本日は、弊塾推薦入試対策担当が推薦入試における志望理由書の作り方シリーズ第5弾を赤穂の皆様にお届けいたします。
志望理由書~やってはいけない~
①お花畑を展開
「私は、将来○○になって、みんなのことを笑顔にしたいです。」
こういう文章を書き連ねてくる人、おつむの中身がお花畑なんですか。
これを添削するとなると、以下のようになります。
添削例まず「みんな」は口語なので「皆」、もっと言うと、皆とはだれを指すのか、どのような人達に対して貢献できる仕事をするつもりなのか、もっと問題意識を明確にする必要があります。また、「笑顔にしたい」というのも抽象的過ぎて、ほとんど何を言っているのかわかりません。○○になって、どのような問題意識から具体的に何をしたいのか説明してください。
「みんなを笑顔にしたい」、「幸せにしたい」、「喜んでもらいたい」…理念としてはわかりますが、志望理由書にはこのようなお花畑な文章はNGですので、気をつけましょう!美辞麗句を並べても、意味がありませんよ。
②将来の志望と学部学科のミスマッチ
発展途上国等の開発援助・教育援助などを将来行いたいとのたまいつつ、選択する学科が英文学科みたいな人、けっこういます。
国際関係学科や異文化(多文化)共生学科など、国際協力を学ぶことができる学科がきちんとあります!英語の力をつけたいから英文学というのも、安易ですね。
自分の将来やりたいことと、学部・学科をきちんとマッチさせる必要があります。マッチしない人は、リサーチが全然足りません。きちんと将来の志望と、それに対応する学部・学科を選択しましょう。
③過去の体験と現在の志望がつながらない
「過去の体験や活動にもとづいて、あなたの志望理由を述べてください」という指示に従おうとしたのでしょう。
しかし、小学校からの生い立ちや活動を書いてくるものの、どこで現在の志望を持つに至ったか、どのような問題意識や価値観を備えるようになったのかが全く分からない志望理由書もよく見ます。
「まさにこれがあったから!今の自分がある(今このように考えている自分がある)」という体験やエピソードを取り上げて、直線的な説明を行う必要があります。過去の体験をずらずら書いても意味ないですよ。
④一行目から「貴学への入学を強く志望する。」と書く
古いタイプの先生のなかには、一行目から「私は貴学への入学を強く志望する。なぜなら、~」
と書き始めるよう指導する人もいますが、ありえませんからね。
書き出しが分からない人は、まず自分が将来何になって、何をしたいのか、から書き始めて見ましょう。そのうえで、何を大学で学ぶ必要があるのかを説明していくとよいと思います。
そして、最後に、「以上の理由から、貴学への進学を強く希望する」という文言でしめればよいでしょう。
⑤ よろしくお願いします!?挨拶いりませんから。。。
志望理由書の最後に「貴学へ入学後は一生懸命にがんばります。よろしくお願いします。」と書いてくる人も結構います。でも、そういう挨拶じみた文言はいりません。
こういう挨拶を書いても、入試の審査官である大学教員は何とも思いません。
欲しいのは、当該の受験生がどのような体験をして、どのような考えを持ち、なぜこの大学を志望し、大学で何を学び、将来は何をしたいのか、その志の確かさを知るための情報です。挨拶や定型文は不要です。
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