現在、小学生音読課題用の見本動画をゆるゆると作成中の個別指導塾Willbeの光庵です。
重要語句や漢字の〇暗記は必要だけれど、
それよりも先に、特に小学低学年の子達には「言葉の感じ」を感じて欲しい。言葉の背景にある感覚。
漢字を覚える際には、『「訓読み」が大事だよ!』なんてことはよく言われますが、それより大事なのは「言葉」を感じることです。
走れメロスを読んでいて「ほくそ笑む」なんて言葉が出て来ますが、これを辞書で調べて「ほくそ笑む」を理解出来るのだろうか?
いやきっと出来ない。
「どういう意味?」と聞かれて言葉で説明しても分かったような分からなかったような顔をされた経験はありませんか?
特に「言葉」を感じた経験が少ないお子さまは言葉で言葉を理解するのは難しいでしょう。
ほくそ笑む
小学新国語辞典 光村教育図書
物事がうまくいったときなどに、人に分からないようにひそかに笑う。
「王はほくそえんだ。」
さて、どんな表情をしているのでしょうか??
感じて欲しいのです。
音読上手は勉強上手。
本物に触れれば触れるほど教養が深まる。
教養が深まれば○暗記という苦行が減る。
(どこまでいっても学力向上のためには○暗記からは逃げれませんが。。。)
そんな訳で、小学生国語の音読課題でございます。
Willbe小学生、毎日音読課題もゆるゆる始めております。
小林一茶
小学生の音読課題のために小林一茶の俳句をあらためて見ておりました。
俳句。。。
う~~ん。
情景が浮かぶ俳句と浮かばない俳句があります。
そこで小林一茶についてあらためて調べていました。
http://www.issakinenkan.com/about_issa/ 一部抜粋要約
小林一茶は、1763年、長野県の北部の農家に生まれ、3歳の時に母がなくなり、8歳で新しい母をむかえました。新しい母にはなじめず、祖母に大切に育てられていたのですが13歳のときに祖母を亡くします。
15歳の春、江戸に奉公にだされ、20歳のころに俳句の道を志すようになったそうです。
39歳のときに、ふるさとに帰り病気の父を看病しながら生活をしていましたが、1ヵ月ほどで父を亡くします。その後、継母や弟と財産争いを10年以上続けます。
50歳になって、一茶はようやくふるさとに帰り、借家住まいをしながら遺産交渉をかさね継母と和解をしました。52歳で28歳の妻を迎え多くの子どもに恵まれましたが、いずれの子も幼くして亡くなり、妻も37歳の若さで亡くなってしまいました。
その後も家庭的にはめぐまれませんでしたが、多くの俳句を残します。
1827年、火事に遭遇し家を失い焼け残った土蔵に移り住み、この年65歳の生涯をとじました。一茶の没後、再婚相手の妻との間に次女が生まれました。
なかなか波瀾万丈の人生ですね。
その波瀾万丈の人生が影響してか、「日常の些細な出来事や身近な風景が描かれることが多く、温かく、親しみを覚える作風」が小林一茶の特徴なんだそうです。生き物も多く登場しているようですが、蛙、蠅、蝉、蛍、、、、小さな生き物が多いようです。
小さい物、弱気もの、を感じとる男。
それが小林一茶?
そんなことを考えながら、俳句を聞いているとまた違った「感じ」に聞こえたりします。
各俳句の背景や意味についてこれから勉強し、随時YouTubeの説明欄にゆるゆると追加していこうかと思っております。
ゆるゆると。