こんにちは
夏期講習が終わりブログの更新頻度が増えている赤穂市の学習塾Willbeの光庵(こうあん)です。
さて、Willbe図書館に本日は新しい仲間が増えたよという話。
「Willbeさんってどんな塾ですか?」と聞かれ「小学生や中学生に関してはお迎えが遅れれば遅れるほど賢くなる塾ですよ」なんて保護者の方々の神経を逆なでするようなことを(半分冗談ですよ)言っております。
小さい頃っていろんな体験をして欲しいと思うのですが、なかなかあれもこれも大人のエゴで体験させてあげることは出来ません。そんな時に「本」という存在は素敵だなと思うのです。いろんなジャンルの本を読むことは「なかなか体験出来ないこと」を体験させてくれると思うのです。
少し前のブログで同じようなことを書きましたが、科学実験を毎日するわけにもいかず、ましてや「生きる」「死」「答えのないこと」に関することは(誤解無く申し上げれば)体験しようと思って出来ることではありません。そういうものは「映画」「ドキュメンタリー」「本」で体験して欲しいと思うのです。「人間の尊厳」とかいうと大げさですが「大自然の営み」という非日常はやはり本や映像で体験するのが1番です。
「夢」や「目標」を求められる時代ですが、そういった原体験は間違いなく活きてくると思います。
そんな私のエゴを体現するべく、塾としてはあり得ない量と質の書籍をご用意しております。
そうは言ってもうちの子は本をよまないんです??
何気ないときに本がある環境があれば、みんなそれぞれに本を手に取ってくれます。興味をもつかどうかは分かりません。そして、暇で暇で仕方ない時、小学生は本を手にとってため息をつきながらぱらぱらめくります。
そして、ハマる子はハマる。
読み聞かせといったことも大事なのでしょうが、まずはそこに本がある環境を作りたいなと思います。
東大教授が教えるやばい日本史シリーズ
著者はテレビで見かける本郷和一さんです。
徳川家康が〇〇だっとか、実はひきこもりのお婆ちゃんだった卑弥呼だとか、そういう歴史のよもやま話は誰もが聞いたことがあると思います。「泣くまでまとうホトトギス」の徳川家康が実は「短気」であったため「ツメを嚙むクセ」があったとかなかったとか(これは事実のようですね)、、、なぜモンゴルは日本に侵略してきたのか?(元寇に興味があるばあいは弊塾にある「アンゴルモア」というマンガを一読下さい。よくある鎌倉武士視点で描かれていないため新鮮です)それは、日本が黄金の国だと本気で信じていたから??、、、
真実なのか、伝説なのか、、、。もちろん、「歴史」ですから現存している資料や新たに発見された資料から歴史家達が想像していることです。
YouTubeでもこういう話はたくさん出ていますが、いまいち、どこまでが事実でどこまでが想像でどこまでが妄想なのかは分かりにくく一様に事実のように見えてしまいます。「事実と解釈」を分けて考えることは大人になって必要なスキルです。
最初は知っている人物から入って暇を見つけて眺める百科事典のような存在になれば良いなと思います。参考文献がしっかりしている分、教科書では4文字~10文字しか登場しないただの活字を生きた情報にしていただければという「大人のエゴ」です笑。
世界史は化学で出来ている
原始的な松のたいまつからパラフィンに至るまで、その道のりの何と長かったことか。
「ろうそくの科学」序文(マイケル・フェラデー)
そしてこの2つにはなんと大きな違いがあることだろう。夜、どのような手段で自分の住み家を照らすかにより、その人間の文明の尺度が刻印される。
理系男子に読んで欲しい「ろうそくの科学」の引用でこの本は始ります。古代ギリシャで哲学や思想が生まれた頃に、自然科学や化学がどのようにして生まれたのかを紹介しながら、原子が元素がどのように生み出されてきたのかが化学者のエピソードと共に書かれています。
ただ、、、これを小学生が読むのだろうか。
う~ん。
読まないでしょうね笑。
理系少年少女よ。
いますぐこの本を読みなさい笑。
というわけで新しい仲間が増えたという話でした。
軽い興味関心をちょこっと深掘りしてみようシリーズですね。