数学であそぼ
数学の「美しさ」と「遊び心」を同時に味わえる、稀有な漫画体験
数弱の私には、数学の面白さはわかりません。しかし、それでもマンガとして面白かった。
数学を愛する人は、往々にして“数学の話がしたいのに、周囲がついてこない”という孤独を抱えやすい(らしい)。
日常の中で美しい対称性を見つけても、フェルマーの最終定理の証明でワイルズが乗り越えた“最後の壁”に感動しても、あるいは単に「今日の夕焼けは絶対に指数関数的に減衰してる」と思っても、その共感を誰と共有していいのか分からない(らしい)。
事実。
私はまったく共感できませんでした。
ただ、気持ちは分かるのです。
数学に限らず、学びとは、多くの人にとって「学生時代で終わるもの」であり、好きであっても語り合う場が少ない分野です。
言葉を置き換えてしまえば、誰にだって共感出来うる部分はある。
だからこそ、私がマニアック歴史漫画の登場に萌えるように、『数学であそぼ』の登場は数学ファンにとって、非常にありがたい“オアシス”のような存在だと感じる。
一方で、
「好き」な世界にのみ固執せず”社会”に合わせるという姿勢も重要で、そういったこともキチンと描かれていて好感が持てる。
例えば、映画/映画「博士が愛した数学」より数学しているだろうし、神作家紫式部のあり得ない日々級にはクスっとしてしまう。
神作家紫式部のありえない日々はこちら
「数学を愛してる」は重い。
私のように大して数学が好きでもない
算数が好きかも
数学が好きかも
ってぐらいの小学生や中学生にもおススメです。
数学が好きでもない人へ
数学が好きな人たちの世界
・構造が美しい
・答えがひとつに収束していく快感がある
・定理や証明が“世界の言語”のように感じられる論理がピタッとはまる瞬間の幸福感がある
・抽象が抽象とつながり、世界が広がる
難しい数式が分からなくても、☝こういった☝世界を味わうことができます。
なぜなら、私にはオイラーの定理で萌えることは不可能だからです。
ちょっと、数学が好きな人の世界観を覗いてみてはいかがでしょう??
ご利用の注意点
理解が大事だ!!
とはいうものの、数学を学ぶ上で「えーから計算ゴリ押せ」といった瞬間は避けて通れません。
あるいは「小学生」に対して「理解しなさい」と言っても無理なことがあります。
4巻ぐらいにそういった描写が出てきております。
理解原理主義者にならないよう一言申し上げておきまする。
円の面積公式。
小学生が完全に理解することが難しいから、あまり説明されていないのです。
こんなの増やしました
塾生へのお知らせ
あの本を読みたいけれど、学級文庫や赤穂の図書館ではいつもだれかが借りている。そんな本があれば是非教えて下さいませ。
「Willbe図書館」においてもらえるかもしれないよ!
Willbe 図書館

























































































