Twitterのプロフィールや小学部の説明に、「年長~高3まで指導する塾長がデザインする小学部」「年長から高3まで一貫して指導する」というようなことを書いてます。
ある時、
小学生の保護者とお話しさせていただいて、
「「大学受験に取り組む高校生の姿をみてる塾長がデザインする小学部」というのが気に入りました」
とおっしゃってくださいました。
嬉しい限りです。
なぜこれが合理的なのかを短くわかりやすく説明する方法に悩んでたりするのですが、多くの要素がありすぎて長くなっちゃうんですよね。
まだまだ私は未熟です。
公式ブログには、
↑ごちゃごちゃといろんなことを書いてますが、一側面にすぎません。小学生~高校生に関る塾長が小学生を指導するというのは合理的だと思うのです。
「目の前の点数を上げにいく方法」と「2年~3年先の学力を大幅に変えにいく方法」はかなり違います。
そのうちの1つが中学校の確率は簡単すぎて、高校生は大体確率が苦手になる問題です。
高校合格をゴールにすると、確率の問題はあまり取り組まなくて良いと思います。簡単ですし、なんとなくパターンみたいなものが見えます。
確かに、
兵庫県公立高校入試においても中学生が難しいと感じる確率の問題は登場しますが、9割ぐらいの中学生にとって志望校を左右するほどの得点はありません。
高校入試の得点に拘ると合理的ではありません。2次関数と図形の複合問題を極めた方が合理的です。2次関数ができないと高校数学の初手に対して手も足も出ないが、高校では普通を保証する程度だからです。
理想は、全てをあ〜でもないこ〜でもないとじっくり考え倒すこと。
でも、中学生が1問1問丁寧に考え続けていると、時間は足りない。(個人差あり)
だから、どうしたって取捨選択をしないといけない瞬間がある。
私は高校生が確率が苦手な理由を知っています。
中学生でも確率が苦手という子がおりますが、
基本的には、具体的に考える練習(遊び)をしたことがない子がそういったことを言い出します。
この辺がやや根深い問題なんですよね。
そういうものを小学部に落とし込んでいるのです。
確率という概念を小学生に教えるどうこう以前に、具体的に考えていくという練習は、小学校の間にしかできにくい現状があります。
もちろん、
中学生のうちに「確率のムズカシイ問題を丁寧に考えていく」練習をしてもらうわけですが、時間的に許される場合もあれば時間的に許されない場合があります。
「みはじ」という言葉が世間を騒がせ続けています。高校で確率を公式で解くというのは、「みはじ」に近い感じですね。
確かに小学生に「みはじ」を教える瞬間はあるのですが、
「みはじ」に頼りすぎると、目についた数字をとりあえず当てはめて何とかするゲームになり、伸び止まる瞬間はあるのです。
(「みはじ」に関しては、どちらでも良い派です。状況によるとしか言えません)
とりあえず何も考えずに数字をテキトーに公式にあてはめてみる思考が確率で起こりうるのです。
「目の前の分かりにくいことを分かりやすく説明する方法」と「将来の分かりにくいと予見されることを分かりやすくするための方法」は違うのです。
で。
だいたい人は、私もそうであるように目の前の分かりやすさに飛びつきたい欲求に勝てないのです。
余談ですが、
12月~1月は大学受験も高校受験も過去問を解け
みたいな空気感。
確かに、その通りなんだけど過去問を解けば解くほど1mmも賢くならない状態というのはありうるわけです。
そういったことも含めて将来起こりうることを小学生のうちから習慣として叩き込んでいきたい小学生。
それがWillbe小学部。