さて、
今月は2回にわけてお届けするWillbeが誇るWillbe図書館追加図書笑
9月は漫画が多くなりましたが、今月も中高生むけの1冊もご用意いたしました。
「悪口ってなんだろう」和泉悠
「悪口」!!
弊塾で行っている映画の授業の感想を見ていますと、
やはり10代の悩みを感じたり致します。
高校生との面談では「最近、誰かに話しかけるのをためらう自分がいます」なんて言葉を聞いたりします。”誰かに話しかけるのをためらう自分”を見つけるなんて「いろんなことが分かるようになった証拠」と言えたりします。大人になったということですね♪
などと、
最近、年上の経営者に「アナタは我がままですね」と面と向かって言われた私が偉そうに言っても説得力がありません笑。
SNS隆盛期において、陰口が公になり、主語がない発言によって違う人を意識した発言が「あれ?それって自分のことだ」なんて思う瞬間が増えてまいります。別に誰もお前のことなんて気にしてねーよって話で自意識過剰というやつです。
弊塾には、10代の心をド・ストライクに描いた小説も多数おいており、
列挙してみればきりがありません笑
今回、購入してみたのは
「悪口ってなんだろう」です。
悪口について深堀してみたい中高生は、
ぜひぜひ、文化人類学/言語学の専門家が真剣に考える悪口に触れてみましょう。
「○○さんは悩みがなくていいね」「冗談で言っただけだよ」「アホと言う方がアホだ」
「ほんま私頭悪いから」「どうして一生懸命やらないの」「人として下だよね」
「いじってあげてるだけじゃん」「事実を述べて何が悪いんですか」
これらは悪口だろうか? どこが悪いか説明できるだろうか?
悪口はなぜ悪いのかを問われたとき、シンプルに「人を傷つけるから」といった理由が思い浮かぶかもしれない。
たしかに子どものころに「そんなこと言われたら傷つくでしょ」といって、悪口をたしなめられたことがあるだろう。ただしそれでは悪口の悪さをうまく説明できていない。たとえば、恋人からの別れのことばで傷ついてしまうかもしれないが、それはもちろん悪口ではない。https://www.amazon.co.jp/
□悪口とは何か?
□悪口と軽口や冗談は何が違うのだろうか?
□まっとうな批判とは何が違うのだろうか?
□どうして「タコ」とか「ザコ」とか他の生き物を指すことばで悪口を言うのだろうか?
□どうして悪口を言うのは楽しいのだろうか?
□悪口はなくならないのだろうか?
こうした問いに答え、悪口を通じて人間の本質に迫る。
相手を傷つけるからダメ??
相手を気付付けなければOK??
悪口の話ってだいたいこういったことの堂々巡りだと思うのですが、
そこからもう一歩踏み込んでみたいというかたにおススメです。
堂々巡りしてもしかないですよね。
堂々巡りするときは、知識(考え方)が足りないんですよ。
読みやすいですよ。
植松電機 1―「夢に向かって」植松努物語
↓↓こちらの動画で有名な植松務さん。
漫画があることを知らなかったので、つい気になって衝動買いです。
「本当に無理なことからは逃げても良い」って一言は秀逸です。
アルテ18巻
こちらは、Willbe図書館人気シリーズの続刊です。
加古川の清田先生に教えていただいたのですが、私が思っているよりもみんなハマってくれております。
アンゴルモア元寇 合戦記 博多編
こちらもWillbe図書館人気シリーズの最新作。
歴史は新しい資料が発見されると変わります。
元寇もそのひとつで、『近年は日本が元に勝てた理由は「神風(台風)」の影響はそこまで大きくなくて、他の要因がたくさんあったのではないか?』が主流になっております。
私が習ったときは「神風」の一言だった記憶です。(記憶です。記憶です。)
物語ですから、どこまでが事実であるか無視するにしても、
作品のなかで「一所懸命」という言葉が多用されております。
「一所懸命」は中世を考えるうえで重要な言葉です。
中学の教科書に書かれている「御恩と奉公」といった言葉以上の時代背景を知りうる1冊となるでしょう。
「スキップとローファー」全9巻 高松美咲
こちらも加古川の清田先生に紹介していただいたシリーズです。
おススメポイントは、
・丁寧な心理描写
・普通に高校生をしている子の話
・高校生活を丁寧に過ごす
です。
清田先生と漫画や小説の話で盛り上がるのは「最近の物語は”単純””刺激”によって興味関心を訴えている内容が多い」ということです。
刺激も悪くはないのですが、それだけだとツマラナイのです。
進撃の巨人を思い浮かべていただければよいかと思います。
(私も進撃の巨人は最後まで読んでいるので、好きですよ)
神戸新聞でも紹介され、アニメ化もされているようなので、ご存じの方も多いかもしれません。(私は知りませんでした笑)
Willbe図書館
塾生へのお知らせ
あの本を読みたいけれど、学級文庫や赤穂の図書館ではいつもだれかが借りている。そんな本があれば是非教えて下さいませ。
「Willbe図書館」においてもらえるかもしれないよ!