こんにちは
赤穂市の個別指導塾Willbe 塾長の光庵です。
今日は、赤穂の公立高校入試受験生に役立つ兵庫県公立高校入試解説について話していきます。
・塾に通わず上位高校を目指している中2
・入試数学の時間配分に迷っている中3
・市販の過去問解説に納得していない子
そんな方にお届け致します。
兵庫県公立高校入試 数学の現状
他都道府県と比較して少し難しいのではないかと、そんな声が聞こえてきたりしますが、難易度に関しては主観がどうしても入っているので事実のみ先にご紹介致します。
数学 80点以上取っている受験生の割合
・令和元年度 2.4%
・平成30年度 3.1%
・平成29年度 1.4%
・平成28年度 0.6%
・平成27年度 3.4%
毎年の受験者が約27000人ですから、入試で80%以上を取れている受験生は200人~600人程度ということですね。第4学区のトップ校である姫路西の定員が400名ですので、姫路西を目指している受験生もなかなか80点は取れていないのが現状です。
弊塾の生徒も過去問を解きながら70点を突破出来る生徒はいますが、80点以上を取れる生徒は滅多におりません。
過去問の解説どうでした??
中3達はもう兵庫県公立高校入試の過去問を一通り解き終わったころでしょうか?過去問の解説はどうでした?分りにくくありませんか?
スゴ腕塾長だけが知っている「兵庫県公立高校数学」【裏解説】
市販の過去問解説はスペースの都合上、省略されている部分も多いし、難しい問題は解き方1種類というわけでもなく、いろんな解説に触れて欲しいと思う瞬間があります。
そこで、
東京都のZENT進学塾武田先生にお願いして「数学のスペシャリストが解いてみた 兵庫県数学の時間配分と解説」をまとめて貰いました。武田先生は数学のスペシャリストで、私も数学の指導について教えて頂いております。
今回は特別に2015年(平成27年)兵庫県数学のみ公開致します。他年度については武田先生のnoteから見ることが出来ますので、よろしければ是非!!
他年度は↓↓こちら↓↓
数学 2015年解説 80点以上を取るために
基本的な時間配分の方針
・大問1~4まではスムーズに20分程度で終わらせたい。
・大問5の確率は(3)までやり、(4)は一旦捨てて最後に戻ってくる。
・大問6の図形は(3)が手間がかかるし、難易度も相当高い。
・大問7は(2)➁が間に合わない可能性が高い。
適当にはめて運良く大問7(2)が埋まれば間に合うが、基本的に50分で全ての問題を解くことが想定されているとは思い難い。90点ぐらいまでは反射で問題を解ける実力があれば届くが、満点は難しい。
大問1 5分で解けるまで練習
多くの公立高校入試数学同様、兵庫県公立高校入試の大問1も基本的な問題を扱っている。トップ高校を目指していない全ての受験生達に、「考えること無く反射で解けるようになる」まで基本問題を練習して欲しい。
大問2 5分 大問3 4分~5分
大問3 (1)~(3)2分 (4)2分
一見難しそうに見えるが、大問3あたりまでは反射で解法を思いついて解いて欲しい。解けるが10分程度かかる受験生は目標点数を70点に修正し、図形・2次関数の基本問題を反復練習しておいて欲しい。特に、図形や2次関数は高校数学で中学で習っているため解説が省略されるため、高校生の「質問事項」になりやすい。
大問4 7分 大問5
大問4は典型問題である。ダイヤグラムの問題など解法を瞬時に思い浮かべれるように練習しておいて欲しい。
大問5 (1)(2)で2分、(3)で2分、(4)一旦捨てて最後に戻る5分
大問6
大問6 (1)(2)で4分、(3)はやや難で8分
青い文字の解説に注目
大問7 (1)2分 (2)10分
大問7(2) 計算の前に 条件の整理をどれだけ高速に行えるかが勝負
80点以上をとるために
そもそも何点を目標にするべきなのか?
龍野高校、相生高校合格のために80点は必要ありません。
姫路西・姫路東・龍野高校トップ合格を目指し難関大学を目指すのであれば制限時間なしでチャレンジし80点を超える実力を身につけておきたい。65点を下回るようであれば、龍野高校、相生高校に合格出来たとしても高校数学について行くことは難しくなる。年度によるが最低70点は安定的に取れるようになって欲しい。
赤穂高校を目指す生徒であれば平均点を獲得すれば赤穂高校の授業にはついて行くことが十分可能。しかし、赤穂高校から大学受験を目指す生徒には、65点以上、時間制限なしで70点以上をとれる実力を身につけておいて欲しい。
必要なこと
50分内に70点以上を目指すのであれば、発展的な問題に取組む必要はなく、標準的な入試問題集を繰返し演習し、反射で問題を解けるようになれば十分対応が可能です。
スケジュール感としては、冬までに入試問題集を終わらせ年明け以降過去問などの実践問題をこなしていく。そして、苦手分野を補足していくことで70点を獲得することは十分に可能。
80点以上を目指す生徒は、1月~3月に三平方の定理を学んでいるようでは演習時間の確保が難しい。そのため。最低現冬までに中学の範囲を勉強し終えることが必須になってくる。
夏休みの間に、
基本を抑えた上で、以下のような問題集をこなし、難易度の高い問題の解法を身につけておいて欲しい。80点を目指すにあたり、冬以降、以下の問題集に取組み定着させるにはやや時間が足りない。
他年度の解説と講評はこちら
平成31年は無料でダウンロード出来ます。
それでは今日はこの辺で!!