こんにちは
赤穂市の進学個別指導塾Willbeの光庵です。
所謂「勉強」でも学力の向上は望めるのですが、所謂「勉強」を効率よく進めようと思った時に助けてくれるのが「教養=無駄な知識」です。
小学生/中学生/高校生のうちから、出来うる限り無駄な知識に出会っておいて欲しいといった想いから、毎月のように本を購入して誰でも閲覧可能にしています。
今月は小熊英二さんの「日本社会をかえるには」です。
高校生を悩ます資本論
資本論という言葉ほど高校生を悩ます言葉はありません。
去年の姫路東高校の定期テスト現代文の出典が、

「ヴェニスの商人の資本論」でした。
文系学部に進むと絶対に登場する資本論。資本論、資本論、、、、共産主義?社会主義?自由主義?一体何なのですか?
当たり前のように使いますが、結局、なんの話なのかよくわからない。
そりゃそうですよね。マルクスが何を言っていたかなんて大学教授でさえも食い違うこと(らしい)ですから、私も偉そうには話せません。
今までも、これからも「資本」を中心とした世の中なのですから、資本論ぐらいはちょろっと理解してはいかがでしょう??
格好つけて資本論を読むより、身のほどを知って「武器としての資本論」を読んでみましょう〜!
格好つけているのは私だという噂があります。
え?
武器としての資本論
『武器としての「資本論」』は、マルクスの『資本論』を現代社会への批判的視座として改めて考え直し、日本社会の現状を分析してみようという1冊です。
著者は、格差や貧困が拡大する資本主義社会の病気とも思える弊害をマルクスの理論で読み解き、労働者が搾取される構造を明らかにします。
特に日本における「自己責任論」や政治的無関心を、資本主義に適応させられた結果と捉え、「資本論」は現代を変革するための“武器”になりうると主張します。
学術的ではなく、実践的・闘争的にマルクスを読み直すことで、現代人が「当たり前」と思い込んでいる価値観に疑問を投げかけ、連帯や抵抗の可能性を模索します。『資本論』を難解な古典ではなく、今の時代の実践の書として提示しているのが特徴です。
(とはいえ、具体的にどうすればよいかは私にはわかりませんw)
白井さんがおっしゃることも十分に分かるのですが、ではどうすれば良いのだろうとふつふつとした疑問が生じます。個人として考えるきっかけにはなります。
政治や社会というと大きな話ですが、個人としてどのように生きていくかを考える起点としてはかなり役立つように思います。
塾生へのお知らせ
あの本を読みたいけれど、学級文庫や赤穂の図書館ではいつもだれかが借りている。そんな本があれば是非教えて下さいませ。
「Willbe図書館」においてもらえるかもしれないよ!
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