中学理科を勉強していくにあたり、「意味わからな~い」と言う子の気持ちは分かります。本当にすごくわかります。
理科は「観察と実験によって分かった事実」「定義」を扱うので、「受け入れるしかない」側面があります。
こどもたちの「なぜ」に答えるには子ども達の知識が足りないという側面もあります。(もちろん、私の知識が足りないこともあります。)
観察の結果、地球が自転しているのは間違いない、そのことについては受け入れるしかないのです。もちろん、観察技術が進むことで、ちがう事実が発覚することはあるのかもしれませんが、いまのところ事実です。
これは高校物理を勉強していくにあたって大事な心構えなのだろうと思います。
経験からくるイメージと実態が噛み合わないことも多いため物理を勉強していくにあたり「なぜ」ですか?という質問は意外と危険なのです。他ならぬ私が「なぜ」と考えてしまうからです。
「なぜ?」「自分の考えではダメなのか」と考えるより「これが仮に正しいとしたら」と考えると楽に噛み砕ける感じです。
ふと高校生の質問に答えながら、こちらの記事を送り付ける私がいます。
物理が「スラスラわかる天才」と「チンプンカンプンの凡人」、決定的に違うのはなにか?(田口 善弘) | 現代新書 | 講談社
要約抜粋すると
本当には納得できなくても仮にそれが本当だったらどんなことが起きるだろう、と考えられる人、心から納得できなくてもそれが正しいと仮定して先に考えを進められる人、そういう人が傍から見たら物理がわかったように見える、ただそれだけのことなのだ。
ということです。
私は、3年ほど前「宇宙はなぜそのような宇宙なのか」という本を読みました。はっきり申し上げて「もう1つの宇宙がある」と言われて何を言われてるのか分かりません。
物理に詳しい人たちに聞いて回りました。
返ってきた答えは「そう考えるとうまくいくことが多い」ということが答えでした。
はっきり言って、相対性理論も意味が分かりません。
説明されても「ぽや~~~~」としています。
でも、そう考えるとうまくいくことが多いのだそうです。
☝ここでもそのようなことが言われておりました。
高校生達へ
数式をみたり、
考え方をみて、
よく分からなかったとしても
定義と実験結果
を受け入れる姿勢は必要かもしれません。
物理が何も分かっていない私が言うのだから間違いはありません。
以上をふまえた上で、もう少し定義について、詳しく見ていきます。
定義については、人間か勝手に名前を付けたのだから、疑っても仕方がないのです。
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