゼンの練習に入ることができます。話すスピードや声の抑揚、目線をどこに向けるか、一番伝えたいポイントを伝える工夫など、実践練習を行います。こうした取り組みが必要なことを理解していない人がいることも問題です。プレゼンテーションの準備にも小論文や志望理由書などと同じように、時間がかかりますので、その点を踏まえて、AO・推薦入試の利用を考えてください。



https://www.yu-hikai.com/senryuu/4913.html



つづく。













総合型選抜/学校推薦型選抜入試小論文対策専門塾Willbeについて

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