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なぜ、総合選抜・学校推薦型選抜、に早期対策が必要なのか?

総合型選抜/学校推薦型選抜入試

総合型・学校推薦型選抜入試とは、「志」入試である。



こんにちは、赤穂市の個別指導塾Willbe塾長の光庵です。本日は、あらためて「総合選抜・学校推薦型選抜入試を早期に対策する必要がある」ことについて、弊塾小論文担当佐藤が語ります。


赤穂市周辺においては、推薦といえば「指定校推薦」、推薦といえば「一部の優秀な人のみが受ける」というイメージが払拭されていませんが、私立大学入学者の半数は推薦入試で有り、指定校推薦という言い方もなくなり、国公立大学も推薦入試の割合を増やす傾向にあります。


学力を担保しながら「志」を求める入試が広がっているのです。





最初に「志」の話

総合型選抜・学校推薦型選抜では、出願において志望理由書や自己推薦書を提出する必要があり、面接や小論文等、他の課題も含めた多面的な人物評価によって選抜が行われる試験です。


大学で学ぶ強烈な目的や動機があるかどうか、大学での学びを卒業後にどのように生かし、何をして生きていくつもりなのかという明確なビジョンを示すことが求められ、何よりも受験生の「志」が見られるという特徴があります。


したがって、総合型選抜・学校推薦型選抜においては「志」の醸成が必要になります。


社会の中で何をして生きていきたいのか、そのために大学で何を学ぶ必要があるのか

これまで、合格してきた生徒たちのなかには、特別な実績等はなくとも最初から「志」が明確だった生徒もおり、こうした生徒は総合型選抜・学校推薦型選抜の対策にさほど苦労しません。


もちろん試験に臨むために必要な各種の対策を十全に行い、一般入試に劣らない努力や準備が必要になるのは変わりがありません。ここで述べた「苦労しない」という言葉の意味は、「志」が醸成されていない、「志」が定まっていない生徒たちと比較した場合、相対的に対策上の「苦労が少ない」という意味です。


将来の方向性が「なんとなく定まっている(気がする)」というレベルや段階にあり、かつ「短期間」で総合型選抜・学校推薦型選抜の対策の準備を整えようとすると「非常に苦労する」ことになります。


まず、受験生当人がなんとなくというレベルで決めたり、描いた将来像は未だ「志」と呼べる段階になく、本気で何に取り組み、どうやって生きていきたいのかを明確に言語化し、定めるまでは志望理由書の内容も二転三転する、あるいはそもそも志望理由書を書けないからです。


したがって、「志」の萌芽が見えない、あるいは将来を見定める力がまだないと判断した生徒の指導はお断りさせていただいた場合もこれまでにあります(これは生徒にとって悪いことではありません。大学に入ってからじっくり考えてもよい事柄だからです。そのために一般入試があるわけです。試験のために焦って将来を決めることのほうが危険です)。


総合型選抜・学校推薦型選抜は誰でも受けられる試験ではないことを認識していただければと思います。社会の中で何をして生きていきたいのか、そのために何を学ぶ必要があるのかについて(自分の目的に照らした具体的な研究計画書を提出させる大学もあります)、真摯に考えることが要求されるからです。





総合型選抜・学校推薦型選抜の対策が本質的に時間のかかる理由について

とはいえ、多くの生徒は「志」が「なんとなく定まっている(気がする)」というレベルや段階で佐藤の元を訪れます。


これを力強い意志を有した将来の「志」として主体的に言語化し、表現していくためには、丁寧な対話を行い、将来進もうとする分野や学ぶべき学問領域についての基礎的な知識を十分に備えながら、自分がその分野で何をしたいのか、何をするべきなのか、じっくりと考える時間が必要になります。こうしたことには非常に時間がかかるのは当然です。


自分の将来も見定めて、どの大学で何を学ぶかを考えることは、いくら時間をかけてもかけすぎることはないといえるからです。


この点は、保護者の皆様には特によくご理解いただけるものと思います。自分の将来を志望理由書も含めた出願の締め切りに合わせて、たったの数週間で「それっぽい言葉」でまとめることの貧しさや浅薄さ、危険性を考えれば、総合型選抜・学校推薦型選抜の対策には本質的に時間がかかるものであるということが皆さまにご理解いただけるものと思います。






問題の当事者であることや原体験は必要ではない

先の記事(最初に「志」のお話)のなかでは、各種社会問題や自身の掲げる課題に対する当事者であることや「自分事」であることを重視しています。


しかし、これはあくまで受験生が限られた時間で効率的に対策を進めなければならないという制限が課せられた、いわば無茶で切迫した状況において妥当する事柄です。説得力を持つ志望理由書を書き、盤石な面接やプレゼンテーションの対策を行うためには、自分のテーマに対する切実さや当事者性を訴えることが最も効果的だからです。


しかし、私自身は社会問題等への当事者性や自身の原体験は本質的にはまったく必要ないと考えています。自分が将来何をしたいのか、何に興味を持ち大学で何を学びたいのかについては、生徒たちの興味・関心に沿って考え、志望がおのずと醸成していくのが自然だと考えるからです。


とはいえ、将来的に総合型選抜・学校推薦型選抜において志望理由書を書くということになるのであれば、そうでなくとも仮にも大学への進学を目指すのであれば、自分の将来や取り組みたいテーマ、興味関心を持つ事柄について高校生活の折々に真剣に探究していくことが必要だと言えます。


したがって、総じて将来を考えることには時間を要するため、対策は1,2年生から始め、「細くとも長く」継続していくべきだとこれまでもセミナーやこのブログなどで何度となく訴えてきた次第ですし、そのための対策講座も弊塾はご用意してきたわけです。





自分自身を知る

自分が現在何に興味関心があり、将来どのように生きていきたいのか。自分自身を知る必要があります。


私は、生徒や保護者の皆様とのご面談の段階で生徒たちに「今現在、あるいは今まで生きてきて一番テンションが上がったことはなんだい?」、「自分がしていて最も楽しいと思えることはなんでしょうか?」、「将来は何をしてどうやってご飯を食べていくつもりですか?」とよく尋ねます。上手く答えられない生徒たちもたくさんいます。自分の興味関心が自分自身でわかっていないからです。


親御さんが「こうだよね」と答えるか、答えを促す場面もよく見かけますが、それでは全然ダメなのです。アニメでも漫画でもファッションでもゲームでもなんでもいいのです。


自分の好きなことや興味のあることぐらい自分でベラベラと語ることができないと総合型選抜・学校推薦型選抜には全く向きません。自分自身のことを知ることから総合型選抜・学校推薦型選抜の対策は始まると言えます。




社会や世界を知る

自分の興味関心や問題意識が明確になってきたら、それが社会や私たちがただ一度生きるこの世界においてどのような現状にあり、自分の理想に対して、どのような活動や対策ができるのかについて徹底的に考えたり、調べる必要もあります。


○○が好き、○○に興味があるという個人的な思いや夢の段階から、世界の中において自分の果たすべき自身の「志」を考えていく必要があるわけです。


そのためには、社会や世界を知る必要があります。何も考えることなく部活動ばかりしている「だけ」では(部活動を否定しているわけではもちろんありません)、それは「趣味」でしかなく、将来への道筋は開けてこないのです。


もっとも簡単、お手軽に、しかも安価に社会や世界を知る方法があります。それは本を読むことです。それゆえ、弊塾では1,2年生で潜龍舎の指導を受けない期間であっても、生徒の志望や関心に沿った読むべき本や見るべき映画などについて時宜を見て紹介させていただいております。本を読み、知見を深めていくことにも当然、時間がかかります。



いますぐこの本をよめ



ここまでお読みいただけた方々であれば、「なぜ、総合型選抜・学校推薦型選抜の対策を早期から始める必要があるのか」という問いに対する答えを得られたと思います。ぜひ、総合選抜型・学校推薦型選抜入試対策専門塾Willbeにおいて少しずつ総合型選抜・学校推薦型選抜の対策も始めていかれることを望みます。


「志」ある皆様のご来塾をお待ちしております。




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