播州赤穂駅から車で10分以内。個別指導塾Willbe光庵です。
この文章の内容を通して、相生高校はお勧め出来ないとかそんなことをお伝えしたいわけではありません。
何かを選ぶということには、多くのことを知っておいた方が良いだろう。それこそお子さまの人生の選択です。その中で、その時、その時、最善の選択をしていこうということでございます。
私に進路に関して「こうでなければならない」と信念はございません。
受験に意味があるとすれば、期限があることによって、人生と向き合うことなのかもしれません。知って置いておいた方が良いことは伝え、そのうえで、各々判断して頂きたいことです。
赤穂市内の中学で少し成績が良いと相生高校に行きたいと思う中学生が多いのではないかと思う。相生高校に合格することだけを考えると以下の2点に集約される。
・通信簿 オール4で内申点200点
・高校入試 平均点+〇〇点 5教科300点/500点満点
(高校入試模試偏差値50程度)
※注意 合格最低点ではありません。
以上の2点をクリアすれば相生高校に合格することが出来ます。もちろん、内申点170−180点で合格しているお子様もいらっしゃいますのでご注意くださいませ。
さて、その上で考えて行きたい。
相生高校がどのような高校なのか。
相生高校がどの大学を目指させようとしているのか?
大ざっぱに言うと姫路東・龍野とやってること同じですよ?
相生高校の先生はことある毎に「塾に行く必要はない」と仰る。誤解を恐れず言うと、その通りだと私も思っている。大学受験は中学受験、高校受験と違い、唯一塾なしでも戦える受験といっても過言ではないように思う。それは、大人として自立していることが求められるからである。
そのことについては、↑↑のブログでもう少し掘り下げてみました。
さて、
その相生高校が生徒に提示している課題を見ていくと、恐らく最低でも難関大学(岡山大学、神戸大学、大阪大学)を目指していると思われる。
例えば、数学の課題に県版問題集という兵庫県オリジナルの問題集と青チャートが課されている(ことが多い)。
私が思うのは、たかだか兵庫県公立高校入試で平均点そこそこの生徒が「青チャート」に取組むことが可能なかということである。
青チャートと相生高校を批判したいわけではない。
自称進学校なるワードで様々な批判がされているが、1年~2年時に「青チャート」如きに取り組めないのであれば、それこそ難関大学に挑戦することは早々に諦めた方が良い。お花畑のようなことを言うべきではない。
必死に、青チャートに食らいついていこうと日々戦うことが出来れば、難関大学への道が切り開けるのも事実だと思われる。
食らいつく=課題提出レベルで止まらない。
1言1句をかみ砕き、言葉と対話し、演習を積み重ねる。
高校受験偏差値-10=大学受験偏差値
偏差値なる曖昧なもので大学受験を語るのは、はばかられるが、、、この事実は知っておいて欲しい。
例えば、岡山大学の偏差値は55~65といった空気がある。たとえばの話です。相生高校の偏差値は58前後だと思われる。
相生高校に進学出来た時点で、岡山大学を目指すことは可能なような気がしないでもない。
それは妄想です。
高校受験の偏差値-10=大学受験偏差値
つまり、、、相生高校入学時点で大学偏差値は48だということでございます。個人差ありです。個人差ありです。なんども言います。個人差有りです。ただの雰囲気です。
どんな模試を受けているのかによって変わります。偏差値50を東大希望者のみが受けている模試と混同しないで頂きたいということでございます。
相生高校に受かるには、内申点200点と入試300点程度で受かるのです。入試300点が意味するのは、兵庫県公立高校入試偏差値50~55程度だということです。通信簿オール4で公立高校入試平均点+〇点程度を取れれば合格するのです。
相生高校は、その状態から旧帝大を目指すカリキュラムであるということです。
塾なんて行っている暇はございません。
塾で授業を受けている暇なんてございません。
相生高校の生徒の過半数は、大学受験偏差値40台
高校生活の毎日が定期テスト前状態
相生高校は、難関大学を目指す高校でありますから(クラス分けがあるので一概にいえないのは当然のこととして)、当然、課題はそれようの課題です。
教科書の内容はそこそこに、難関大学を目指す課題が課されるのです。
・中学の定期テスト「如き」で80点取れることに満足する生徒は苦しむでしょう。もちろん、高校にいって覚醒することもあり得ます。確率の問題です。
・定期テスト前にしか勉強しないお子さんも苦しむでしょう。求められる当たり前基準が違います。日々2~3時間程度勉強に時間を費やす必要があるでしょう。
・課題は出せばオッケー? そんなマインドのお子さんも苦しむでしょう。課題に追われ、課題提出をしたところで学力は伸びません。
相生高校が求めているのは、龍野高校、姫路東高校が求めているレベルと同じです。違うことがあるとすれば、兵庫県公立高校入試平均点そこそこで合格した生徒の割合でしょう。
その習慣を鍛えるのが、Willbe難関進学コース
塾として、姫路東に何名合格したとかそんな価値観をアピールしようとは思いません。でも、相生高校、龍野高校を志すのであれば、それにふさわしい習慣と学力をもって入学していただきたい。
合格・不合格なんて長い人生から考えれば些細なことです。
高校入試はゴールではない。
さて、難関大学を目指す高校生の進路選択であり得るのが、国公立大学の偏差値を上から順番に下げていくパターンです。
本人とご家庭がそれを望むのであれば、余計なお世話でありますから、私も強くは言いいません。ただ、以下の事実は、知っておいた方が良いと思うのです。
相生高校で最下位になるぐらいなら、赤穂高校のTOPにいた方が「良い大学」に行けるのは間違いないのです。(もちろん、普通に考えれば、相生高校へ進学し難関大学へ行った方が良いのです。現状において、赤穂高校のカリキュラムだけで難関でもない大学と戦うのはそれほど厳しいわけです。)
「良い大学」が意味するのは、「環境」の違い。環境=「ヒト、モノ、カネ」がどれだけそろっているかでございます。
地方国公立大学を悪く言うわけではありません。地方国公立大学の存在価値は「地域」との関係にあります。確かに、山形大学や愛媛大学理学部のように特定の分野で素晴らしい研究をされているところもあります。
しかし、あくまで一般論として申し上げたい。
赤穂から、地方国公立大学に進学すると言うことは、その地方に骨を埋める確率が高いのです。
志の問題で価値観の問題です。
もし、アナタが全国区で戦う意志を持っているならば、地方国公立大学などに進学せずに、都会の私立大学へ行った方が良いのです。
ヒト、モノ、カネの量と質が違うからです。あらゆる環境です。大学を就職予備校と捉えても、学問を追求する場所捉えても、人間性を高める場所と捉えても、卒業後の人脈を形成する場所と捉えても、、、、どの角度から考えても「環境が良い」ことに超したことはありません。
立命館大学の就職活動(環境の一例)
立命館大学を一例に話します。
立命館大学には、東京オフィスがあります。
学生からすれば就職活動の拠点となり得る場所です。
立命館大学や立命館アジア太平洋大学の学生は、3年生の冬頃から大学の斡旋する東京の寮に住み、東京オフィスの就職支援活動を拠点に半年程度就職活動をすることが出来ます。東京オフィスのPCは使い放題(のはず)、そこで就職活動を行っている学生が就活の情報を交換し、エントリーシート、志望理由書を職員に添削して貰うのです。
もちろん、立命館大学、立命館アジア太平洋大学のすべての学生が、これを利用している訳でもありませんし、存在すら知らない学生がいるのも事実でしょう。就職活動もインターンを前提にしている職種も有り、どの企業を目指すのかによって就職活動の仕方は異なるでしょう。
申し訳ないが、地方国公立大学がこの環境を作り出すのは無理です。地方国公立大学の学生が単身東京に出て就活を戦うには、ありとあらゆる情報の時点で負けてしまいます。
地方大学の存在価値は、地方公務員になることであったり、地元企業との連携であったり、地元活性化であったりするため、名門私立大学とは目指す場所が違うということもあるでしょう。
就職活動とは、単なる情報戦です。
東京に情報が集まるのは当然のことです。
そうは言っても国公立の魅力は学費
ほんとうにそうでしょうか??
そこで思考停止しないで可能性を模索してみて下さい。
奨学金を上手く組み合わせれば国公立より安い学費で私立に通わすことも可能です。私立もあの手この手で優秀なお子さんを集めたいわけですからね。
奨学金?借金?
返済しなくて良い、支給される奨学金なんていくらでもあります。
私立で迷った際は、相談して下さいませ。
学部や目指すレベル感が分からないと、奨学金戦略も考えようがないために、赤穂市の高校生限定で相談を受けますよ!
それでは今日はこの辺で。
総論のお話でございます。
各論については、穴がございます。個別のお話は、あくまで総論とはかみ合いません笑。
ちょっと中学で成績が良いから、龍野ほどでもないけど相生高校ってお手頃だよね?で良いのですか?国公立を偏差値高い順番に志望していく進路指導で良いのですか?と思うこともあるというお話でございました。