今、中学3年生たちは必死に「憲法」について勉強している。
憲法ってヤバいよね笑
憲法って「人を殺してはいけない」とかっていう常識ぐらいのレベルでヤバいよね。
そういうことを学んでいる。
本日、中学3年生に「結局、憲法違反いたらどうなるんですか?」と質問されました。
重要なことです。
法律にかかわる事ならば「裁判所が違憲だと判断するだけで、その法律は無効になる」のだが、
話は続く。
憲法って自由のようなものが保証されてますね。
「人間が最低限度人間っぽく暮せるようにしようね」っみたいなことが書かれています。
本日ノリでお配りした憲法条文を読んでもフワッとしてて当たり前じゃんみたい事しか書かれてなくて意味がわからない。
私もそう思います笑
キミ達はなぜそんな分かりにくい面倒くさいものを覚えさせられているのだろうか??
それは君たちの「自由」を守るためなのです。
君たちは「憲法違反ってやばいことなんだ」ということを今学んでいるのです。
やがて大人になり(投票権などなど)、「憲法違反を犯した人がいる」ということにたいして、君たちの大多数が「ふ~~~~~ん」ってテンションになれば憲法は機能しないのです。
人を殺してはいけないのは「法律で罰せられるから」なのか「国民全員がそうおもってるから」なのかはあいまいなわけです。
キミ達は自由に暮らして、人権みたいなものが保障されて暮らしていきたいと思うのだろう。
そういうことを書いているのが憲法です。
法律よりも偉いのです。
日本のなかで何よりも偉いのです。
もし、国会議員の人たちが憲法を犯して「人を殺してもOK」という法律を作って憲法違反で無効になったとしても、
君たちが「ふ~~~~ん」って感じであっさり見過ごしていたら、
国会議員の人たちは「あれ??憲法違反したのになんか大丈夫そう~」って思い「しれっと人を殺しても良いように憲法を変えたらいいじゃん」なんて言い始めるかもしれません。
憲法を変えれるのは国会議員のお仕事です。
かなり極論ですが、
いま君たちが「憲法は大事」だと思ってくれなかったら、結構、日本人が思い浮かべる「自由」「普通の生活」「常識」みたいなものがあっさりと崩れていくのです。
だから、君たちの興味があってもなくても「憲法ってめちゃくちゃ大事」なんだということを学ばなければならないのです。
キミ達が今しらねば、、、大多数の大人が「憲法が大事」ってことを知らなければ、いま君たちが当たり前だとおもってることが簡単に崩壊するのです。
だから、日本の自由や人権を維持するうえでは、日本人の大多数が「憲法は大事」と思わなければ維持できないので「義務教育」で教えているのです。
憲法がなぜ大事なのか???
いまある「自由」「人権」なんてものは、過去の不幸な事件の反省から出来上がったものです。
その事実を知らなければ「大事だとは思えない」でしょう。
だから、「公民と歴史」を合わせて勉強しているのです。
ワイマール憲法とかって言葉が歴史で登場してましたね?
ワイマール憲法より、もう少し前のドイツでは、「憲法なにそれ?」って雰囲気だったのです。
王様の命令でいいじゃん、面倒くさいし、王様の命令の方がわかりやす~~~~~い、なんてね。
憲法あったのに、憲法なにそれ?
笑
人権を守るための○○の中に、「教育の義務」と書いてあります。
それは「憲法が大事なんだ」ってことを君たちが知ってから大人にならないと、いま「当たり前」に思っている常識のようなものが、あっさりと誰かが勝手にかえちゃうってことなんです。
いまある憲法が本当に私たちの「自由」「人権」を守ってくれているのだろうか??
そういう話を大学/大学院で学んでいくわけです。
義務教育は、国民全員に知っておいて欲しいことを学んでいるわけです。
そら興味関心がないことも学ばなければならないので、ツマラナイものになるのは仕方がない。
でも、勉強を進めていくと、ちょっと興味あるかもってテーマに出会っていきます。
そうすると勉強がすごく面白くなります。
キミ達が「やりたいこと」に出会ったときに「知識」がないと、何をどうしてよいかも考えられなくなります。
知らないことは考えることが出来ません。
勉強が楽しくなるのはもう少しあとなのかもしれません。
でも。
続けていれば出会います。
あなたが一生かけて取り組んでみたいとおもえるテーマに笑。
それが憲法になるのかもしれません。
笑
なぜ勉強しなければならないのか?
この答えは、それぞれ違ってもよいと思いますし、「価値観」の問題でもあります。
いろんな言い方が出来ます。
でもたまに勉強した方が良い理由みたいなものは「私なり」に伝えていこうとは思います。
そのうちの1つがこういう言い方なのかなと思います。