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「ち。-地球の運動について-」は面白いし勉強の役に立つ

Willbe図書館






今月もやって参りました。

大人のエゴ爆弾。

それがWillbe図書館であります。





今回はこちら!!



ち。-地球の運動について-




これは面白い。


過去数十年で最高のおもしろさ。


まさに、過去最高に面白いと言われた2021のあれをもしのぐ面白さ。


これは是非とも中学生/高校生達に読んで欲しいっ


小学生も果敢に挑戦して欲しいっ


漫画といえど侮る勿れ。


一見小難しい言葉が

  • 地動説
  • 天動説
  • 異端審問
  • スコラ哲学
  • 神学的世界観
  • 信仰と理性の緊張関係
  • 観測誤差
  • 天球(天球説)
  • 自然法思想
  • 合理主義の萌芽


ストーリーの中に、


無理矢理ではなく自然と、意味ある形で溶け込んでいます。


後に紹介するような本(高校入試評論)ですと


難解な学術用語と表現に四苦八苦しながらでないと読み進めることは出来ませんし、


学術用語を解説するような「漫画で分かる〇〇」シリーズは、


結局、ストーリーが面白くない笑


「チ。」は、高校生/大学生としてもつべき教養本といってさしつかえありません。






不正解は無意味を意味しない。

火星が止まった。

俺は地動説を「信仰」している。

諸君は、この時代に強いられ率いられて奴隷のように忍従することを欲するか?







↓↓「チ。」を読んだ後に、ぜひコチラにも挑戦してみて下さい。↓↓










免罪符から地動説へ

「地球が動いている」と言うことは、

単なる天文学の話ではありません。

それは、

権威は本当に正しいのか?

という問いです。

免罪符っておかしくない?
聖書の解釈は独占されるべき?
神学は理性に勝つ?

こうした問いが、

少年たちの命と引き換えに提示される。

だから重い。

だから面白い。


“不正解は無意味を意味しない”

作中のこの言葉。

近代は、
「正しさ」を追い求めた時代です。

しかし、

歴史はいつも正解だけで進んだわけではない。

間違いの連続の中で、
人間は前へ進んできた。

これは、

テストで丸を取るための思考とは
まったく違う種類の思考です。


火星が止まった。

観測誤差。

説明できない現象。

世界観が揺らぐ瞬間。

ここに

理性の誕生があります。

信仰か、理性か。

従うか、疑うか。

奴隷のように忍従するのか、
それとも考えるのか。

俺は地動説を「信仰」している。

地動説は本来、
観測と計算によって支えられる“科学理論”のはず。

にもかかわらず、彼はそれを「信仰」と呼ぶ。

当時、地動説はまだ完全に証明されたわけではない。

観測誤差もある。
反証もある。
命を懸けるほどの確実性はない。

それでも彼は言う。

それでも俺は、これを選ぶ。

つまりこれは、

”理性を信じるという“覚悟”の宣言です。


信仰と理性は対立していない?

作中では、

宗教的信仰と科学的理性が対立します。

しかしこのセリフは、

「理性もまた一種の信仰ではないか?」

と問い返している。

完全に証明される前に、
それでも前へ進む。

それは論理だけではなく、
意思の問題です。

諸君は、この時代に強いられ率いられて奴隷のように忍従することを欲するか?

「ち。」を読んだ後に、カントを学ぶと理解が深まるかもしれません。

カントの一部はこのセリフがよく表していると思います。

私も「諸君は、この時代に強いられ率いられてどれのように忍従することを欲するのか?」だなんていわれますと、

テンションがぶちあがって

「いえ!!自律します!!」
「うぉおおおおおおお」

なんて勢いで言っちゃいそうですが笑

カントは楽観していません。

自律は楽ではない。

考えるのは面倒。
従う方が楽。

だから人は、

自由でありながら
自分で鎖を選んでしまう。

と言っておりました。

現代文あるある

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