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全力で中学生・高校生に向けて勧める本「世界を信じるためのメソッド~ぼくらの時代のメディア・リテラシー~」

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さて、赤穂市の学習塾 個別指導塾Willbeの光庵が高校生・中学生に向けて読んでみて欲しい本を全力で紹介するシリーズ。


本日は、こちら


世界を信じるためのメソッド―ぼくらの時代のメディア・リテラシー





ご紹介するのは今回が初めてではなく、以前にブログを書いていた気がするのですが、、、ないのです(。・ω・。)


高校生・保護者の皆様から好評を頂いている本ですので、あらためてご紹介致します。


中学生・高校生に読んで欲しいオススメランキング堂々の1位でございます。(Willbe調べ)










高校生として読むならば?



高校現代文、大学受験現代文では非常に難解な思想や哲学をテーマとする出題があります。


難解な思想を理解出来れば良いですが、それは高校生としてなかなか難しい。


抽象的な表現を理解するには、具体例をより多く知っていることが重要です。




「表象」


例えば、


現代文の教科書に「~が表象する」といった言葉がたくさん出て来ます。


「提示すること、示すこと、表現すること」といった意味で使われますが、わざわざ「表象」という言葉を使っているので「提示すること、示すこと、表現すること」だとややニュアンスがズレてしまいます。


演劇やテレビに関係する学部を志望する高校生ならば「文化表象」といった言葉は聞いたことがあるやもしれません。


表象としてのメディア


テレビにしろ、Instagramにしろ、写真にしろ何かを「表現」しています。


現実に起きていることを写真や映像によって切り取っているわけです。


そして、


現代文においては、SNSにしろ、テレビにしろ、ドラマ・YouTube・インスタ・写真にしろ、この「表象」を論じている文章は「本当に表現することって出来るの?」「事実をありのままに表現することって出来るの?」といった観点を主なテーマに据えています。


そういった文章を読み込んでいく上で、抽象的なテーマですから、自分の知っている具体例を駆使して理解していく必要があります。


抽象と具体を行き来するためには、具体に対するイメージが必要なのです。


現代文の文章を読んでいて、筆者も抽象表現のあとに具体例を交えて論じてくれていますが、その具体例が「??」って感じのことが多いですよね。





抽象を具体化してくれているはずなのに、具体から抽象へと戻れない問題。





そこで、具体例として「世界を信じるためのメソッド、僕らの時代のメディア・リテラシー」(森達也)をオススメさせて欲しいのです。




中学生を対象に文章を書いてくれているので、読みやすいし、面白いのです。




メディア関係に興味のある方、メディア論に関する内容がぴんと来ていない人へは絶対にオススメする1冊です。





書かれていることは、


確かに、メディアは現実を伝えようとしてくれていますが、でも、そこには必ず現実を伝えようとする人の「主観」があるから、絶対に、絶対に、「現実」そのものにはならない。

といったことです。




もともとは「有名テレビ番組のディレクター」「映画監督」をされていた森達也さんが、テレビ番組の裏側を赤裸々に具体例として伝えてくれて、


テレビだけではなく、

メディアは全て、事実と嘘の境界線の上にいる。それをまず知ろう。

その上でメディアを利用しよう。

~中略~

メディアが嘘ばかりついているとの思い込みもちょっと違う。

人が人に伝達する。

その段階でどうしても嘘が混じる。

でも、

嘘の集積が、真実になることもある。

~中略~

大切なのは世界は多面的であるということ。

「世界を信じるためのメソッド」P146



そんなメッセージを具体例を用いて語ってくれています。


「表象」といった言葉が多用され、抽象化されたメディア論についての文章を読むのが苦手な方はぜひ一読下さいませ。


具体の世界へようこそ














中学生として読むならば


つづきはそのうち










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あの本を読みたいけれど、学級文庫や赤穂の図書館ではいつもだれかが借りている。そんな本があれば是非教えて下さいませ。

「Willbe図書館」においてもらえるかもしれないよ!



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