赤穂市の進学個別指導塾Willbeの光庵です。
本日は↓コチラ↓のニュースをうけて、あらためて兵庫県公立高校入試における「部活動/生徒会」の取り扱いについてまとめておきます。
部活や生徒会は、ほぼ内申点に関係ない
兵庫県教育委員会公式発表の文章が↓コチラ↓です。
http://www.hyogo-c.ed.jp/~koko-bo/02nyuushi/r5senbatu/r5senbatsuyoukou-youshiki/R5_senbatsuyoukou.pdf
(1) 合格者の決定は、判定資料(A)と(C)の合計点(以下、「素点」という)を基本として行う。その際、判定資料(B)は参考として用い、総合判定となるよう留意する。ただし、過年度卒業者については、判定資料(C)を重視して合否の判定を行う。
判定資料(A)
調査書の各教科の学習の記録の第3学年の、「国語」、「社会」、「数学」、「理科」、「外国語」の5教科の評定の和を4倍した値と、「音楽」、「美術」、「保健体育」、「技術・家庭」の4教科の評定の和を7.5倍した値との総和(総配点250点)による資料(別表1の評定換算表参照)
ただし、総合学科の場合は、「国語」、「社会」、「数学」、「理科」、「外国語」、「音楽」、「美術」、「保健体育」、「技術・家庭」の各教科の学習
の記録の第3学年の評定のうち、学力検査及び実技検査で受検する5教科(以下「受検教科」という)の評定の和を4倍した値と、受検教科以外の4教科の評定の和を7.5倍した値との総和(総配点250点)による資料(別表1の評定換算表参照)
判定資料(B)
調査書の各教科の学習の記録以外の諸記録を総合した資料
判定資料(C)
学力検査(総合学科における実技検査で1教科を代替した場合の実技検査も含み、各教科100点、総配点500点)の結果を県教育委員会の定めた方法によって採点し、それを0.5倍した資料
(2) 各高等学校の合否判定に当たっては、第1志望を優先するために第1志望校の合否判定には素点に一定の点数(以下、「第1志望加算点」という)を加点する。
なお、単独選抜を実施する学科から、複数志願選抜を実施する学科へ志願変更した場合も、第1志望加算点を加点する。
(赤穂~姫路が所属する第4学区の加算点は30点)
こちら↑を読んでいただければわかる通り内申点に部活や生徒会活動は関係ありません。
判定資料Bの「諸記録」というのは、出席日数だったりそういうことですね。とはいえ、皆勤賞だからと言って加点措置があるわけでもないので、あまり考えても仕方のない項目です。
判定資料Aの「第3学年」は、主に1~2学期の成績表ということですね。2学期の期末テストが終わってからの提出物、習熟度テスト、課題テストなどが2学期の成績に含まれるかどうかで不安がる中3がおりますが、「気にするな!!いつもどおりやれ!!」ですね笑
「部活動、部活動などに関する特別扱い」
冒頭に「ほぼ」と申し上げたのは、部活の成績を特別扱いしてくれる高校は別途公表されています。
赤穂周辺の公立高校ですと、以下にあげる高校は、「合否判定の境界線にあたる点数からこの点数の10%にあたる点数を減じた点数を合格の下限として合否の判定を行」ってくれます。
とはいえ、
この制度で合格した兵庫県の中学生は、7名(令和4年度)でした。
兵庫県国公立中学校卒業者約44000人のうち132名が申請して、12名が合否判定の対象になったようです。
ここから分かることは、部活を明確に優遇してくれる制度があるとはいえ、やはり気にしなくてよいことです。大半の中学生にとって関係ありません。
以下、上記優遇措置の対象が公表されている高校と部活動をまとめておきます。
上郡高校(農業生産科、地域環境科)
野球、陸上競技部(長距離)、剣道、バレー、ソフトボール、サッカー、柔道、ソフトテニス、吹奏楽
相生産業(全学科)
野球(男)、バスケットボール(男)、サッカー(男)、バレー、少林寺拳法、柔道、ボート
龍野北(電気情報システム、環境建設工学、総合デザイン)
陸上、ソフトテニス(女)、水泳、バスケットボール(男)
姫路商業(商業)
「運動部」「文化部」「特別活動」
内申点と合格目安についてはこちらにまとめてみました。よろしければお付き合いくださいませ。
そんなわけで、「部活は本当に内申点に関係ないの??」でした。