2024年8月。
2024年に読んだ本の中で一番感動した本をご紹介いたします。
兵庫県赤穂市個別指導塾Willbeがお届けする圧倒的不人気シリーズ【今月の追加図書】
今月は「科学的とはどういう意味か?」
科学的とはどういう意味か?
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科学的無知、思考停止ほど、危険なものはない!
「横行する非科学に騙されるな!」
元・N大学工学部助教授の理系作家による科学的思考法入門。
科学――誰もが知る言葉だが、それが何かを明確に答えられる人は少ない。しばしば「自然の猛威の前で人間は無力だ」という。これは油断への訓誡としては正しい。しかし自然の猛威から生命を守ることは可能だし、それができるのは科学や技術しかない。また「発展しすぎた科学が環境を破壊し、人間は真の幸せを見失った」ともいう。だが環境破壊の原因は科学でなく経済である。俗説や占い、オカルトなど非科学が横行し、理数離れが進む中、もはや科学は好き嫌いでは語れない。今、個人レベルの「身を守る力」としての科学的な知識や考え方とは何か。
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森さんへの愛
森博嗣さんといえば、公立高校入試頻出の作家さんです。
「科学的とはどういう意味か」森さんの小説だろうと☝の類の本だろうと、公立高校入試に出題されている理由がわかるります。これは大人たちの心の叫びなんだろうとおもいます。
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(↑小説)
森さんが小説家なのか科学者なのか分かりませんが、おそらく時代が求めている人物というのは森さんのことだと思うのです。
私達みたいにインテリぶって分かってる風を醸し出している人でもなく専門家であるがゆえにどうしても「専門用語」をかみ砕けない人よりも、森さんが社会には必要です。
本質(理解)が先か?
Vs
暗記が先か?
みたいなディベートちっくな話題が森さんの文章を読んでおりますと陳腐にみえちゃいます。これからの時代は、こういう人が稼げる人になるんだろうなと読みながら思っています。
おそらく私は、この本に付箋をはって文章に悩んだら、この本を引用しようとするだろうと思います。科学とは何か?これはなんでしょうか。誰に読んで欲しいか?感動はしたものの、誰に紹介するべきかまよう1冊になってしまいました。
後日談
嬉しいことに私のブログを読んで?(少し定かではないw)「科学的とはどういう意味か」を読んで下さった方がいます。
その方はあとがきに書いてある
科学を好きになる必要はない、ただ、理由もなく嫌いになるのは損ですよ」というのが本書の趣旨だが、「嫌いでない」は「好き」の入り口である。ほんのちょっとでも、興味を持ち、ほんのときどきでも「もしかして、これ、好きかも」と思えるようなことがあれば幸いである。
の一説が印象に残ったと教えてくれました。
私もこの一説が好きなんです。言われて読み返していました。考えてみればこれは普段から大切にしたいと思っている姿勢の1つです。(出来ているかどうかは分かりませんw)
もちろん私は塾の先生であるから
・勉強が好きであって欲しい
・科学が好きであって欲しい
と願う気持ちはあります。
しかし、前面には押し出そうとは思っていません。
私が楽しそうに話していることは、数人の子ども達に影響は与えるとはいえ、全員に影響を与える可能性はないからです。「好きになること」に対して強制はしません。
故に「大人のエゴWillbe図書館」と称して大量の本を塾においていますw100人中1人が手に取って読んでくれればそれでよい。自己満の世界です。
Willbe 図書館
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