「岡大の英語対策、とりあえずNext StageやVintageを回せばいいよね?」 もしそう思っているなら、少し立ち止まってこの記事を読んでください。
赤穂周辺の高校でも定期テストは4択問題の○暗記が定期テストの点数をとる重要な要素となります。しかし、暗記すれば点数がとれると分かっている問題で暗記をするなというのも酷なものです。
しかし、4択問題を周回することには大きな盲点が存在します。
岡山大学の英語は記述式がメインです。四択問題集の使い道を間違えると、120分という試験時間をドブに捨て、本番で「記号は選べるのに、和訳も英作文も書けない……」という悲惨な状態に陥ります。
今回は、四択問題集の正体と、岡大合格に向けた「最強の活用法」を伝授します。
1. 四択問題集の「よくある誤解」:4択では英作/読解のための文法力は身につかない
定期テストで出題されるが文法力は身につかない
まず大前提として、四択問題集は「ゼロから理解するための本」ではありません。
- 初学者向けではない: 英文法をひと通り学んだ人が、知識の漏れを確認するための「確認用」です。
- 調べ物用ではない: 分からない文法を四択問題集で調べても載っていないことが多いです。調べるなら『総合英語(Evergreenなど)』を使いましょう。個人的なおススメは「ジーニアス総合英語」
- 英文法=四択ではない: 岡大の長文で重要な「倒置」や「強調構文」「識別」は、四択問題では十分にカバーできません。
四択問題集ばかりやっていると、「英語を壊れた選択肢の中から選ぶ」癖がつき、岡大で求められる「正しい英文を組み立てる・訳す」力が育ちません。
4択問題落とし穴の具体例:この問題、自信を持って「理由」を言えますか?
問)次の英文の空所に入れるのに最も適切なものを選びなさい。
This stadium is ( ) larger than that one.
① very ② much ③ more ④ so
正解は ② much です。
「比較級を強めるのは much!」と呪文のように覚えている人も多いでしょう。
しかし、なぜ very はダメで、なぜこの位置に置くのか。
その「理屈」を考えたことはありますか?
英作/読解に役立つ勉強:「成長過程」を想像してみよう
英文がどう作られているか順序だててで考えてみましょう。
(1) This stadium is large.
「このスタジアムは大きい。」
これがすべてのベースです。
(2) This stadium is larger than that one.
「このスタジアムはあのスタジアムよりも大きい。」
ただ「大きい」と言うだけでなく、何かと比較して「より大きい」と説明するために比較級(-er than)になりました。
(3) This stadium is much larger than that one.
「このスタジアムはあのスタジアムよりもずっと大きい。」
ここで本題。この much は何をしているのか? それは、「larger(より大きい)」という差の程度を修飾(説明)しているのです。
「どれくらい大きいの?」→「ずっと(much)だよ」
修飾語(副詞)というのは、説明したい言葉の前に置くのが英語の基本ルールです。だから「much + 比較級」という語順になるのは必然なんです。
ちなみに、(1)の文で「とても大きい」と言いたいときは very large と言いますよね? very は「普通の状態」を強める言葉。
対して much は「比較して生まれた差」を強める言葉。 役割が違うから、very larger とは言えないのです。
品詞と文型を意識した「納得」は最強の記憶術である
「much + 比較級」という公式を100回唱えるよりも、
「larger という比較の結果を、直前から much が説明しているんだな」
と一度ガツンと納得してしまうこと。
この「腑に落ちた!」「合点がいった!」という感覚こそが、和訳/英作/読解で忘れない知識になります。
2. 岡山大学合格への「四択問題集」活用目的
「じゃあ、四択問題集はいらないの?」 いいえ、使い方が重要なのです。目的は以下の2点に絞りましょう。
- 知識の定着と確認: 参考書や授業で学んだことが、本当に身についているかチェックする。
- 理解の深化: 問題を解くことで「あ、あの参考書に書いてあったのはこういうことか!」と点と線を繋げる。
【注意!】 岡大の二次試験では、単純な四択問題はほとんど出ません。整序問題や正誤問題、あるいは読解力が必要な問題が主です。四択ができる=長文が読める、ではないことを肝に銘じておきましょう。
使うにしても、構文を正確に把握しながら正解を選ぶという姿勢が重要です。
3. 岡大対策に最適な「使うタイミングと取り組み方」
岡大英語で記述力を高めるために、以下の2つのフェーズで使い分けましょう。
① 英文解釈に入る前(基礎固め)
英文解釈の解説を理解するために必要な「最低限のルール」を暗記します。
- 取り組み方: 講義系参考書(スタサプや実況中継など)で1章読む → その範囲の四択問題を解く。
- 基準: 「正解の理由」を解説を見ずに自分の言葉で言えること。
- ポイント: この段階では薄い問題集を選びましょう。解説が丁寧なものがベストです。解説が丁寧であるか否かは個人差があるように思うので、本屋さんで実際に自分で手にとり目にすることが重要です。
② 英文法の仕上げ(演習期)
解釈や長文読解、英作文の学習が進んだ後に再度取り組みます。
- 目的: 読解の視点を持って解き直すことで、以前は気づかなかった「文の構造」が見えてきます。
- 基準: 答えを覚えるのはOK。ただし、「なぜその答えになるのか、他の選択肢がなぜダメなのか」の理屈を100%説明できること。
4. Willbeがおすすめの参考書・問題集
岡大を目指すなら、分厚い問題集をダラダラやるより、以下の構成を推奨します。
- 理解用: 『大岩のいちばんはじめの英文法』など
- 四択確認用: 『英文法レベル別問題集』や解説の詳しい薄めのもの
- 調べる用: 『総合英語 Evergreen』『ジーニアス総合英語』
- 解釈用: 『英文読解入門 基本はここだ!』『英文解釈の技術70』『英文入門問題精講』『英文解釈クラシック』
5. まとめ:四択は「後回し」でもいい
岡山大学の英語攻略において、四択問題集はメインディッシュではありません。 まずは「理解」と「解釈」。四択問題に時間を使いすぎて、配点の高い長文や英作文の練習時間がなくなるのが一番の失敗パターンです。
「自分の今の勉強法、四択に偏ってないかな?」と不安になったら、一度Willbeに相談に来てください。






