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「本を読みなさい」は逆効果?読書好きな子が育つ「リビングの環境作り」と、そこに本がある価値

赤穂市の学習塾Willbeの図書館。子どもたちが圧倒的な暇つぶしから自然と本を手に取る環境Willbe図書館

「うちの子、全然本を読まないんです…」


懇談をしていると、保護者の方からよくこんなご相談を受けます。


時代はAI。
時代は動画。
時代は「分かりやすさ」。


「活字なんて古いっしょ!」
「タイパ(タイムパフォーマンス)が悪い!」

と言われる時代です。

親としては焦る気持ちも分かります。


しかし、「本を読みなさい」と口うるさく言うのは逆効果です。


読書好きな子を育てるために本当に必要なのは、声かけではなく「環境(大人のエゴ)」です。

今回は、赤穂市の個別指導塾Willbeに「Willbe図書館」を作った塾長の視点から、子どもが自然と本を手に取る環境作りについてお話しします。

なぜ子どもは本を読まないのか?

赤穂市の学習塾Willbeの図書館。子どもたちが圧倒的な暇つぶしから自然と本を手に取る環境

読書は「圧倒的な暇つぶし」からしか生まれない

Willbeでは、お迎えを待っている小学生たちがよく本を読んでいます。

でも、彼らは最初から本が読みたくて読んでいるわけではありません。


「暇だ〜〜〜〜」
「することない〜〜〜〜」
「おかーさんまだかな〜〜〜〜〜〜」


スマホもゲームもない空間で、ヒマでヒマで仕方がない時、小学生はため息をつきながら何気なく目の前にある図鑑や本をパラパラとめくり始めます。

「前に読んだ本の、まだ読んでないところを読もうかな」

と。

そして、何度も読んだはずの本から「インドの独立なんてあったんだ」と新しい発見をする。

読書習慣というのは、こうした「圧倒的な暇つぶし」から生まれるのです。

子どもが自然と本を手に取る「環境」の作り方

赤穂市の学習塾Willbeの図書館。子どもたちが圧倒的な暇つぶしから自然と本を手に取る環境

親ができる「ささやかな抵抗」

時代は電子書籍やタブレットかもしれませんが、私は「目の前に、実物として、ざっくばらんに本が置かれていること」に価値があると思っています。

神奈川県の塾の先生に教えていただいた、ニューズウィークの大規模調査(31カ国、16万人対象)のデータがあります。

  • 本がほぼない家庭で育った場合、読み書きや算数の能力が平均より低い。
  • 本に囲まれて育った中卒と、本がなかった大卒が同じ学力。
  • テストが平均的な点数になるのは、自宅に80冊ほど本があった場合。
    (350冊までは比例して伸びる)


だからといって「無理に読ませる」必要はありません。

ただリビングに、本棚に、ポンと本を置いておく。

これが、スマホの魔力に対する親の「ささやかな抵抗」であり、最強の環境作りです。

「お母さんが読みたい本」を探させる作戦

Willbeに通うあるご家庭の、とても素敵なエピソードをご紹介します。

お母さんがWillbeのブログをチェックして、

「これ、お母さんが読みたいから塾から借りてきて」

と我が子にお願いをするそうです。

子どもは、本棚を漁り、興味のない本をかき分けながら指定された本を探します。

その過程で、ふと気になるタイトルに出会い、ついでに自分用の本(なぜか高校生用の受験教材『漢文ゴロゴ』だったりします笑)を借りて帰る。

「思っていた本と違いました」なんて言って返しに来ても、それでいいんです。

本に触れた、ページをめくったという「経験値」は確実に溜まっています。



活字が苦手な子には「教養漫画」から

赤穂市の学習塾Willbeの図書館。子どもたちが圧倒的な暇つぶしから自然と本を手に取る環境

武器としての「漫画思考」

それでもいきなり活字はハードルが高い…という場合は、漫画から入るのも大賛成です。

「賢い子にしたいなら、Willbeの漫画を読ませろっ」

と私は本気で思っています。


以前、漫画『うしおととら』の作者・藤田和日郎さんと落合陽一さんの対談を見ていて感じました。

漫画家の方々は、文字通り命を削って「人間」を書き出しています。人間が本気で考えていることこそ、哲学であり、現代文で語られる内容です。

漫画を読むことで、小難しい哲学の話や現代文の意味不明な文章の「具体例(実感)」を伴った学びができます。

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Willbeが学習塾に「図書館」を作った理由

図鑑に熱中する小学生。自然と本を手に取るWillbe図書館の環境


「Willbeさんってどんな塾ですか?」 と聞かれた時、

私は半分冗談で「小学生や中学生に関してはお迎えが遅れれば遅れるほど賢くなる塾ですよ」と答えています。

子どもたちには色々な体験をしてほしいですが、現実には限界があります。

科学実験を毎日するわけにもいかず、「生」や「死」、「大自然の営み」という非日常を日常で体験することは困難です。

だからこそ、それらを「本」や「映画」を通して追体験してほしいのです。

ある日、保護者の方からこんなLINEをいただきました。

「先生、うちの子が『姫路に戦争はあったの?』って聞いてきたんです!」

Willbe図書館の本を読んで、知的好奇心にちょこっと火がついた瞬間でした。

成績を上げるのが塾の使命だとしても、それだけではツマラナイ。

想像していた世界に一歩近づいたと思う瞬間です。

結論:大人のエゴで本を散らかそう

「教養は幸運なときには飾りとなるが、不運の中にあっては命綱となる」(アリストテレス)

本が大事だと思うならば、いつだってヒマでヒマで仕方ない時に、そこに本があるという状態を作ってあげておきたい。

それは「大人のエゴ」かもしれませんが、間違いなく子どもたちの人生の命綱になります。

「本を読みなさい」と言う前に、まずはご家庭のリビングに、大人のエゴでたくさんの本を置いて、ささやかな抵抗を始めてみませんか?

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