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「寄生獣」2023年6月の新着図書②

Willbe図書館




グロテスクな描写が多いため、


Willbe図書館に置いていなかった寄生獣。


高校生数人と「公共」や「映画の授業」の話をしていて、


Willbe図書館においてあっても良い本になった笑







我々はなんのために存在しているのか?



寄生獣のテーマを一言でいうと「我々はなんのために存在しているのか?」ということになるのだろう。



哲学というと小難しい雰囲気が漂いますが、もう少しフランスっぽく?(フランスの何を知っているんだ笑??)


純粋な疑問を考えていくきっかけとしてあっても良い気がしてまいりました。






多様性
個性


そんな言葉が時代を謳歌しておりますが、多様性だとか個性だとかいう言葉が登場するたびに「生きづらさ」を感じるのも事実だろうと思います。


だからこそ


素朴な疑問をとりあつかったテーマの物語や読み物に触れて欲しいと思うのです。


純粋な疑問。


こういうものを中2病/思春期と呼ぶのでしょう?







志学。
而立。
不惑。





不惑の年齢だと言われても、まだまだ、「惑う」ことばかりですよね笑





(人から見れば)悪魔と生き物の中間のような存在になった主人公。

しかも。

(人から見れば)悪魔



生き物



1つの個体に同居してしまっている。





考え方や利害関係がことなる2つ生き物が、同居し、


1つの人間の体の使い方をめぐって「言葉」によって意思疎通するという面白さ。


合理的な悪魔。

主観的な人間。


主観性があるがゆえに、合理的に悪魔を消滅させられない人間。

合理性があるがゆえに、主観的な人を消滅させられない悪魔。





合理的なことも

主観的なことも

真理ではない。





そんなことが描かれております。



僕らには「理念」「信念」が必要だけど「理念」「信念」にのみしたがって生きているわけではない。



極めて人間的な感覚を持ち得ていても、命すらも奪わなければならない必然性があったりする。








事実は小説より奇なり


と言いますが、


小説(漫画)だからこそ


真正面から考えてみたいこともあるんじゃないかと思います。













寄生獣を置いた瞬間から


中学生達が「寄生獣」を読んでいます。


感想を聞いてみたいとおもう一方で、


なんか授業みたいだから聞くのは嫌だな


と思っている私です。









ブラックジャックとかね。


もっと読んだら良いと思うんだよね。


リアル社会を投影してるよね。


「キリコVsブラックジャック」を引用したい私です。


ま。


だからこそ。


「風立ちぬ」がやたら面白く感じたというのはあるんです。












よくよく考えてみれば、


学問の追求


とは言ってみても


多くの人が「学部」で学問っぽいことを終えるわけですから、


超枝葉、、、、


超絶マニアック、、、


な研究への道を進む人は少ない。






ならば、


どうしたって、


リアル社会を生きるなら政治学で学ぶような哲学やゲーム理論が根本にあり、


社会制度を理解しなくてはうまく生きていくことが出来ないこともあり、


法を運用するならば法哲学のようなものは考えてしまうし、


人間社会のリアルに触れるなら「人」の存在について考えざるを得ない。




ならば、

哲学の根本のようなものを考える時間って有用なのだろうと思うのです。


ベンサムの功利主義なんていまだに物事を考える導入に使用されたりするわけですしね。


哲学というとあれですが笑




一方で、

そういうのは、今はエーから合理的に勉強しろという瞬間も必要です。




そんな大人のエゴ。

Willbe図書館であります。






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この記事を書いた人
光庵良仁

個別指導塾Willbe塾長(代表)
光庵 良仁
(コウアン ナガヒト)

●1983年6月17日生
●赤穂市出身
●赤穂高校卒
●立命館アジア太平洋大学卒

2019年3月兵庫県赤穂市に「個別指導塾Willbe」を開校。Willbe理念は「赤穂市に最高の大学受験環境を」。

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