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学級数減にいちいちビビるなっ 【兵庫県公立高校入試】噂だとか見た目の数字を追いかける不毛さ

入試関連






ブログを読んでいただいてありがとうございます。




兵庫県赤穂市の個別指導塾Willbe光庵(こうあん)と申します。ここ5年ほど毎年のように兵庫県内の公立高校定員が減っております。今日はそのことについて話してまいります。




赤穂市の保護者の皆様。
どうか不安がらないでください。





確かに、令和7年度入試(2025年3月実施)において第4学区(西播地域)の公立高校定員は200名減ることになっております。来年度以降も徐々に公立高校の定員は減って参ります。




私自身はまったく気にしていなかったので面談でわざわざ保護者様にお伝えすることはありませんでしたが、私がここでお伝えしたいことは、


①そもそも平均倍率は0.95倍程度である。

②卒業生人数を把握して定員を削減している。

③故に現状は変わらない。

④昨年の相生高校のように一部影響はあるが、

⑤倍率ある受験をしたいならば勉強しましょう。





ということでございます。









公立高校学級数減まとめ

令和7年度入試(2025年3月実施)
(第4学区/西播地域のみ)

高校名学科増減合計
県立 飾西普通科+40+40
市立 姫路普通科-40-40
県立 龍野普通科-40-40
県立 太子総合学科-40-40
県立 佐用普通科-40-40
県立 福崎(統合)普通科-1600
県立 夢前(統合)普通科-80
県立 播磨福崎(仮称)普通科+240
県立 姫路南(統合)普通科-200-80
県立 網干(統合)普通科-160
県立 家島(統合)普通科-40
県立 姫路海稜(統合)普通科+320
合計-200

(兵庫県公立高校全体では760人定員が減りました。)









兵庫県公立高校入試平均倍率(充足率)

本来であれば、こちらの数字も赤穂市が所属する第4学区の数字を抜粋してお伝えするべきなのかもしれませんが、申し訳ありません。労力の限界を迎えたため兵庫県全体の数字を提示致します。以下で示す兵庫県全体の数字を鑑みれば、第4学区の卒業予定者に相関して定員調整が行われていると信じて参ります。


①平均充足率の推移


さて、平均倍率の説明は入試制度が複雑が故に、どの数字を提示するかが難しいところではありますが、全日制学力検査(推薦/特色選抜/定時制/多部制などを除く)のみを提示することに致します。3月11日~12日実施の入試だとお考え下さいませ。




充足率=合格者数÷定員




充足率を紹介する理由は、兵庫県公立高校入試制度(複数志願製)の特性上正確な倍率は分からないというのが結論です。充足率によってのみ公立高校に合格した人数が把握できます。



年度令和6年度令和5年度令和4年度令和3年度令和2年度令和元年
充足率95.9%95.6%96.1%96.2%98.1%98.4%
定員の増減-14人+36人+498人-1046人-279人-912人




上記グラフでお伝えしたいことは、

①毎年定員を満たしていない
②毎年定員の増減が行われている


という点です。





(もしかすると、定員を満たしてないという言い方は不適切かもしれません。確信がないため、気になる方は個別ご連絡くださいませ。)









②卒業予定者との比較

年度令和7年度
(2025年)
(3月実施)
令和6年度令和5年度令和4年度令和3年度令和2年度令和元年平成30年度
充足率??95.9%95.6%96.1%96.2%98.1%98.4%
定員の増減-14人+36人+498人-1046人-279人-912人
卒業予定者43015人44077人44121人44005人43100人44825人45617人47090人
卒業予定者
増減
-1096人-91人+80人+876人-1753人-803人-1492人-864人

卒業予定者は、国立県立中学卒業予定者見込み数です。私立中学除外されています。




ここでお伝えしたいことは、確かに令和7年度で兵庫県公立高校全体で704人の定員減であり、第4学区については200名の定員減となっておりますが、それは卒業予定者が大幅に減るからです。




故に、充足率に大幅な変化はありません。




確かに、昨年の相生高校のように高校毎に見て行けば際はあるのだろうと思います。また、姫路海稜高校の志願者数も誰も分かりません。




故に、全体的な雰囲気に変わりはないのです。学級数減が行われるのは1クラスの定員や推薦入試との調整だけでは、平成30年度と比較して令和7年度の卒業予定者の減少(4075人)に対応できないからです。つまり、そもそも赤穂高校や上郡高校の定員充足率が低すぎることが問題なのです。赤穂高校も佐用高校も上郡高校もまだまだ廃校になるには早すぎます。








③第4学区定員充足率/倍率推移(抜粋)

※赤傍線は、第2志望出願を含めて定員割れ
※黄傍線は、第2志望出願を含めて定員充足

学校名学科令和6年度令和5年度令和4年度令和3年度令和2年度令和元年度平成30年度平成29年度
姫路西普通1.181.141.051.171.11.05※99.6※98.8
姫路南普通0.970.981.081.30.921.36
※姫路東普通1.071.201.421.271.15※98.61.221.23
市立姫路普通※1.001.311.141.041.061.061.34
市立琴丘普通1.051.411.151.261.721.201.22
(定員240)
相生普通1.251.031.181.081.181.121.111.26
龍野普通1.02※1.00※1.00※1.001.011.12※1.001.00
赤穂普通1.00※0.95※0.88※0.99※95.8※1.001.05※1.00
(定員252)
上郡普通※0.94※70.2※89.2※1.001.02※1.001.161.31
太子総合1.251.071.20※1.311.001.091.211.43
佐用普通0.65※60.0※75.80.701.095.8※1.00※1.00
(https://www.hyogo-c.ed.jp/~koko-bo/02nyuushi/r3senbatu/r3senbatu.html)より抜粋








【まとめ】倍率ある受験とは?



さて赤穂市が所属する第4学区においては、どれだけ学級数や定員が減ろうとも全体としては大きな影響はありません。公立高校を志望するという観点から考えれば大学全入時代以前に高校入試全入時代に突入しているという言い方が正しくなります。



効率高校を志望するという観点から言えば、通信簿においてオール3前後を獲得していれば劇的に心配する必要はないのだろうと思います。



一方で、オール2前後であれば違う考え方をする必要はあるようには思いますが、それは定員の増減とはまったく違う角度からのお話が必要です。



その上で、倍率ある受験が意味するのは、内申点と学力が相関しないという事実や定期テストだけでは学力は測れないという事実を鑑みた上で、高校生として学んでいくジガクの素養みたいなものです。おそらくそれは小学校の内容理解という言い方が適切です。その辺は長くなりますので、個別保護者面談や別のブログでお伝えしてまいります。



一般論は、個別で見てみるとあてはまらないことが多いのです。



ここでお伝えしたかったのは、来年再来年○○高校のクラスが減るといった噂におびえる必要はないという1点でございました。



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